2021/07/30
2004年にイギリスで放送開始以来、2000年代を代表するポップ・アーティストを輩出してきたサイモン・コーウェルの高視聴率番組『Xファクター』が、英ITVによって打ち切られることがわかった。
サイモンが17年間続けた最も有名なリアリティ番組を打ち切るのではないかと噂された後、ITVは「現段階では“Xファクター”の次のシリーズの計画はありません」と声明で認めた。同番組は、15シーズンにわたり445ものエピソードが放送された。
ワン・ダイレクションやリトル・ミックスが結成するきっかけとなり、サイモン・コーウェルを世界的に有名にした英『Xファクター』がイギリスで最後に放送されたのは2018年だった。シャロン・オズボーン、ルイ・ウォルシュ、ニコール・シャージンガーといった審査員から指導を受けながら、出演者がより多くの一般投票の獲得を目指す同番組は、世界最大のTV制作会社フリーマントルとサイモン自身の制作会社サイコ・エンターテインメントが制作していた。
『Xファクター』は、2001年から2003年まで放送された『ポップ・アイドル』の代替番組として考案された。世界中で同じフォーマットが採用され、2011年からは米FOXで米国版が数シーズン放送されるなど、世界最大のリアリティ番組のフランチャイズとなった。2020年2月、サイモンは、その年の英『Xファクター』の制作を休むことを明らかにしていた。
サイモンの次のTV向けプロジェクトは、ITVとそのストリーミング・プラットフォームであるITV Hub向けの音楽クイズ番組『Walk The Line』となっている。
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