2013/02/15
デビュー時から10年以上にわたり恋愛について歌い続け、先日は赤城神社にて【“ダメ恋”卒業式】を開催(http://bit.ly/WLUwIH)した傳田真央。2月13日にリリースした最新アルバム『セミダブル』について語った。
<セツナ系ブーム終焉……それでも消えない本物の恋愛ソング>
恋愛/女心を題材として歌うR&B系女性シンガー/シンガーソングライターは数知れず、特に女子との親和性が高い着うた(R)文化の普及以降は、女子の女子による女子のためのセツナ系ラブソングがヒットを連発。その現象は他ジャンルのアーティストにとって驚異になったほどだったが、そのムーヴメントから登場した者のほとんどは、年々入れ代わりの激化が進んでいるシーンから姿を消し、セツナ系という言葉を目や耳にすることも皆無となった。
その中で“10年以上前からセツナかった”恋愛シンガーソングライター 傳田真央は、「たかが恋だけれども、その一筋の光があることによって、命が救われる場合もあるかもしれない。また、私の周りの女子たちもそうなんですけど、仕事ばっかりに生きている人にとっては、恋愛に触れたときの歓びは計り知れないものがある」といった強い意志のもと、ブームの終焉に振り回されることなく今も恋について歌い続けている。
<“ダメ恋”の中に生きようとしている『セミダブル』>
なお、シングルベッドにはしておかない……でもダブルベッドにする勇気はまだない。そんな“2人になりきれていない2人の象徴”として名付けられた『セミダブル』は、多くの“ダメ恋”に溢れており、素直じゃないし、幸せ掴めてないし、友達以上恋人未満だし、ダメな恋でもいいって言っちゃってるし、孤独だし、諦められないし……恋愛における微妙な立ち位置から見える世界、生まれる感情がとてもリアルに描かれている。
「やっぱり恋に恋している自分がいたり、女子会とかで結婚について語りながらも、それほど焦っていない自分に焦ったり(笑)。そういうどこにも辿り着けていない女子の曲がいっぱい『セミダブル』には集まってます。まるで「満たされないから恋」と言っているような……“ダメ恋”の中に生きようとしている。どうしてそれを歌うのかと言ったら、そこにはすごく魅力的なドラマがあるから。上手くいかなくても、それでも愛や恋に生きようとする姿、情けないときの自分とかを歌にすることによって、誰かが救われるきっかけになったらと思うので。」
<これが情けなくもあり、可愛くもある。女子のリアル>
彼女は「今作がどのように世に響いてほしいか」という問いに対し、こう答えている。「これが情けなくもあり、可愛くもある。女子のリアルな姿であることを知って頂きたいですし、今、似た境遇にある人には"恋愛あるある"を見つけてもらいたいな(笑)。グレーゾーンな恋愛をしている人にももちろん聴いてもらいたいですし、その時期を超えて恋愛不足になっている人にも「こんな時代もあったな」って当時の気持ちを思い出してもらって、ドラマティックな恋愛を楽しんでもらいたいです」
取材&テキスト:平賀哲雄
◎アルバム『セミダブル』
2013/02/13 RELEASE
CRCP-40337 3,000円(tax in.)
01.いまさら会えなくて
02.Love with Chu.
03.Next Love
04.友達以上恋人未満
05.マニフェスト
06.ダメな恋でもいい
07.なかったことにした恋
08.Ms. Lonliness
09.シングルベル
10.舞い散る雪のように
11.恋して涙して
12.セミダブル
◎傳田真央インストアライブ情報
02月16日(土)14:00~HMV札幌ステラプレイス
02月17日(日)13:00~、15:00~越谷イオンレイクタウン mori 1F 木の広場
02月24日(日)14:00~宇都宮・ベルモール 1Fカリヨンプラザ
◎【傳田真央 Live 2013~セミダブル~】
3月22日(金)代官山UNIT
OPEN 18:00 / START 19:00
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