2021/11/10 13:00
すでに気候変動対策の活動家として活躍しているポール・マッカートニーが、2021年の国連気候変動会議(COP26)で、急速に悪化している地球環境に畜産が影響を与えていることを認識するよう指導者たちに求めている。
ポールは、家族の協力を得て、2015年のCOP21で決定された気候変動の緩和、適応、資金調達が含まれた国際協定である“パリ協定”に加え、“Plant Based Treaty”(植物由来の条約)を採択するようCOP26の参加者に呼びかけている。マッカートニー一家は共同で、「私たちは、動物、環境、人間にとっての正義を信じています。だからこそ、Plant Based Treatyを支持しており、個人や政府に署名するよう要請します」と声明を発表した。
Plant Based Treatyのグローバル・キャンペーン・コーディネーターであるAnita Krajncは声明で、「世界中の科学者、政府代表、宗教指導者、そして今や有名人が、畜産の拡大と森林破壊の停止、植物を中心としたフード・システムへの移行、そして土地の再植林と再野生化を求めています。肉、乳製品、卵の消費が、三大温室効果ガスである二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素の排出を促進していることを認識する人が増えています。今度こそCOP26の出席者や他のリーダーたちにそれを認めていただく必要があります」と説明している。
ポールは、COP26でPlant Based Treatyを採択するよう働きかける前から、農業資源への負担を減らすことを提唱してきた。2009年、ポールは娘のメアリーとステラと共に、“毎週少なくとも1日は植物由来のものだけを食べることで、気候変動を遅らせ、貴重な天然資源を節約し、健康を増進することを人々に奨励する”という目的で、Meat Free Mondaysという活動を立ち上げた。この活動をテーマにした料理本も出版している。
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