LiSA、「明け星」が米ビルボード・グローバル・チャート2種にチャートイン

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2021/10/29 11:00

　2021年10月30日付の米ビルボード・グローバル・チャート2種“Global 200”と“Global Excl. U.S.”（グローバル・エクスクルーディング・U.S./米国のデータは除外）は、主にアデルの話題が中心となった。

　新曲「イージー・オン・ミー」が両チャートで首位に輝いたアデルは、同曲が収録された来月リリースの新作『30』を含む4枚のスタジオ・アルバムから計11曲をグローバル・チャートに送り込み、これらの楽曲の全世界での週間総ストリーミング数は3億3200万回となった。この他にも、今週は様々な言語、地域、ジャンルで活躍する海外アーティストがチャートインし、ランキングを国際色豊かなものにした。

　ブラジル人ラッパーのグロリア・グルーヴによる「A Queda」は“Global Excl. U.S.”171位に初登場し、グローバル・チャート入りした初のドラァグ・クイーンとなった。同曲は、10月21日に終わる集計週に1,110万再生を記録しており、MRCデータによると再生回数のほとんど（そしてセールスの85％）は米国以外でのものだった。

　「A Queda」が記録した、米国外での1,100万再生のうち、700万回はビデオ・プラットフォーム、400万回はオーディオ・プラットフォームでの再生で、内訳はビデオが63％、オーディオが37％だった。これは、当週“Global Excl. U.S.”にチャートインしている200曲のうち、チャートイン58週目で、95位につけているピンクフロッグの「ベイビー・シャーク」に次いで2番目にビデオ再生の割合が高く、同曲の米国外での再生回数2,130万回のうち87％はビデオ再生だった。

　LiSAは、今週2曲の日本語曲をグローバル・チャートに初登場させた。TVアニメ『「鬼滅の刃」無限列車編』のオープニング・テーマに起用されている「明け星」は、“Global Excl. U.S.”で43位、“Global 200”で107位、「往け」は“Global Excl. U.S.”で104位をマークした。彼女は、昨年10月に「炎」で“Global Excl. U.S.”最高2位を記録している。

　また、人気ガールズ・グループBLACKPINKのメンバーであるLISAの「MONEY」と「LALISA」も引き続きランクインしている。いずれもチャートイン6週目となっており、前者は“Global Excl. U.S.”で9位に下降、後者は36位につけている。

　ベルギー生まれのラッパー/プロデューサーのストロマエは、当週チャート唯一のフランス語曲となる「Santé（サンテ）」を“Global Excl. U.S.”76位、“Global 200”143位に初エントリーさせた。全世界での初動ストリーミング数は1,210万回で、ダウンロード数は3,500だった。200位圏外ではあるが、彼が2009年にリリースした「Alors on danse（だから踊る）」は、TikTokにて再び人気に火がついたことから、前週から6％増の780万再生を記録している。

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