2021/08/11
ツアー・クルーが新型コロナウイルス陽性となったため、グリーン・デイ、ウィーザーとともに行っている【Hella Mega Tour】の3公演への出演を取りやめていたフォール・アウト・ボーイが、現地時間2021年8月10日に米デトロイトのコメリカ・パーク公演で、ツアーに復帰した。
ベーシストのピート・ウェンツは、約1時間のセットの冒頭で、「バンドにとって、ここ一週間はやや混乱を極めた。でも今日ここで、みんなが僕たちと一緒に過ごせることを感謝している。いや、僕たちがみんなと一緒にここで過ごせることだな」と観客に伝えると、2015年のヒット曲「Uma Thurman」の演奏に入った。
さらに、ピートは近年ロックが衰退していることに触れ、「このセオリーに挑戦しようと思って、今夏最大級のロック・ツアーを計画しようと考えたんだ」と今回のジョイント・スタジアム・ツアーについて説明。そして3万人以上の観客が集まった会場を見渡すと「キッズが、まだロックンロールを聴いているというのは疑う余地がないね!」と話した。
フォール・アウト・ボーイがツアーから離れていた期間、バンドと集まった彼らのファンのために「Sugar, We're Goin' Down」のカヴァーを披露していた、ウィーザーのフロントマン、リヴァース・クオモは「フォール・アウト・ボーイが帰ってきた!とても興奮している」と自身のセットの途中で復帰を喜んだ。そして「今夜はカヴァーはやらないよ。だって変じゃないか。それに彼らの歌の方が最高だから」と続けた。
8月4日の公演で、ウィーザーが「Sugar, We're Goin' Down」のメロウなカヴァーを披露した際、ギブソン・フライングVを手にしたリヴァースが、コーラスで一緒に歌うよう求めると、スタジアムは観客の歌声に包まれた。また、ツアーのオープニング・アクトを務めているジ・インタラプターズも同曲のエネルギッシュにカヴァーで、観客をヒートアップさせていた。
フォール・アウト・ボーイは、ツアーから離脱を発表する際に、参加しているバンドとクルー全員がワクチン接種を完了しており、各バンドとそのクルーは独立したバブル方式をとっていると声明で述べていた。
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