2026/01/19 12:30
ブルース・スプリングスティーンが、週末に行われたチャリティ・コンサートへのサプライズ出演で、米移民・税関執行局(ICE)に向けた強いメッセージを発した。
現地時間2026年1月17日、ドナルド・トランプ米大統領を長年批判してきた76歳の音楽アイコンは、米ニュージャージー州レッドバンクのカウント・ベイシー・シアターで開催された【2026 Light of Day Winterfest】に予告なしで登場した。
1978年の楽曲「The Promised Land」を紹介する場面で、ザ・ボスはトランプ政権に対して率直な言葉を投げかけた。「この楽曲は、アメリカに秘められた可能性への賛歌として書いたものです。今、私たちは極めて重大な時代を生きています。過去250年にわたってアメリカ合衆国が掲げてきた理想と価値観が、近代史においてかつてないほど試されている。その理想と価値観が、これほど危機にさらされている時代はありません」とスプリングスティーンは語った。
さらに彼は、「法の力を信じ、誰も法の上に立つ存在ではないと考えるなら、重武装で顔を隠した連邦部隊がアメリカの都市に侵入し、市民に対してゲシュタポのような手法を用いることに反対するなら、アメリカ人として抗議する権利を行使しただけで殺される理由はないと信じるなら、市長が言ったように、この大統領にメッセージを送ろう。ICEはミネアポリスから出て行け、クソったれ、と。これはそんなあなたと、3人の子どもの母であり、アメリカ市民だったレネ・グッドの記憶に捧げる曲です」と続けた。
【Light of Day Winterfest】は、パーキンソン病やその他の神経変性疾患と闘うための資金を集める毎年恒例の非営利イベントだ。この日はグー・グー・ドールズのジョン・レズニック、ドラマラマ、ウィリー・ナイル、ジョー・ドゥルソ&ザ・ストーン・キャラバン、ジェームズ・マドック・バンド、ウィリアムズ・オナー、ファンタスティック・キャット、ロウ・カット・コニーらも出演した。
スプリングスティーンのステージ上での発言は、今月初めにミネアポリスで起きた、ICE取締官ジョナサン・ロスによるレネ・グッドの射殺事件を受けたものだ。37歳のグッドはICEの作戦中に車内にいたところ撃たれた。事件の映像では、発砲の数秒前にグッドが車を動かそうとしていた様子が確認できる。米国土安全保障省の当局者は彼女が職員を“ひき殺そうとした”と説明している。
グッドの死後、ビリー・アイリッシュ、デイヴ・マシューズ、デュラン・デュランといった音楽アーティストがICEを批判する声を上げ、ミネアポリス市民は彼女を悼むとともに、同機関の市内での活動に抗議した。ジェイコブ・フレイ市長は連邦捜査官の撤退を求め、「これは権力を無謀に行使した結果、誰かが命を落とした、殺されたということだ」と述べている。
スプリングスティーンがトランプ政権を批判するのは、今回が初めてではない。2025年6月にニューヨーク・タイムズのインタビューで、大統領の指導力とその政策が社会の基盤に与えた影響について厳しく語った。彼は、「これはアメリカの悲劇だと思う。製造業の衰退と、富の格差が信じられないほど拡大したことで、多くの人々が取り残された。その状況は、扇動者が台頭するのにうってつけだったんだ。まさかこんな愚か者が現れるなんて信じ難いが、ある人たちにとっては条件に合っていたのだろう」と述べた。
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