2021/08/14 12:00
何でもアリなゲームの世界を舞台に、地味で平凡な“ゲームのモブキャラ”ガイが、主人公(ヒーロー)になろうとする姿を描くアクション大作『フリー・ガイ』が現在公開中だ。
日本で劇場公開されたばかりの本作は、アメリカでは「今年最も笑える」(DEADLINE)、「史上最高のゲーム映画」(Screenran)、「夏ぴったりな爽快感あふれる映画」(VITAL THRILLS)など、続々と大絶賛評が続出している。劇中や予告編には、マライア・キャリーの大ヒット曲「ファンタジー」が印象的に使われており、その発案はガイを演じたライアン・レイノルズだったことが判明。作品との親和性について、ライアンやショーン・レヴィ監督らが語った。
1995年にリリースされた「ファンタジー」は、米ビルボード・チャート “Billboard Hot 100”で史上初の女性歌手による初登場1位を獲得し、8週連続1位を記録したマライアの代表曲のひとつだ。この曲を取り入れたきっかけについて、レヴィ監督は「僕たちが当初脚本を練っていたときに、ライアンが、『本作の全編と、宣伝活動で一貫してシンボルとすべき曲は何だと思う?』と言いながらマライアの曲を提案してくれたんだ。ライアンは見事な曲のアイデアを思い付く達人なんだよ!」と打ち明ける。
作品の世界観にもぴったり合った、軽快で爽快感のある「ファンタジー」について、発案者であるライアンは「当初は違う曲を使う予定だったんだけど、なかなか合わなくて、突如、「ファンタジー」が良いと閃いたんだ。劇中の大半で、作品の機動力になってくれた。最高だよ!」と、本作との親和性についても太鼓判。ヒロインのモロトフ・ガール/ミリーを演じたジョディ・カマーも「「ファンタジー」がフィーチャーされているのはとても美しいシーンばかりで、胸を打つ場面にもなっているよ」と絶賛している。劇中でガイはモロトフ・ガールと運命的な出会いを果たし、すぐに心を奪われ恋に落ちる。「ファンタジー」の歌詞にも一部リンクするような、ゲームの世界のガイと、現実世界でモロトフ・ガールを操作するプレイヤーのミリーの住む世界の違う恋の行方にも注目だ。
さらにジョディがカバーしたバージョンが、劇中の一部で使われているという。ジョディはその経緯について「ライアンからテキストメッセージが届いて、『ハイ、ジョディ! 本作の一部のバージョンの「ファンタジー」を歌うのはどう?』と言われて、『うーん』となってしまったけど(笑)、自分でスキルを試してみてから、やることになった。「ファンタジー」ではあるけど、楽曲のアレンジによって全く別の曲にも聴こえると思う!」と、これもまたライアン発案の展開だと明かした。劇中で使用されているシーンについて、マライアはガイのセリフに合わせるように「私もこの歌大好き!」とSNSでコメントしている。
ゲームの世界ならではの爽快アクションはもちろん、ガイとモロトフ・ガールが紡ぎ出すドラマからも目が離せない本作。果たして2人にはどんな未来が待ち受けているのか? そして、ゲーム史上最大の危機が迫る中、ガイは世界を救い、ヒーローになれるのか!? あらゆる悩みも吹き飛ばす、爽快アクション超大作をお見逃しなく。
◎公開情報
『フリー・ガイ』
公開中
監督:ショーン・レヴィ
出演:ライアン・レイノルズ、ジョディ・カマー、ジョー・キーリー、タイカ・ワイティティほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C) 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.
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