2021/10/04
カナダに拠点を置くオルタナ・ポップ・バンドのValley(ヴァリー)が新作EP『ラスト・バースデー』をリリースし、収録シングル「Cure」のミュージック・ビデオも公開となった。
最新シングル「Cure」についてヴァリーは次のように語っている。「バンドを始めてから7年間、“Cure”のような曲を作りたいとずっと思っていました。私たちはいつも、もう少しロックで、ギターを強調することを避けていた。“Cure”では、ようやくそれが放たれたように思います。私たちは、ギターの音を100倍に増して、もっとロックなアンセムを作りたかったんです。元々、この曲はドラマーのカラとミッキー(マイケル)がザ・キュアーについて話していて、自分たちの好きなバンドをどうやってリファレンスしようか考えていました。そこで、そのコンセプトを反転させました。ザ・キュアーを題材にして、自分たちが誰かのキュアー(治療者)になることや、誰かのために絶え間なく無条件に尽くすことをテーマにしました。でも、ザ・キュアーを引用しているところが気に入っています。ブリッジの部分には、“Boys! Don’t! Cry!/But that’s a lie!”というラインがあります。これをライブで歌うのが待ちきれないです」
ヴァリーは、ロブ・ラスカ(Rob Laska)、カラ・ジェームズ(Karah James)、マイケル・ブランドリーノ(Michael Brandolino)、アレックス・ディマウロ(Alex Dimauro)の4人のメンバーで構成された、カナダ・トロントを拠点とするオルタナ・ポップ・バンド。元々は2つの異なるバンド、Cars&GuitarsとNational Parksのメンバーが地元のスタジオで偶然に同じ時間帯にダブルブッキングされたことをきっかけに出会い、結成に至る。
”カナダーのグラミー賞”こと【ジュノー賞】では、最も活躍が認められた新人グループに送られる<ブレイクスルー・グループ・オブ・ザ・イヤー>にノミネート。ザ・バンド・カミノやレノン・ステラのツアーへのサポートアクトとしても参加するなど、着実にその実績を積み重ねている。
2021年3月にリリースした「Like 1999」は、韓国を中心に日本のTikTokでも流行を巻き起こした。外に出る機会も減り、憂鬱な気持ちを持つ若者世代の間で、「2020年にもウンザリ / 1999年だった時みたいに騒ごう」という「Like 1999」のメッセージが共感の嵐を呼び、楽曲の歌詞と日本語訳を載せた動画の投稿がTikTokでトレンド化。瞬く間にLINE MUSICやSpotify Japanのバイラル・チャートなどでチャート上位に浮上した。本人たちもこの状況を受け、自身のYouTubeチャンネルに日本語歌詞付きのビデオを公開していた。
◎リリース情報
EP『ラスト・バースデー』
2021/10/1 RELEASE
https://umj.lnk.to/Valley_LastBirthday
Photo: ©Becca Hamel
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