2021/12/17
史上最大規模の“光と音の大スペクタクル・ショー”と呼ばれる1994年のピンク・フロイドのラスト・ツアーを収録した映像大作『驚異』。2006年のDVD発売時には【第21回日本ゴールドディスク大賞】で<ザ・ベスト・ミュージック・ビデオ>も受賞した歴史的超大作が、オリジナル・マスターテープからレストア(修復)、リエディット(再編集)され、初めてBlu-rayで発売されることが決定した。
更には1995年のライブCD『P.U.L.S.E』の伝説のパッケージ=交換可能な単3電池2本が埋め込まれ、赤いLEDライトが点滅する「“P・U・L・S・E”シグナル付」での限定復刻となる(2x Blu-rayおよび2x DVDの完全生産限定デラックス・ボックス・セット)。
DISC1は、当時“THE GREATEST SHOW ON EARTH”と称された【The Division Bell Tour】より、1994年10月20日の英ロンドンのアールズ・コートでの、名盤『狂気』の全曲再現ライブ(同作をフル演奏したライブ録音としては唯一のもの)を含む全22曲を収録。荘厳なピンク・フロイドの音世界とともに、史上最大のステージ・セット、美しく摩訶不思議な映像を写し出す大円形スクリーン、目が眩む光の洪水(ヴァリライトが生き物のように動き回り、レーザー光線が会場中を照らし出す)、宙を舞う牙の生えた巨大ブタ、光を放つ巨大ミラーボールなど、それまでのコンサートの常識や定義を大きく変えた2時間25分の伝説のコンサートがフル収録される。
DISC2にはミュージック・ビデオ、リハーサル映像、スクリーン映像、ドキュメンタリー他、2時間16分にも及ぶボーナス・コンテンツ、貴重映像が収められる。空前のスケールで行われたピンク・フロイド史上最高峰のライブのトータル4時間半を超える超大作・巨大絵巻が究極のクォリティ、究極のパッケージで生まれ変わる(日本語字幕付)。
映像は2019年の『ザ・レイター・イヤーズ』リリースにあたり、オリジナル・マスター・テープから入念な修復と再編集を施したものだ。2006年のDVDリリース時にヒプノシスのストーム・トーガソンが制作したアートワークは、今回はオーブリー・パウエル(ヒプノシス)監督のもと、ストーム・スタジオのピーター・カーゾンがデザインを新たに手がけている。2BDと2DVDの豪華デラックス・ボックスにはライブ写真満載の60ページのオリジナル・ブックレットとともに、歴代日本担当者の証言などを収録した日本盤独自の44ページ別冊ブックレット『ピンク・フロイドへの道』が付随される。
ニック・メイスンは、点滅するLEDライトについて 「あれは本質的に、私たちが楽しいと考えた装置なんだ。元々はストーム・トーガソンのアイデアで、“狂気”の象徴的な心臓の鼓動にも関連している。そう、つまりライブ・アルバムだからボックスが“生きている”んだね。シリアスでディープな意味を求めて理解に苦しんでいる人がいるかもしれないけど(笑)」 と語る。
ピンク・フロイド『驚異(RESTORED & RE-EDITED)』はデラックス 2Blu-rayバージョンとデラックス2DVDバージョンで2022年2月18日発売される。LEDライトが点滅する“P・U・L・S・E”シグナル付限定パッケージは、特殊仕様のため初回プレスのみとなる。
◎リリース情報
アルバム『驚異(RESTORED & RE-EDITED)』
2022/2/18 RELEASE
【デラックス 2Blu-rayバージョン】SIXP46-7 / 9,900円(tax incl.)
【デラックス2DVDバージョン】SIBP286-7 / 8,800円(tax incl.)
https://sonymusicjapan.lnk.to/PF_pulse
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