2021/11/02 16:15
ウィル・スミスが、フィットネスをテーマにした新しいYouTube Originalsシリーズ『Best Shape of My Life』で、自身の精神状態について明かしており、シリーズ初の予告編のある場面で自殺を考えたこともあったと話している。
6話が配信されるこのドキュメンタリーでは、スミスが20週間で20ポンド(約9kg)の減量に挑戦し、“人生で最高の体型を手に入れる”ための努力を描いている。彼の自叙伝『Will』の執筆と並行して撮影されたこのシリーズは、ハリウッドの大物俳優のエンターテイナーとしての人生と精神面を深く掘り下げたものとなっている。
公開された予告編で彼は、「この番組を始めたとき、肉体的には人生で最高の状態になっていると思っていたけれど、精神的には別のところにいた。結果的に、自分自身の隠された部分をたくさん発見することができた」と語っている。
新型コロナウイルスのパンデミックで精神的にも肉体的にも大変な思いをした彼が、自身が望む最高の体型を取り戻すために激しい肉体改造に乗り出したとき、自身の成功の裏にある行動に疑問を抱き始める。家族や親しい人たちの協力を得ながら、彼は“ハリウッドで最も人気のアクション・スター”としての公的な人格が、いかにメンタル・ヘルスを守る自衛手段となっていたかを解き明かしていく。
予告編では、スミスがワークアウトしているだけでなく、本を執筆している様子も映し出され、「自分の人生や、人々が知らない多くのことをさらけ出している」と語っている。また、家族とテーブルを囲んでいるときに、「人生で唯一、自殺を考えた時」のことに言及している。
「僕は今、自分のことをどれだけ知らないかを世界に示そうとしているんだ」と彼は語り、「皆さんがウィル・スミスとして理解してきたもの、つまりエイリアンを殲滅するMCであり、大物映画スターであることは、ほとんどが作り物なんだ。自分自身を守るために、慎重に作られ、磨かれたキャラクター。世界から自分を隠すために」と続けている。
このドキュメンタリー・シリーズは、スミスと妻のジェイダ・ピンケット・スミスの製作会社であるウェストブルック・メディアによって製作されている。ウェストブルック・メディアは、ピンケット・スミスが司会を務めているFacebook Watchシリーズ『Red Table Talk』を手がけている会社だ。『Best Shape of My Life』のエピソード1と2は、スミスの自叙伝が発売される前日の現地時間2021年11月8日に公開され、残りの4エピソードはスミスの公式YouTubeチャンネルで翌日から毎日1話ずつ公開される。
『Best Shape of My Life』は、ウェストブルックのルーカス・カイザーが共同制作し、デクストン・デボリー(『Unbanned』、『Promiseland』)が監督と共同制作を務める。この5日間のオンライン・イベントは、スミスにとってYouTube Originalsとの2回目のコラボレーションで、1回目は『Will Smith: The Jump』だった。このチャリティー・イベントで彼は、2018年に50歳の誕生日を迎えた際に、米グランドキャニオン上空でヘリコプターからバンジー・ジャンプを敢行した。
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