2021/10/28
2008年にミックステープ『A Kid Named Cudi』で米ヒップホップ・シーンに彗星の如く登場したキッド・カディのドキュメンタリー『A Man Named Scott』が2021年11月5日からAmazon Prime Videoで全世界配信されることが明らかになり、公式トレイラー映像が公開された。
レブロン・ジェームズによる米HBOのトーク・シリーズ『The Shop』を手がけたロバート・アレクサンダーが監督する今作は、10年以上にわたり“音楽スターと文化的ヒーロー”としてスポットライトを浴びてきたキッド・カディのキャリアに迫る内容となっている。ドキュメンタリーでは、『Man on the Moon』3部作以外にも、これまで彼が発表してきたアルバムのクリエイティブ面における選択、制作プロセスを通して彼の人生に影響を及ぼしてきた個人的な葛藤も深掘りされる。
今回解禁となった予告では、キッド・カディがアーティストとしての信念を語る姿や彼の音楽がいかに自身の人生に影響を与えたかをファンたちが話す様子が収められており、彼のコラボレーターたちは、その唯一無二のアーティスト性について見解を述べている。
キッド・カディの代表作となる『Man on the Moon』3部作には、うつ、不安、孤独などを取り上げた楽曲が収録されている。2009年に『Man on the Moon: The End of Day』がリリースされる前、この前年に発表されたカニエ・ウェストの『808s and Heartbreaks』を除いて、ヒップホップ界でこういったトピックについてラップすることはタブーとなっていた。
ドキュメンタリー『A Man Named Scott』は、3部作の最終章となった『Man on the Moon III: The Chosen』のリリースから約1年後に配信される。2020年12月にリリースされた彼の最新フル・アルバムとなる今作は、全米で144,000ユニットを売り上げて、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場2位をマークし、R&B/ヒップホップ・アルバム・チャート“Top R&B/Hip-Hop Albums”では見事1位に輝いた。
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