Billboard JAPAN


NEWS

2021/11/13

ジャスティン・ビーバーがバーチャルで、BTS&メーガンがTV初披露、エド・シーランがAL首位:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースは、ジャスティン・ビーバーに関する話題から。ジャスティン・ビーバーが、バーチャル・エンターテイメント・プラットフォームのWaveで、最新アルバム『ジャスティス』の楽曲を披露するバーチャル・ライブを生配信することが発表された。現地時間2021年11月18日に開催されるこのイベントでは、モーション・キャプチャー・デバイスを装着したジャスティンがコントロールする自身のデジタル・アバターと視聴者がリアルタイムで交流することが可能となる。Wave社に出資しているジャスティンは、「僕はWaveに大いに信頼を置いており、ファンと交流する新しい方法としてプラットフォームをとても気に入っています」と声明で述べ、「このテクノロジーを用いて、人々を一つにし、世界中のファンと交流するのを楽しみにしています。ファンの皆さんにこのインタラクティブ・パフォーマンスを体験してもらうのが待ちきれません」と続けた。今回のバーチャル・ライブで、ジャスティンと触れ合いたいファンは、Waveに無料登録することが可能だ。米太平洋時間11月18日の午後6時から生配信されるライブの模様は、ジャスティンの公式YouTubeチャンネルでも視聴できる。

ジャスティン・ビーバー、Waveでバーチャル・ライブ開催決定&アバターとしてファンと交流も

 11月5日、米テキサス州ヒューストンで開催されたトラヴィス・スコットが主催する音楽フェスティバル【アストロワールド・フェスティバル】で、スコットがパフォーマンスしていた際に観客がステージに殺到し、少なくとも8人が死亡し、多数の負傷者が出る事故が起きた。この悲劇的な事件を受け、スコットは翌6日夜に動画でファンに向けてメッセージを発信した。自身のインスタグラム・ストーリーズに投稿した動画で彼は、「昨夜失われた人たちに祈りを捧げたい。遺族の困難な時期に手を差し伸べられるように、俺たちは今、実際に特定に取り掛かっている」と述べた。また、「て言うか、正直なところ、ただ打ちのめされているんだよ。こんなことが突然起こるなんて想像もできなかった」と続け、「みんなに常に最新情報を提供できるよう、できる限りのことをするから」と動画を締め括っている。ヒューストン市のシルヴェスター・ターナー市長は、現地時間6日の午後3時過ぎに行われた記者会見で、この事故による死者が8名であること、死亡した7名の年齢が14歳から27歳であることを確認した。犠牲となった男性1名の身元はまだ確認されていない。

トラヴィス・スコット、主催フェスの死亡事故を受けてメッセージ動画を公開「ただ打ちのめされている」

 11月8日、BTSがメーガン・ザ・スタリオンと共に大ヒット曲「Butter」のリミックスを【アメリカン・ミュージック・アワード】(AMAs)でTV初披露することが発表された。彼らの出演に加えて、プエルトリコのレゲトン・スターのバッド・バニーや、社会現象となった10代のスターであるオリヴィア・ロドリゴもパフォーマンス・アーティストとして決定した。オリヴィアは、最多の7部門にノミネートされ、今年【AMAs】デビューを果たすことになる。過去に【AMAs】を2度受賞しているバッド・バニーは、「Lo Siento BB:/」の世界初TVパフォーマンスを行う。彼は、2018年にJ.バルヴィンと今年の司会であるカーディ・Bと共に「I Like It」で授賞式のエンディングを飾って以来の登場となる。BTSは、近年【AMAs】を6度受賞しており、昨年は母国の韓国からリモート・パフォーマンスを行った。今回、彼らは<アーティスト・オブ・ザ・イヤー>を含む3部門にノミネートされている。メーガン・ザ・スタリオンも同じく、3部門の候補に挙がっている。

【2021アメリカン・ミュージック・アワード】BTS&メーガン・ザ・スタリオンが「Butter」リミックスを披露へ

 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、アデルの「イージー・オン・ミー」が3週目の首位をキープした。10月23日付チャートで68位にデビューし、翌10月30日に首位を獲得した「イージー・オン・ミー」は、今週セールスが32%減少の15,800、ストリーミングが19%減少の2,580万回にそれぞれ下降したが、全体数と比較すればいずれも高く、デジタル・ソング・セールス・チャートでは3位から2位に上昇。ストリーミング・ソング・チャートでは、Hot 100と並び3週目の1位をキープした。主要チャートの中ではラジオが好調で、前週から12%増加の7,000万回を記録して、エアプレイ・チャートでは4位から2位に最高位を更新している。前週の13位から10位に、今週新たにTOP10入りしたのは、英オックスフォード出身の4人組ロック・バンド=グラス・アニマルズの「ヒート・ウェイヴス」。ストリーミングは5%減少の1,510万回、セールスは11%減少の2,800にそれぞれ下降したが、エアプレイが29%増加の3,080万回に上昇し、ランクアップに繋げた。

【米ビルボード・ソング・チャート】アデル3週連続首位、グラス・アニマルズ自身初のTOP10入り

 そしてアルバム・チャートでは、エド・シーランの新作『=(イコールズ)』が1位に初登場した。本作『=(イコールズ)』は、豪華ゲスト陣にスポットを当てた前作『No.6 コラボレーションズ・プロジェクト』(2019年)から約2年、シンボル・アルバム・シリーズとしては『÷(ディバイド)』(2017年)から4年半ぶり、4作目のスタジオ・アルバム。Billboard 200での首位獲得は、その2作と2ndアルバム『x(マルティプライ)』(2014年)を含む4作目で、最高5位を記録したデビュー作『+(プラス)』(2012年)から全てのアルバムがTOP5にランクインした。なお、本国イギリスでは5作全てが1位を獲得している。5位に初登場したのは、ラッパー=メーガン・ザ・スタリオンの『Something for Thee Hotties』。本作は、YouTubeのみで配信したトラックや、過去の未発表曲を集めたコンピレーション・アルバム。6月にリリースした先行シングル「Thot Shit」は、ソング・チャート“Hot 100”で16位、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートでは6位にランクインするヒットを記録した。

【米ビルボード・アルバム・チャート】エド・シーラン4作目のNo.1獲得、メーガン・ザ・スタリオンTOP5デビュー

 

今週のその他の注目ニュース

ニッキー・ミナージュ、リリースから10年を経て「Super Bass」がRIAAによってダイアモンド認定
『梨泰院クラス』OSTで注目のGaho、11/23に初のフル・アルバム『Fireworks』リリース
巨匠スピルバーグが直談判、『ウエスト・サイド・ストーリー』映画化に50年以上かかった理由とは
エド・シーラン、エルトン・ジョンと3曲のクリスマス・ソングを制作したと明かす
TOMORROW X TOGETHER、幾田りら参加の「0X1=LOVESONG」MV公開

関連記事