2021/10/30
今週の洋楽まとめニュースは、BTSに関する話題から。2021年10月24日、BTSがオンライン・コンサート【BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE】を盛況のうちに終えた。 BTSは1年ぶりのコンサートだっただけに、いつにも増して華やかでダイナミックなパフォーマンスを披露した。新しいツアーの開始を知らせた同日のコンサートは、世界197か国及び地域で視聴された。BTSは、オンラインで行われた【BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE】において、「(踊るのに)他の誰かの許可は必要ありません。 僕たちと一緒に踊ってください」とし、最後の曲として「Permission to Dance」を選曲してエネルギッシュな余韻を残した。BTSは、この日のコンサートで約150分間にわたり、「ON」、「FIRE」、「Dope」、「DNA」をはじめ「Blood Sweat & Tears」、「Life Goes On」、「Dynamite」、「IDOL」、「Permission to Dance」など計24曲を熱唱した。当初はオフライン・コンサートとして準備されていたが、コロナの状況によりオンラインで行われた【BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE】には、大型スタジアム・コンサートの壮大な規模とリアルな臨場感をそのまま伝えるため、大型LED画面と最先端技術が導入された。
BTS、オンライン・コンサート【BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE】で24曲熱唱「近いうちに皆さんに会いに行きます」
現地時間2021年11月5日と11月6日に行われるトラヴィス・スコット主催の音楽フェスティバル【Astroworld】にバッド・バニー、テーム・インパラ、21サヴェージらが出演することが発表された。トラヴィスの地元である米テキサス州ヒューストンのNRGパークにて開催されるフェスには、他にもベイビー・キーム、シザ、リル・ベイビー、ヤング・サグ、チーフ・キーフ、ロディ・ロッチ、シェック・ウェス、ドン・トリヴァーら人気アーティストやソウル・レジェンドのアース・ウインド&ファイアーが出演予定だ。さらには、スペシャル・ゲストとしてマスター・P、ヒューストン・オールスターズ、イヴ・トゥモアも参加する。今年で開催3回目となるフェスティバルのテーマは「Open Your Eyes to A Whole New Universe(全く新しい世界へ目を開こう)」で、フェス主催者によるとキャパシティを拡大し、10万人の来場者を予定しているそうだ。現在、一般二日券が350ドル(約4万円)から限定枚数追加販売されている。今年の春に販売された一般チケットは、ラインアップが発表されていない中、1時間以下で完売となった。これまでのフェスもすべて開催前にチケットが売り切れているが、今年は過去最速でソールドアウトとなった。
トラヴィス・スコット主催フェス【Astroworld】ラインアップ発表、バッド・バニー/テーム・インパラ/21サヴェージ出演決定
10月22日に9thミニ・アルバム『Attacca』をリリースしたSEVENTEENが、米ビルボード“Billboard News”のテトリス・ケリーとの新しいインタビューで、『Your Choice』のあとに素早くカムバックしたこと、アルバムに込められた愛のメッセージ、CARAT(SEVENTEENファンの総称)に音楽制作のプロセスに参加してもらっていることなどについて語っている。13人組のK-POPグループである彼らは、6月にリリースしたミニ・アルバム『Your Choice』からわずか4か月で『Attacca』をリリースし、新曲でファンを喜ばせているが、すぐにペースを落とすつもりはないようだ。HOSHIは、「僕たちは休みませんよ」と述べており、S.COUPSも、「今は皆さんと直接お会いすることができないので、より一層頑張りました。せめて音楽を通じて、もっと頻繁に繋がりたいと思いました」と付け加えている。このミニ・アルバムに収録されている新曲「Rock With You」は、“恐れを知らない恋人たち”のための曲で、愛のメッセージは常に重要だとメンバーたちは考えている。S.COUPSは、「僕たちがこのアルバムで表現しようとした愛は、あなたがどこにいようとどんな姿をしていようと、“あなた”は“私”にとって最高で最も大切な存在であるというメッセージです」と説明し、「逆に、どこにいようとどんな姿をしていようと、僕たちは誰かにとって最も大切な存在になることができるんです」と語っている。
SEVENTEEN、9thミニ・アルバム『Attacca』に込められたメッセージについて語る
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、アデルが復帰シングル「イージー・オン・ミー」で約6年ぶりの首位を獲得した。解禁後わずか5時間の集計で先週68位にデビューした「イージー・オン・ミー」は、その5時間分を除く残りのポイントが今週のチャートに反映し、1位に急上昇。Hot 100での首位獲得は、2015年11月14日から2016年1月16日までの10週を記録した「ハロー」以来約6年ぶり、下記のタイトルに続く5曲目の快挙で、それぞれ8位を記録した「スカイフォール」(2012年)、「センド・マイ・ラヴ(トゥ・ユア・ニュー・ラヴァー)」(2016年)の2曲を含む、通算7曲目のTOP10入りを果たした。TOP40には、最高21位をマークした「チェイシング・ペイヴメンツ」(2009年)から11曲目のランクインとなる。「イージー・オン・ミー」の週間セールスは、先週の14,800から74,000に、ストリーミングは310万回から5,390万回に、エアプレイも310万回から6,500万回にそれぞれ跳ね上がり、セールス、ストリーミングの両チャートでも1位を獲得、Hot 100との3冠を制した。エアプレイ・チャートでは、全フォーマットによるランキングに改正された1998年12月以降、初登場の順位としては歴代最高位となる4位にデビューしている。
【米ビルボード・ソング・チャート】アデル復帰シングル「イージー・オン・ミー」で自身5曲目の首位獲得
そしてアルバム・チャートでは、ヤング・サグのニュー・アルバム『パンク』が1位に初登場した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。本作『パンク』は、2019年8月にリリースしたデビュー・アルバム『ソー・マッチ・ファン』から約2年ぶりに発表した2枚目のスタジオ・アルバム。Billboard 200での首位獲得は、その『ソー・マッチ・ファン』、今年4月にリリースしたYSL Recordsのコンピレーション・アルバム『Slime Language 2』を含む3作目で、以下の作品に続く8作目のTOP10入りを果たした。『パンク』が今週記録した初動ユニットは90,000で、そのうちアルバム・ストリーミング(SEA)が77,000、トラックによるユニット(TEA)が1,000、アルバム・セールスは12,000だった。アルバムの週間ストリーミングは、全20曲で1億200万回を記録している。アルバムからの先行シングルはなかったが、ガンナやフューチャー、ポスト・マローン、トラヴィス・スコット、故ジュース・ワールドなど著名ゲストが多数参加したことで、ストリーミング強化に繋げた。その『パンク』にゲストとして参加したドレイクの 『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』は、先週の1位から2位に下がり、週間ユニットも前週から12%減少の83,000まで落ちた。続いて3位に初登場したのも、『パンク』の最終曲「Day Before」にフィーチャーされた故マック・ミラーの『フェイセズ』で、先週に続き今週もTOP3はヒップホップ勢が独占した。
【米ビルボード・アルバム・チャート】ヤング・サグ『パンク』初登場1位、故マック・ミラー/コールドプレイ/ビートルズTOP5入り
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