2021/07/30 17:35
一連の英語シングルのリリースによりBTSがこの1年で獲得した世界的な成功は、彼らにとって祝福すべきものだった。しかし、この成功が新型コロナウイルスのパンデミックにより世界的なロックダウンの最中だったため、メンバーのJINはいつ、そしてどのように祝うべきかわからなかったようだ。
Weverseマガジンとの最新インタビューで、2枚目の英語シングル「Butter」が米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で8週にわたり1位を獲得した感想を聞かれると、JINは「今は仕事に行って帰るということしかできないので、(“Butter”が)どのように受け止められているかあまり実感がわきません」と答えた。「全ての授賞式がリモートやオンラインになったので、会場で直接受賞したり、雰囲気などを感じることができません。それに、私はあまりインターネットを使わないのです。その結果、プレッシャーをあまり感じなくなり、プロモーション期間を以前よりも少し楽しめるようになりました。好調なのが嬉しいです」と打ち明けた。
また、昨年“Hot 100”で1位を獲得し、米ビルボード・デジタル・ソング・セールス・チャートでの首位最多記録を更新した昨年のヒット曲「Dynamite」に続くリリースへのプレッシャーに対応するため、彼は「気持ちを整理し」、「いくつかのことに取り組んだ」と述べた。
「Dynamite」が1位を獲得した際のWeverseマガジンとの最後のインタビューを振り返り、JINは「以前よりも調子がいいのは確かです」と語った。「今は規則正しい習慣を保つようにしていて、スケジュールが少し不規則になることもありますが、この生活に慣れてきました。1日も休まずに働いていた時は、仕事が終わって就寝までに自分でしなければならないことがあり、ひどく疲れることもありました。しばらく規則正しい生活ができているので、以前よりも少し健康的で睡眠時間も増えました」と明かした。
また、ソロ曲「Abyss」をレコーディングした際、JINは自分に自信がないと語っていた。「自分自身について、自分でもよく理解できないところがあり、当時は落ち込んでいました。ですから、自分のそういった部分に向き合うことを選んだのです」と同誌に説明した。「今まで本当の自分に出会う機会がありませんでした。精神的に打ちのめされていたところから、やっと地に足をついて歩けるぐらいになりました」と続けた。
さらに、「Butter」のスタジオ・ヴァージョンでは気づかないかもしれないが、軽やかな高音は聞こえている以上にレコーディングが大変だったと明かした。同曲のサビの部分の音が「特に高い」ため、JINはプレッシャーを感じ、力を込めて歌ったようだ。「ですが、実際は力を入れすぎてしまったので、リラックスして冷静にならなければならないと考え続けていました」と述べた。「特に(“Butter”を)初めてパフォーマンスした時は、そんなことは忘れて、力を込めて歌いました。どのパフォーマンスでも緊張しますが、特に緊張するものもあります……とにかく、“Butter”ではたくさんの側面を見せることができで嬉しいです。私がハンサムなのは、知ってますよね?(笑)ハンサムな顔を見せて、自分の能力を全て発揮できるというのは幸せなことです。早くパフォーマンスで全てを披露したいです」と彼は意気込んだ。
このインタビューでは、JINが新しい振り付けを習得したり、歌詞を覚えたりするのが「遅い」こと、バンドの最新シングルが常にその時のお気に入りの曲である理由、過去の自信のない自分自身に会ったら「頭を上げろ」と伝えるわけについても触れた。「過去の自分にあまり多くのことを考えさせてしまうと、練習後に彼は疲れを感じてあきらめてしまうかもしれません。“頑張れ”と言うだけで十分だと思います」と語った。
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