2021/09/28
YOASOBIの新曲「ツバメ」が、NHK子ども向けSDGs番組シリーズ『ひろがれ!いろとりどり』のテーマソングに決定した。
「SDGsをいっしょに学ぼう!」をテーマに、SDGsを楽しく身近に学べる企画や特集番組を発信している、SDGs番組シリーズ『ひろがれ!いろとりどり』。2021年10月からのテーマソングとなる「ツバメ」は、楽曲の原作となる物語を番組の視聴者となる子どもたちから募集するプロジェクト「YOASOBIとつくる 未来のうた」でグランプリに選ばれた物語『小さなツバメの大きな夢』(乙月なな・著)を元に制作された。この物語は『ひろがれ!いろとりどり』公式ホームページで公開されている。
このテーマソング「ツバメ」の歌唱には、小学校1年生~5年生までの5人の小学生で結成されたSDGsこどもユニット「ミドリーズ」も参加。10月1日より、NHK『みんなのうた』で2分30秒バージョンのオンエアが開始となる。番組内で流れる映像には、振付家・MIKIKOによる“ツバメダンス”を踊る「ミドリーズ」と、番組マスコットキャラクターのアオとキイも出演している。フルバージョンの映像は、10月25日にウェブで公開予定。
◎Ayase(YOASOBI)コメント
6歳から19歳まで、皆さんの気持ちのこもった文章をあれだけの数目の当たりにして、これは真剣に向き合って作品を決めなければ、という気持ちになりました。グランプリ作品は、「ともに生きる」というテーマにしっかりと沿ったストーリーでしたし、本当に伝えたいと思ってこの物語を書いているんだな、ということが受け取れたので、僕もikuraも同じ意見で、満場一致での選出となりました。僕自身まだまだ知識が未熟な部分が沢山あるSDGsのこと、この作品を、楽曲を通して皆さんとともに学んでいければと思っています。
◎ikura(YOASOBI)コメント
「ともに生きる」ということについて皆さんがいろいろな考えを持って普段過ごしていて、今回こうして言葉を紡いでくれたのだと、感動しました。中でもこの「小さなツバメの大きな夢」の最後に込められたメッセージが私の中で特に響きました。「ともに生きる」という大きなテーマに対して自分は何ができるんだろう、と考えたときに、この物語から、「今すぐ大きなことはできなくても、大きな力を持っていなくても、一人一人が少しずつ手を差し伸べ合ったら、やがて大きなことを成し遂げることができる」というメッセージを受け取りました。みんなにとっても身近に感じられる、素敵なメッセージだと思いました。乙月ななさん、そして皆さんが紡いでくれた願いを歌に込められたらなと思います。
◎『小さなツバメの大きな夢』原作者・乙月なな コメント
今年高校生になって、何か新たな挑戦をしてみたいと思っていたところに「YOASOBIとつくる 未来のうた」の企画を知りました。YOASOBIは大好きなユニットですし、趣味で小説を書いていたので、YOASOBIのお二人に自分の作品を読んでいただけたらいいな、と思って応募しました。
SDGsについては、学校の探究の授業で取り組んでいて、身近にある問題として捉えていたので、今回の物語を書くにあたっても、特に身構えることはありませんでした。まず、陸の問題、海の問題、いろいろな課題を網羅できる題材を考えるうちに、広い地域を移動するツバメを主人公にすることを思いつき、そこから真っ先に思い浮かんだのが、ツバメが登場する『幸福な王子』の物語でした。SDGsの目指す「全員平等に」という理想がこの物語の中に表れていると思いました。ただ、幸福な王子のように恵まれている一部の人が私財を投じるだけではSDGsの目標は実現しません。何の力も持たない人でも、少しでも目標の実現に向けて動くことが大事だと思います。小さな存在であるツバメが、指示を出してくれる幸福な王子がいなくても、宝石も何も持っていなくても、自分にできることをしよう、と自主的に動く姿を通して、そのメッセージを描きたいと思いました。
YOASOBIの楽曲はリアルとファンタジーの絶妙なバランスが特徴だと思うので、そのあたりも意識しつつ、また、私はikuraさんが楽しそうに歌っている曲が好きなので、明るいラストになるように書きました。通学中にいつも曲を聴いている憧れのお二人が、私の物語をもとに曲を作り、歌ってくださることになり、とても光栄です。
◎振付家・MIKIKO コメント
ミドリーズ5人それぞれの個性が輝き
「ツバメ」のように未来に羽ばたく子どもたちが希望に満ち溢れていますように、
と願いを込めて翼をモチーフに振付を考えました。
垣根を越えて誰もがこのダンスで心が踊り、ひとつになれるように、
小さいお子さんやダンスが苦手な方でも簡単に踊れる「子ツバメバージョン」
少し難しい動きに挑戦してみたい方には「親ツバメバージョン」
と今回二つのバージョンをご用意しています。
是非一緒に踊ってみてください。
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