2021/11/08
トランぺッター、コンポーザー、そしてプロデューサーとして現代ジャズ・シーンで活躍する精鋭シオ・クローカーが、最新アルバム『ブラック2ライフ||ア・フューチャー・パスト』からアリ・レノックスと共演した「エヴリ・パート・オブ・ミー」のミュージック・ビデオを公開した。この曲は、シオが「世界で最も素晴らしいリリシスト」と絶賛するUK注目のシンガー=エゴ・エラ・メイ、アリ・レノックスとの共作となっている。
変貌しながら進化する新世代シーンのファーストコール・トランぺッターであるシオ・クローカーがコロナ禍に完成させた最新作はフル・アルバムとして2年ぶり、6枚目となる。ワイクリフ・ジョン、アリ・レノックス、シャーロット・ドス・サントス、カッサ・オーバーオール、マイルス・デイビスの『ライヴ・イヴル』でも演奏していたゲイリー・バーツ等多彩なアーティストが参加しており、ブックレット表4側にはゲスト・メンバーもしっかり描かれている。普遍的な起源をもつブラックネスを讃え未来に放つ現代のオラトリオのジャケット・アートワークは、青山トキオが手がけた。
シオ・クローカーはトランペットを通して語る現代のストーリーテラーだ。クリエイターとして境界線を設けることを嫌う【グラミー賞】ノミネート・アーティストであり、プロデューサー、作曲家、思想的リーダー、インフルエンサーでもあるシオは、伝えたいことを音楽にのせて響かせる。
【グラミー賞】受賞のトランぺッター、ドク・チーサムを祖父にもつシオは、上海で7年間の音楽活動を経て、2014年にディー・ディー・ブリッジウォーターとのコラボ作『Afro Physicist』の沸き立つようなユニークなサウンドとともに音楽シーンに飛び込んできた。若くして注目され、これまで様々なアーティストたちと共演しており、J.コール『4 Your Eyez Only』やコモン『Black America Again』にも参加している。2016年リリースの2作目『Escape Velocity』が成功を収め、続く2019年の『Star People Nation』で大きく飛躍する。【第62回グラミー賞】で<ベスト・コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム>にノミネートされ、多くのメディアがその才能を称賛。伝統的なジャズ・ファンからも注目を浴びる存在となった。
10月からヨーロッパ各地でアルバム・リリース・ツアーを行っているシオ。パリ、ロンドン、オスロ、ストックホルム、ブリュッセル、アムステルダム、ユトレヒト、プラハ、ウィーン、ミラノ等を経て、11月27日には世界の殿堂ベルリンのフィルハーモニーで行われる【ジャズ・アット・フィルハーモニー】公演でマイルスの「スケッチ・オブ・スペイン」をベルリン・フィルのメンバーと演奏することが予定されている。
◎リリース情報
アルバム『ブラック2ライフ||ア・フューチャー・パスト』
2021/10/20 CD RELEASE
SICJ-30023 / 2,500円(plus tax)
※日本盤のみボーナス・トラック2曲収録
https://sonymusicjapan.lnk.to/BLK2LIFEAFUTUREPAST
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