2021/06/25
Z世代を代表するSSW、ビーバドゥービーが、最新EP『アワー・エクステンデッド・プレイ』をリリースし、更にシングル「Cologne」のMVも公開した。今作はThe 1975のマシュー・ヒーリー、ジョージ・ダニエルがプロデュースしており、作曲、演奏にも二人が携わっている。
2020年の夏、ロックダウンの最中、イギリスのオックスフォードシャーの田園地帯でビーバドゥービーとバンド・メンバー、マシュー・ヒーリー、ジョージ・ダニエルが集まりレコーディングが行われた。ビーバドゥービーが他のアーティストと密接にコラボレーションするのは初めてのことで、彼女の典型的な制作プロセスから離れて、新しい音楽スタイルやサウンドに挑戦した意欲作となっている。
EPに収録されているニュー・シングル「Cologne」は、自称「セクシーなラブソング」で、不安や自信のなさ、自分の価値を他人に認めてもらおうとすることからの脱却など、矛盾した複雑な感情を表現している。スロータイの映像作品を手掛けるThe Restがディレクションを務めた「Cologne」のミュージック・ビデオに関して、「私の友人たちと一緒にアクション映画を作りたいと思っていたので、思い通りのものができました」とビーバドゥービーはコメントしている。
『アワー・エクステンデッド・プレイ』は、ビーバドゥービー自身の発見やアーティストとしての成長が反映されている。今作はデビュー・アルバム『フェイク・イット・フラワーズ』の締めくくりであると同時に、彼女のユニークでエキサイティングな旅の次のステップへと導く架け橋でもある。「このEPは、コロナ禍の難しい時期に、本当に協力的な方法で作られました。私のバンドやマティ、ジョージと一緒にレコーディングができて、本当にラッキーでした。このEPが人々を何らかの形で結びつけることができればと願っています。EPに収録されている楽曲は去年はなかなか感じられなかった連帯感についての曲でもあるの。この作品は、次のステップへの架け橋のようなものと感じています」とビーバドゥービーは語っている。
『アワー・エクステンデッド・プレイ』は、大人になること、一体感を生み出すこと、そしてみんなが辿って来た道のりは違っていても、私たちはこの旅でひとつになっているという感覚を歌っている。収録曲の「Last Day On Earth」は、彼女のトレードマークである90年代を彷彿させるギターと、インディーの雰囲気、そして中毒性の高い軽快なコーラスを融合させた、一瞬一瞬を大切にすることを暗示するアンセムとなっている。もし世界が劇的に変化することを知っていたら、普通に過ごしていた最後の日に何をしただろうかというアイディアを基に書かれた楽曲だ。
「Cologne」は、デビュー・アルバム『フェイク・イット・フラワーズ』の直後に書かれ、自信を持って自分自身のアイデンティティに立ち向かうことをテーマに書かれた。空気のように高らかなコーラスが特徴な「Animal Noises」は、成長することへの恐れとの格闘、未熟さという快適さを脱ぎ捨て自分自身であることを学ぶことついての感情を表現している。「He Gets Me So High」はThe 1975のマシューとジョージが書いた曲にビーバドゥービーが仕上げを加えたもので、一聴すると明るい曲だが不健康な悪癖に依存し、それなしでは生きていけないことについて書いた楽曲。きらびやかな荒涼感を感じさせるEPの最終曲で、自己改善は終わりのないプロセスであるという希望に満ちた安心感を与えてくれる。
◎リリース情報
EP『アワー・エクステンデッド・プレイ』
2021/6/24 RELEASE
<トラックリスト>
1. Last Day On Earth
2. Cologne
3. Animal Noises
4. He Gets Me So High
https://smarturl.it/h1ubza
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