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2021/07/19

アート×音楽×食【Reborn-Art Festival】に櫻井和寿、小林武史、Salyuら

 アートと音楽と食のイベント【Reborn-Art Festival 2021-22】の最新情報が更新された。

 3回目となる【Reborn-Art Festival 2021-22】。「利他と流動性」をテーマに掲げ、東日本大震災から10年という節目に、これまで同様に地域の内側からの復興と新たな循環を生み出すという目的のもと、利己ではなく周りを思いやる心 「利他」と、流動性の中で新しい日常や本質を形作っていく想像力や関係性に改めて向き合っていくことを目指す。夏会期は8月11日から宮城・石巻市街地、牡鹿半島、女川駅エリア、春会期は2022年4月23日から宮城・石巻エリアで開催。

 8月28日にはトークセッションと音楽プログラムによる【RAFシンポジウム 2021 ~食にまつわる利他と流動性~】、Salyuと小林武史によるスペシャルミニライブが実施。8月29日には櫻井和寿と小林武史による音楽イベント【ワン・バイ・ワン・プラス ~10年目のフレームより~】が行なわれ、Salyu、四家卯大、沖祥子を迎える。公演チケットは7月28日12時から販売開始。配信でのライブ視聴も予定している。

 アート部門では夏会期キュレーター窪田研二によるキュレーションのもと、参加アーティスト23組が制作中。詳細はオフィシャルサイトを参照。

◎小林武史 コメント
「状況の中でコロナに対して万全を期して」というのは常にありますが、「Reborn-Art Festival 2021-22」の開催に関して、宮城県や石巻市の方々は、本当に前向きな応援する気持ちを発信してくれています。しかしながら未だ新型コロナウイルス感染拡大の状況の心配も同時に持ち合わせていることも事実です。
リボーンアート・フェスティバルは感染防止対策を現在の状況を踏まえて改めて徹底し、8月11日からの開催をスタートします。そのうえで、今日は8月29日に行う音楽ライブの発表をさせていただきます。

リボーンアート・フェスティバルは、今年で3回目の本祭を迎えるわけですが、アート、音楽、食の祭りであり、表現の場を作ってきた中で、もともとアートと食は、1カ所に多くの人を一気に集客するというものではありません。なので、音楽のイベントに課せられたものは、このコロナ禍に限って、今回は大きな人流を控えるイベントにしていくことでした。

そんな中で、今年の3月11日に音楽番組にBank Bandとして参加することになりました。そのオープニングで、櫻井和寿×小林武史としてMr.Childrenの「花の匂い」を演奏させていただきました。震災から10年が経った場所での僕らの役割を、スピリチュアルでストイックな、だけどピュアな表現をシンプルな形でやりきれたという思いが、今回のライブのきっかけになっています。
そして、ap bankの活動としても続けていくことを思い、「花の匂い」で得た感覚をより掘り下げ、凛とした緊張感と優しさを、シンプルな編成だからこそできる自由な表現で、音楽の時空を作ってみたいと思うようになりました。

今年石巻市に震災復興記念として、まきあーとテラス 大ホールという素晴らしいホールができました。下見に行き、客席からステージを見ていた時に、そのフレームの中に震災から10年の月日のことを想像しながら、様々な縁とともに音楽をつないでいく、すごく豊かなイメージを持ちました。

ゲストとしてBank Bandからチェロの四家卯大くんとバイオリンの沖祥子さん、そして、ap bankでも僕にとっても欠かせないSalyuが登場します。
ちなみに前日にあたる8月28日に、同会場で食のシンポジウムを行うのですが、そこでも僕とSalyuで少し演奏をします。

8月29日のライブの話に戻りますが、集客は通常キャパシティの半分ということで上限600人ぐらいのライブになります。ですが、多くの人に届けるために配信も予定しています。
映像も素晴らしいスタッフに参加していただいています。そちらでも、ぜひ体験していただきたいと考えています。           
小林武史

https://www.reborn-art-fes.jp

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