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2021/07/31

『ザ・スーサイド・スクワッド』続編監督ジェームズ・ガン作品に必要不可欠な“音楽”に注目

 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を世界的大ヒットに導き、『アベンジャーズ』シリーズの製作総指揮も務めているジェームズ・ガン監督の最新作『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』が2021年8月13日より全国公開される。

 本作は、全員終身刑の悪党たちがデス・ミッション――世界の脅威「怪獣」プロジェクト――に挑む姿をド派手に描いたサバイバル・アクション大作だ。ジェームズ・ガン監督といえば、史上最もヒーローらしくないヒーローチームの活躍を描いた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を大ヒットに導いた一人。そんなジェームズ・ガン作品を語る上で避けて通れないものがある。それは“音楽”だ。

 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』では、70年代~80年代のヒットソングが作品を彩り、ストーリーにも深く関わっていた。ガン監督は『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』の音楽について「音楽は、僕の作品にとって重要なものです。例えば、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでは、音楽はストーリーの一部を語っています。そして、本作では感情を煽るための音楽になりますので、今作にとっても非常に重要な役割を果たしています」と、本作にとっても音楽は絶対に欠かすことのできない重要な要素であることを明らかにしている。

 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでは、主人公ピーター・クイルとガーディアンズの仲間たちの物語に、ピーターが亡くなった母親からもらった懐かしいヒットナンバーが欠かせず、ガン監督はピーターの成長を描きながら、その成長に合わせて音楽を選んでいた。音楽にこだわりを持つ監督には、独特な選曲方法があるようで、本作のプロデューサーで、映画『アクアマン』(2018)や『シャザム!』(2019)も担当してきたピーター・サフランは「ジェームズはいつも脚本の中にどのシーンに何の曲を使いたいのかを書き込んでいます。本作も脚本を書いている時点で曲を決めています。撮影の時もそのシーンで使う曲をかけながら撮影することもよくあります」と、監督が選曲と脚本制作を同時に進めていることを明かした。

 かつて「映画より、選曲のほうがプレッシャーだった」と言っていたほど、音楽を映画の一部として重要視しているガン監督は、その功も奏して、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)のサウンドトラックは【グラミー賞】にノミネート。米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”でNo.1に輝くなど、映画のサウンドトラックとしては前代未聞の大ヒットを記録した。本作のサウンドドラックには一体どんな驚きや興奮がつまっているのか、そちらにも期待が高まる。

 飽くなきキャラクター愛とセオリーを打ち崩す反骨スピリットが映画ファンから絶賛されているガン監督。大の日本のサブカル・フリークでもある彼が、予測不能な“極”悪党たちと巨大な敵との戦いを如何に魅力たっぷりに描くのか? 放送禁止用語もお構いなしのクレイジーさとノリ、そしてジョークとド派手なアクションで贈る本作を、ぜひスクリーンで。


◎公開情報
『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(R15+)
2021年8月13日(金)より、全国公開
監督/脚本: ジェームズ・ガン
キャスト:マーゴット・ロビー、イドリス・エルバ、ジョン・シナ、ジョエル・キナマン、ピーター・キャパルディ、シルベスター・スタローン、ヴィオラ・デイヴィスほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C) 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics

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