2021/05/24
2021年5月22日に放映された『サタデー・ナイト・ライブ』(SNL)に、初めて音楽ゲストとして出演したリル・ナズ・Xが、自身の最新ヒット曲「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」のパフォーマンス中にちょっとした衣装トラブルに見舞われた。
国民的人気番組のシーズン46フィナーレに登場した彼は、賛否両論が巻き起こったミュージック・ビデオを再現するかのようなセクシーなパフォーマンスを、男性ダンサーたちと共に披露していた。ところが、炎がデザインされたタイトなレザー・パンツを履いていた彼が、曲の途中でポール・ダンスを始めた直後、“あっ”と驚いた表情と苦笑いを浮かべてダンスを中断し、曲が終わるまで股間を押さえながら最小限の動きでパフォーマンスを乗り切った。
番組終了後に彼は、「テレビの生放送でパンツが破けちゃったよ」、「マジ最悪」と全て大文字でツイートし、別のツイートで、「ポール(・ダンス)のルーティン、すごくやりたかったのに、こんなことになっちゃうなんて(爆笑)」と続けた。
2021年3月26日に公開された「モンテロ」のミュージック・ビデオは、エデンの園や天国と地獄など、聖書の表象が舞台として登場しているだけでなく、長いポールを滑り降りて地獄に堕ちたリル・ナズ・Xがサタン相手にセクシーなラップ・ダンスをしたり、最終的に自身がサタンになってしまうなどという演出が、主に保守系から大きな反発を引き起こした。その反響の大きさから『SNL』でも「モンテロ」のパロディー・コントが放送されている。
「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」は、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で初登場1位を獲得し、その後グローバル・チャート2種でもNo.1を記録した。
この日の『SNL』でリル・ナズ・Xは、2曲目にニュー・シングル「サン・ゴーズ・ダウン」のパフォーマンスも披露した。血が滴る弾痕がデザインされた真っ白なスーツを着た彼は、チルアウトなアコースティック・ソングを奇をてらうことなくしっとりと歌い上げた。
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