2021/06/25
ここ15か月間、米国内のほとんどの屋内コンサート会場が営業できずにいたが、先週末にフー・ファイターズが米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行ったソールドアウトのフル・キャパシティ公演を皮切りに、明るい光が見えるまで回復した。
米ビルボード・ボックススコアに報告された数字によると、現地時間2021年6月20日にフー・ファイターズが行ったこの公演は15,371枚のチケットを売り上げ、140万ドル(約1億5,500万円)以上の収益を上げた。「フル・キャパシティ」が意味する動員数は、会場や公演ごとによって異なるが、フー・ファイターズの場合、間違いなくフル・キャパシティであった。と言うのも、2015年以降に報告されたマディソン・スクエア・ガーデンでの662公演のうち、平均キャパシティは15,140席で、6月20日の公演よりも数百席少ない。
本格的なアリーナ公演が復活したことに衝撃を受けるかもしれないが、デイヴ・グロール率いるフー・ファイターズがこれほどまでに高い数字を記録したことは驚くことではない。バンドは、1995年以降、300回のヘッドライン公演で、338万枚のチケットを販売し、2億970万ドル(約232億円)の収益を記録している。
6月20日の公演は、彼らにとって4度目となる同アリーナでの公演で、彼らのキャリアで10回目のニューヨーク公演だった。(ビルボード・ボックススコアには、フー・ファイターズのツアー履歴の一部しか掲載されていない可能性がある)
1995年8月13日に米NYのザ・アカデミーで行われた彼らの公演のチケット代は10ドル(約1,100円)から12.50ドル(約1,400円)で1,600枚のチケットを完売させた。その後、ローズランド・ボールルーム、ハマースタイン・ボールルーム、ビーコン劇場での公演を経て、2008年にマディソン・スクエア・ガーデンのステージに初めて立った。
フー・ファイターズは、2018年の2日間公演でキャリア最高の31,000枚のチケットを販売し、270万ドル(約3億円)の収益を上げた。しかし、1公演で換算すると、6月20日のコンサートが彼らにとってこれまでで最大のニューヨーク公演となった。
マディソン・スクエア・ガーデンからの最後の興行成績の報告は、ザ・ブラザーズによる2020年3月10日のソールドアウト公演のものだった。今後、同アリーナでは、8月22日と24日にイーグルス、9月にはバンダMSとダン+シェイのコンサートが控えている。
なお、フー・ファイターズは、7月28日から8月9日まで6回の公演を予定している。彼らとそれ以外の多くのアーティストのコンサートは、まだ始まったばかりだ。
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