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2021/09/09

難聴に陥ったドラマーの人生を擬似体験できる映画『サウンド・オブ・メタル』、スタジオ音響での先行上映が決定

 10月1日に公開される映画『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』の日本公開アートワークが完成。あわせて、音にこだわったスクリーンでの特別先行上映が決定した。

 本年度アカデミー賞主要6部門にノミネートされ、音響賞・編集賞を受賞した『サウンド・オブ・メタル』は、ドラマーとして生きる主人公 ルーベンに突然訪れる難聴という状態を擬似体験しているかの錯覚を与える作品。公開に先駆け、9月16日にヒューマントラストシネマ渋谷のodessaにて先行上映されることになった。

 odessaとはoptimal design sound system(+α)の略で、「劇場ごとに最適化されたサウンドシステム」に「劇場独自の映画体験が付加される」もの。高域・中域を1箇所から出力する事により位相干渉を無くして距離による偏差を少なくし、また地を這うような低域が特徴的な2つのウーハーから出力される。従来の劇場クオリティから一段グレードアップしたスタジオクオリティ音響を体験できる環境となる。

 なお、映画評論家・町山智浩は本作について下記のコメントを寄せている。

--
アカデミー賞に輝く音響設計で、「聴こえなくなること」を観客に経験させる。
それは絶望ではない。
音の代わりに、皆が失っている「静けさ」を獲得するのだ。

映画評論家 町山智浩
--

 突如難聴になったドラマーのルーベンは、一緒にバンドを組む恋人ルーに難聴者のコミュニティに連れていかれる。難聴であることをハンディとして捉えていなコミュニティの人々と過ごしながらも、その現実を受け入れることの難しさに直面するルーベンは、自分の人生を前に進めるために、ある決断をする…。人生の挫折・再生を描きながら、その主人公の人生を疑似体験できる秀逸な感動作『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』は10月1日公開。


◎odessa特別先行上映
日程:9/16(木)
時間:19時 上映開始
場所:ヒューマントラストシネマ渋谷
スクリーン:シアター1 odessa
鑑賞料金:通常料金(一般1800円、学生1500円、ハンディキャップ割引1000円)
座席販売:劇場HPにて9/14(火)AM00:00より販売開始
https://ttcg.jp/human_shibuya/

◎公開情報
映画『サウンド・オブ・メタル』
10/1(金)公開 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか
原題:Sound Of Metal
監督・脚本:ダリウス・マーダー 原案:デレク・シアンフランス 音楽:ニコラス・ベッカー、エイブラハム・マーダー 撮影:ダニエル・ブーケ 編集:ミッケル・E・G・ニルソン 出演:リズ・アーメッド、オリヴィア・クック、ポール・レイシー、マチュー・アマルリック、ローレン・リドロフ
製作国:アメリカ 製作年:2019年 上映時間:120分
https://www.culture-ville.jp/soundofmetal


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