2021/09/14
2021年9月13日、ビヨンセとジェイ・Zが夫婦でフィーチャーされているティファニーの“About Love”キャンペーンの動画が公開された。
Emmanuel Adjei監督による約1分半のキャンペーン・フィルムは、ジェイが一人深夜にタイプライターで執筆している場面から始まる。彼はどうやら愛するビヨンセの到着を心待ちにしているようだ。彼がスーパー8・カメラで撮影した映像を織り交ぜた過去の記憶と、プライベート・ジェットでこちらへ向かっている現在の映像が交錯する中、彼女がしっとりとささやくように歌う名曲「ムーン・リバー」がムードを盛り上げている。
自ら撮影したフィルム映像をプライベート・シアターで再生しているジェイの目は、ビヨンセが常に身につけている巨大なイエロー・ダイアのように輝いている。彼が妻を待つ、米ロサンゼルスの夜景を独り占めできる個性的なガラス張りの建物は、オラム・ハウスと呼ばれるプロペラの形をした有名な建築物で、カーター夫妻がこの撮影のために自ら選んだそうだ。映像は最終的にビヨンセが到着し、二人でリュクスな夫婦水入らずの時間を過ごす、という内容になっている。
ティファニーは、最新の“About Love”キャンペーンにカーター夫妻を起用したことを2021年8月に発表した。発表時のヴィジュアルでは、ジャン=ミシェル・バスキアによる1982年の未公開絵画「Equals Pi」が初披露されたほか、ビヨンセがティファニー・ダイアモンドを身につけていたことが話題になったが、同ブランドを象徴するこのイエロー・ダイアがキャンペーンに使用されるのは初めてで、着用した女性はビヨンセを含め4人しかいない。
そのうちの一人であるオードリー・ヘプバーンが映画『ティファニーで朝食を』で有名にした「ムーン・リバー」は、ヘンリー・マンシーニとジョニー・マーサーによるスタンダードとなった1961年の楽曲で、【アカデミー賞】<歌曲賞>と【グラミー賞】<最優秀楽曲賞>を受賞した名曲だ。2004年にはアメリカン・フィルム・インスティチュートの“100 Years...100 Songs”(100年の100曲)で第4位にランクインし、2009年には【ソングライターの殿堂】から<タワーリング・ソング賞>を授与された。
また、ビヨンセとジェイ・Zのそれぞれの慈善団体であるBeyGOODとShawn Carter Foundationはティファニーと提携し、“About Love Scholarship”プログラムを立ち上げた。 HBCU(Historically Black Colleges and Universities)と呼ばれる、古くからアフリカ系アメリカ人に高等教育を提供してきた米大学に対し200万ドル(約2.2億円)の奨学金を提供し、歴史、コミュニケーション、芸術の分野を目指す学生を支援することを約束している。
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