2021/09/16 18:30
エド・シーランが、現地時間2021年9月12日に【2021 MTV Video Music Awards】(VMAs)で新曲「シヴァーズ」を披露した後、インターネット・ラジオAudacyの番組『The Julia Show』に出演し、授賞式での実際の雰囲気がどのようなものだったかを語った。
「会場は他のアーティストへの敵意や嫌悪に満ちていて、とても居心地の悪い雰囲気なんだ」と彼はインタビューで明かした。「英国での授賞式では、みんなが酔っぱらって、誰が受賞するかしないかなんて気にしてない。ただの夜遊びみたいなものだよ。アーティストたちは優しい人ばかりだけれど、その周りには受賞して欲しいと願う取り巻きがいる。あるアーティストの周りに10人、別のアーティストの周りにも10人いて、みんなお互いを横目で見ているんだよ。その場にいるのがとても不快な雰囲気なんだ。僕はいつもとても悲しい気持ちで帰ることになり、あまり好きじゃない」と続けた。
【2021 MTV VMAs】で「バッド・ハビッツ」が<最優秀ビデオ賞>を含む4部門にノミネートされていたエドは、すべての受賞を逃したが、今回のコメントは【MTV VMAs】に限ったことではなく、米国の様々なイベントや授賞式に当てはまると明確にした。「まるで多くの人が他の人の失敗を望むようなもので、それが嫌なんだ」と語った。
エドは、これまでに【グラミー賞】で4度の受賞、【ビルボード・ミュージック・アワード】(BBMAs)では7度、【MTV VMAs】では2度、【アメリカン・ミュージック・アワード】では1度、【アイハートラジオ・ミュージック・アワード】では4度と、米国の授賞式でたくさんの受賞歴がある。特に、2016年の【グラミー賞】では「シンキング・アウト・ラウド」が<最優秀楽曲賞>、2017年の【MTV VMAs】では<最優秀アーティスト賞>、2018年の【BBMAs】では<トップ・アーティスト賞>を受賞している。
また、アフター・パーティーには、ミュージシャンだけでなく彼らの取り巻きやインフルエンサーも参加するため、雰囲気が改善されることはないとエドは付け加えた。彼は【2015 MTVヨーロッパ・ミュージック・アワード】で司会を務めた際に、ホテルの最上階でダンス・パーティーを主催したそうだが、デュラン・デュランやマックルモアなどのアーティストたちに1人しか同伴できないと伝えたという。「そしたら、とても良い雰囲気だった。本当に良かったよ。ビールを飲んだり、ビリヤードをしたりと、誰もが楽しんでた。それに、“誰が誰よりも偉くて、誰がその夜の賞を獲得した”なんてことは関係なかった」と彼は思い出しながら語った。「今年の【VMAs】の後にも、ブルックリンにあるバーを貸し切って、同じことをやったけれど、カミラ(・カベロ)やショーン(・メンデス)が来てくれたんだ。ジャック・ハーロウも来たよ。クールだった」と続けた。
【MTV VMAs】のレッド・カーペットで新進気鋭のポップ・シンガーであるメイジー・ピーターズを引き連れて登場したエドは、米ビルボードのインタビューで彼女から学んだことについて語った。「僕にとって、メイジーのような一世代下の人がいることは素晴らしいことだと思うんだ。彼女がどのように曲を作り、どのようにファンに語りかけるかを見ていると、僕にはできなかったことを全く新しいレベルでやっているんだよね、そうやって育ってきているから」とエドは述べた。「彼女は自分のファン層にどう働きかけるべきかを理解している。2011年の僕とTwitterの関係と同じだ。現在の彼女の素晴らしいファン層も同じなんだ」と説明した。
エドは、5thスタジオ・アルバム『=(イコールズ)』の10月29日のリリースに向けて、シングル「バッド・ハビッツ」と「シヴァーズ」をリリースした。「バッド・ハビッツ」は米ビルボード・シングル・チャート“Hot 100”で最高2位にランクインした。
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