2021/10/07
現地時間2021年10月6日、米ロサンゼルス市議会が屋内のエンターテインメント会場に加え、屋内のレストラン、バー、ジム、ショッピング・センター、パーソナル・ケアを行う施設に入る前にワクチン接種完了の証明書の提示を求める条例を11対2で可決した。この条例は、12歳以上が対象となり、11月4日から施行される。
新しい条例は屋内のみに適用され、ワクチン接種完了(ファイザー、モデルナの場合は2回目の接種から、ジョンソン・アンド・ジョンソンの場合は接種から少なくとも2週間以上経過)の証明書がない12歳以上は、同市内の屋外施設を引き続き利用することができる。
また、医療上の理由でワクチン接種を受けられない人や、屋内施設が宗教上の理由での免除を許可した場合は、今回の義務化の対象外となる。これらの免除者やその他のワクチン接種をしていない12歳以上は、72時間以内に新型コロナウイルスの検査結果が陰性であることを証明できれば、屋内施設を利用することができる。
5,000人以上が参加する屋外イベントにおいても、ワクチン接種証明または72時間以内の陰性証明の提示が義務化される。今回の条例は、米ロサンゼルス・カウンティが9月15日に発表したハリウッド・ボウルやドジャー・スタジアムを含む1万人以上が参加する屋外の「メガ・イベント」で、今週木曜日からすべての参加者と従業員にワクチン接種の証明書または72時間以内の陰性証明の提示を義務付ける条例とは異なる。後者の条例は、以前の米ロサンゼルス・カウンティの1,000人以上が参加する屋内イベントでのワクチン接種証明または検査結果の陰性証明を必要とする条例を拡張したものであった。
今回の条例に該当する屋内施設は、11月に施行される条例によりワクチン接種証明が必要になることを10月21日から告知する必要がある。この義務に従わない企業やビジネスには、更正通告書が出され、2回目、3回目、それ以降の違反に対し、それぞれ1,000ドル(約11万円)、2,000ドル(約22万円)、5,000ドル(約56万円)の罰金が科せられる。
この条例は、米ロサンゼルス市長のエリック・ガルセッティによって署名される予定だ。米NBCニュースによると、ガルセッティ市長は先週、「市の職員、警察官、消防士をもう一人も失いたくない」と述べ、この条例への支持を表明していた。
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