Billboard JAPAN


NEWS

2021/11/26

ビリー・アイリッシュ、豪グレート・バリア・リーフの保全活動を支援

 ビリー・アイリッシュが、オーストラリアのグレート・バリア・リーフの保全活動を音楽を通じて支援した。世界最大のサンゴ礁を救うために活動している非営利団体CoralWatchが、サンゴ礁への関心を高めるためのSNSキャンペーンの一環として、ビリーが2016年にブレイクしたシングル「オーシャン・アイズ」の使用許可を得た。この重要な海洋生態系では、世界的な気候危機による海水温の上昇の影響でサンゴの白化現象が拡大し、深刻な危機に瀕している。

 CoralWatchは、先週末Facebookで公開されたこの提携に関する投稿で、「SHE SAID YES!(彼女が了承してくれた!)ビリー・アイリッシュが、サンゴ礁についてのさらなる認識を高めるために、自身の楽曲“オーシャン・アイズ”の使用を許可してくれました。ありがとうビリー!」と感謝した。この投稿には、CoralWatchの最年少で最も熱心なサポーターの一人である8歳のイライジャ・リチャードソンがキャンペーンについて語る短い動画が含まれている。

 イライジャはこの動画で、「すごく興奮しているし、すごく嬉しい。許可をくれてありがとうビリー」と感謝している。彼の説明によると、1年前にビリーにメッセージを送り、CoralWatchのキャンペーンに「オーシャン・アイズ」を使わせてもらえないかと尋ねたそうだ。当時ビリーには何千万人ものフォロワーがいたが、自身は200人にも満たず、「ようやく何とか彼女まで辿り着いて、彼女はYESと言ってくれた」と彼は振り返った。イライジャは、サンゴ礁を“全く新しい世界”と呼び、そこに依存して生活している生物がたくさんいると話している。ビリーの広報担当者からのコメントは得られていない。

 世界の自然版七不思議の一つであるグレート・バリア・リーフは、3,000の個々のサンゴ礁システムから構成されているが、2016年、2017年、2020年に発生した海洋熱波による大量の白化現象により、システム内の浅瀬のサンゴ礁の量が半分になるなど、大きなダメージを受けている。

ビリー・アイリッシュ その他の画像・最新情報へ

関連商品

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    <インタビュー>YUTA(NCT) ミニアルバム『Depth』に込めたソロアーティストとしての挑戦――「たくさんの経験があったから今がある」

  2. 2

    和楽器バンド、活休前最後のツアーが開幕 10年分の感謝をこめた渾身のステージ

  3. 3

    <インタビュー>米津玄師 新曲「Azalea」で向き合った、恋愛における“距離”――「愛情」の源にある“剥き身の生”とは

  4. 4

    <ライブレポート>ano「次に会う時まで必ず生きて」――ツアー追加公演完走、音楽でたどり着いた“絶対聖域”

  5. 5

    ロゼ&ブルーノ・マーズ、11/22大阪開催【MAMA】で「APT.」世界初披露へ

HOT IMAGES

注目の画像