2013/02/27
ザ・スミスの元フロントマンであり、カルト・インディー・ソロアーティストのモリッシーは、パフォーマンスを披露する予定だった2月26日火曜放送の米トーク・ライブ番組『ジミー・キンメル・ライブ!』への出演を急きょキャンセルした。理由は、A&Eのリアリティ番組『ダック・ダイナスティ』のキャスト達(鴨猟に使用する製品で富を築いたロバートソン一家)も同夜、他のゲストとして出演することに抗議するためだ。
筋金入りの動物愛護運動家であるモリッシーは、この度のキャンセルについて以下のような声明を発表している。
「モリッシーは、明日(2月26日)の『ジミー・キンメル・ライブ!』に招かれたことを感謝しているが、『ダック・ダイナスティ』の出演者達もゲストに招かれているようなテレビ番組には、道徳的に出ることができない。もし彼らの出演を取りやめるのであれば、モリッシーは同番組でライブを行うことを光栄に思う」
さらに、「私の評判を考慮する限り、事実上、動物の連続殺戮者に等しい人々と一緒に番組に出るようなリスクを負うことはできない。もしジミーが“ダック・ダイナスティ”を放り出せないなら、私たちが身を引かなければならない」とも加えている。
ここ最近、多くの声明を出しているモリッシー。今月18日にも、3月2日に公演予定のロサンゼルスのステイプルズ・センターが、100%ベジタリアン食を出すことに賛成したと発表したが、後に同会場のオーナーであるAEGから拒否されている。
“ハリウッド・リポーター”の情報によれば、彼のパフォーマンスを録画にするなどの妥協案をいくつも企画したというが、『ジミー・キンメル・ライブ!』のプロデューサーは最終的に月曜日の午後、キャンセルを知らされたようだ。なお、番組にはモリッシーに代わりデンバーのバンド、チャーチルが出演した。
モリッシーにとって『ジミー・キンメル・ライブ!』でのパフォーマンスは、出血性潰瘍とバレット食道による1か月の休養からの復活ライブとなる予定だった。
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