2021/05/20
ルーシー・ダッカスが、2021年6月25日に発売される最新アルバム『Home Video』から新曲「VBS」のMVを公開した。
先日、解禁された「Hot & Heavy」や「Thumbs」のように「VBS」もまた自身の回想録のような形で始まる。そこには、自分自身に対する同情心、ユーモア、誠実さが感じられる。「VBS」は、ルーシーがボーカルを担当し、ジェイコブ・ブリザードがエレキギターとアコースティックギターを、ジェイク・フィンチがドラムとオルガンを担当している。
曲の冒頭のメロディーは控えめで、囁くような親密さを感じさせるが、その後、リバーブとスタティックの音が噴出し、最終的にはルーシーの声だけが響き、曲は静かに幕を閉じる。「VBS」のビデオは美しいアニメーションで、長年のクリエイティブ・コラボレーターであり、『Home Video』のビジュアル・ディレクターであるMarin Leongが制作を担当している。
「VBSとは夏の聖書学校のことで、私も何度も参加した。クリスチャンの親たちが、冬休みや春休み、夏休みに子供たちを神への信仰を深めさせるために聖書学校に送り、子供たちはそこでアウトドアの技術を学んだり、“御霊の実”のサンドアートや(純潔を誓う)ピュリティリングと言った、使い物にならない工芸品やトーテムなどを持って帰ってくる。この曲は、“Home Video”をレコーディングするためにナッシュビルに向かう途中のバンの中から、教会の外にあった子供向けの健全な教会キャンプの広告看板が見えた時に書いたの。私の初めてのボーイフレンドは聖書学校で知り合った子で、イエス・キリストよりもスレイヤーとマリファナが大好きな悪ガキだった。私は彼を救うことを自分の使命だと思い、ドラッグをやめさせようとした。ああ、私はなんてダサかったんだろう!」とルーシーは語っている。
最新アルバム『Home Video』のレコーディング・メンバーには不動のジェイコブ・ブリザード、コリン・パストーレ、ジェイク・フィンチが参加し、フィービー・ブリジャーズとジュリアン・ベイカーが2曲でヴォーカルを担当。ミックスは現在の米エンジニアの最高峰ショーン・エヴェレット、マスタリングは世界的巨匠ボブ・ラドウィックが務めている。
日本盤CDには解説および歌詞対訳が封入され、これまで日の目を見なかった貴重な初期音源「No Scholar(2014)」をボーナス・トラックとして追加収録。アナログ盤は通常版に加え、数量限定クリア・ヴァイナルが同時発売される。
◎リリース情報
アルバム『Home Video』
2021/6/25 RELEASE
OLE1736CDJP / 2,200円(plus tax)
国内盤特典:ボーナス・トラック追加収録 / 解説書・歌詞対訳封入
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