2021/10/13 18:30
これまで数々のヒット曲を飛ばしてきたシンガー・ソングライターで【ラテン・グラミー賞】の受賞歴があるマルーマは、現在ミュージシャンとして頂点に立っている。しかし、2019年のマドンナのアルバム『マダムX』に収録された楽曲「メデジン」で彼女とタッグを組んだことで、彼は自身の芸術性をさらに高めることができたそうだ。マルーマは、マドンナが「多くの点で、(彼の)ヴィジョンを変えた」と米ローリング・ストーン誌で述べた。
マルーマとマドンナがお互いをインタビューをした記事の中で、彼はマドンナに最新コンサート・ドキュメンタリー『マダムX』の監督と共同脚本を務めることがなぜ重要だったのか質問した。「私のショーは、自分のヴィジョン、哲学、そして魂なの。すべて自分で組織する必要がある。私には伝えたいメッセージがあり、それをクリアにしなければならない。それを他の人に頼ることはできない」とマドンナは答えた。
マルーマは、マドンナの芸術に対する姿勢に触発されて、自分の芸術性にもっと自信を持つようになったと説明した。彼は、「私はまだ若く、この業界やキャリアの中でまだ多くのことを学んでいる途中ですが、自分に自信を持つことは重要なことでした」と語った。「あなたと出会ってから、いつも自信を持つようにしていて、本当に感謝しています。乾杯」と続けた。
マドンナが、「私と一緒に仕事をした後、照明や衣装などにもっと気を配るようになったといいんだけど」と言うと、マルーマはそうしていることを認めた。二人がタッグを組んだ「メデジン」は、米ビルボード・ダンス・クラブ・チャートで1位を獲得し、米ビルボード・ホット・ラテン・ソング・チャートで18位にランクインした。
また、マドンナは来たる伝記映画の脚本の執筆がいかに大変な作業であったかを明かし、「これまでで最も消耗し、やりがいがあった経験」だったと述べた。
彼女は、「子供の頃から今までのことを事細かに覚えていなければならないので、ある意味、心理療法のようなものね」と説明した。「私が今の私であることを決定づけたすべてのもの、アーティストとしての道のり、ミシガンを離れてニューヨークに行くことを決めたこと、若くて考えが甘かった頃の自分に起きた全てのこと、家族や友達との関係、死にゆく多くの友人を見届けたことを思い出すということは……時に、ベッドに入ってただ泣きたくなるような執筆のセッションもあるの。私が言おうとしてること、わかる?つまり、私は多くのことを忘れていたことに気づき、追体験し、深く掘り下げ、特定の瞬間に感じた感情を思い出そうとした。それがたとえ楽しいこともトラウマになるような経験でも……そうして、私はクレイジーな人生を送ってきたのだと悟った」と続けた。
マドンナの伝記映画の公開日はまだ発表されていないが、コンサート・ドキュメンタリー『マダムX』は10月8日からパラマウント・プラスで独占配信がスタートした。
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