2013/02/21
御年80歳にしてバイセクシャルであることを告白したソニー・ミュージックCCOのクライヴ・デイヴィスが、2月19日に著書『ザ・サウンドトラック・オブ・マイ・ライフ』を出版したばかりだが、早くも同書の内容についてケリー・クラークソンからクレームがついた。
デイヴィスは、『アメリカン・アイドル』シーズン1優勝者であるクラークソンのデビュー作とその後のヒットの連発に際し、A&R面で重要な役割を果たした。クラークソンはそんなデイヴィスへ、「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」と「ビコーズ・オブ・ユー」などの曲に関して行なわれた複数のミーティングについて、“勘違いしている”と主張している。
前者の曲についてクラークソンは、「(デイヴィスは)彼が私のアルバムに“シンス・ユー・ビーン・ゴーン”を入れるよう要求した時、私が突然“ヒステリックにすすり泣いた”と言っているけれど、全くの誤解よ。彼の話と曲はごちゃ混ぜになっているわ。私はオリジナルのデモにもっとギターを加えたかったんだけど、クライヴはそうじゃなかった。でも、マックス(・マーティン)とドクター・ルークと私はサウンドについて争い、私たちがクライヴを説得したのよ。だからこそ、あの曲には誇りを持っているの。曲について曖昧にするのは許せないわ」と“whosay.com”に綴っている。
また、後者のバラード「ビコーズ・オブ・ユー」については、デイヴィスは彼女を“ひどい”ソングライター呼ばわりし、“彼が授けた贈り物に感謝すべき”としたそうだ。
なお、クラークソンの主張に対し、デイヴィスは2月19日の午後にツイッター・アカウントから以下のように応えている。
「“ザ・サウンドトラック・オブ・マイ・ライフ”を読んだ人はご存じのように、私はケリー・クラークソンを素晴らしい才能をもった偉大なシンガーだと思っています。本の中で私は、わずかなクリエイティブ面での意見相違も含め、私たちがプラチナ・ヒットの数々を生み、共に歩んできた数年間を徹底的に調べて書いています。私は共有した時間を正確に描写していると思っているので、彼女が反論してきたことは本当に残念です。本が出版される前、私は自分のまわりにいる別々の5人に全て真実であるか確認しており、書かれている内容はそれぞれ徹底的に検証されているのです。私は自分の本に書かれている内容を支持します。同時に、ケリーの才能とキャリアがさらに飛躍することをいつも願っています」
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