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2021/11/22

ウー・ルー、<Warp>と電撃契約&強烈な新曲「Broken Homes」のMV公開

 英サウス・ロンドンを拠点に活動するヴォーカリスト/マルチ・インストゥルメンタリスト/プロデューサーのウー・ルー(Wu-Lu)が、<Warp>との電撃契約を発表し、最新シングル「Broken Homes」をリリースした。あわせてウォン・カーウァイ作品や映画『ブレイド』にインスパイアされたミュージック・ビデオも公開された。

 ここ一年間を通して抱いた社会意識を詰め込んだという「Broken Homes」は、現代社会で多くの人が経験している不公平感や帰属意識の欠如、不安定な環境で育ったために成長の機会を得られない現実に焦点を当てている。グランジ、ポストパンク、ダブ、ラップを融合させた楽曲は、聴き終わった後もずっと心に熱が残る強烈なトラックだ。ウー・ルーことマイルス・ロマンス・ホップクラフトは、家庭内に良いお手本がいないことをテーマにこの曲を書いているが、困難な状況にもかかわらず、物事は必ず良くなると訴える。

 「みんなが毎日抱えてるすべてのクソみたいなことでも、物事は全部良くなる可能性がある。結局のところ俺たちはもっと可能性に満ちているんだ。俺たちはキングで、クイーンで、ダイヤモンドの原石なんだよ。暗闇の中で輝く光の道標なんだ」とウー・ルーは語っている。

 ブラック・ミディのドラマー、モーガン・シンプソンが参加した楽曲を含め、リリースした3枚のシングルがいずれも高い評価を受け、すでに世界中のフェスティバルに出演、Fader、Mojo、Crack、Quietusらメディアが絶賛するなど、たった一年で一気に注目を集めたウー・ルー。勢いに乗るUKバンド・シーンとも密に交流しながら、独自のスタイルでUKの新たなオルタナティブ・ロックの潮流を巻き起こしつつあるウー・ルーの動向から目が離せない。