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2021/03/17 14:10

ウルフギャング・ヴァン・ヘイレン、【グラミー賞】追悼コーナーで演奏することを断った理由を明かす

 2021年3月14日に開催された【第63回グラミー賞】の追悼コーナーで、昨年亡くなった他の故人たちと比較すると故エディ・ヴァン・ヘイレンの扱いがぞんざいだったのではと、多くの視聴者が感じたようだ。故ケニー・ロジャース、故リトル・リチャード、故ジョン・プライン、ジェリー&ザ・ペースメイカーズの故ジェリー・マースデンなどは、現役アーティストによるトリビュート・パフォーマンスがあったものの、エディはステージに飾られた1本のギターの背後に本人の映像が流れたのみだった。

 この演出について、エディの息子でミュージシャンのウルフギャング・ヴァン・ヘイレンも疑問に感じたようで、【グラミー賞】主催者側と交わしたやり取りの内容をSNSで明かした。翌15日にTwitterに投稿した文章で彼は、レコーディング・アカデミーから「Eruption」(邦題:暗闇の爆撃)を演奏してほしいと事前にリクエストされたと綴っている。これは授賞式で放送された映像で生前のエディが演奏していた楽曲だ。

 ウルフギャングはこの依頼を断った。その理由として彼は、「父が音楽のためにしたこと(に対する期待)に応えられるのは、父以外にはいないと思っている」からだと説明している。彼は追悼コーナーで父親も取り上げられることは理解していたものの、自身が断ってしまったがために、父親だけトリビュート・パフォーマンスがない状態になるとは思っておらず、放送を見て驚いたそうだ。「亡くなった伝説的なアーティストたちのパフォーマンスを少しずつ(紹介する)“In Memoriam”(追悼)セクションがあると自分は理解していた。他の故人たちへの4つのフル・パフォーマンスの合間に親父を15秒だけ見せられることになるとは思っていなかった」と彼は綴っている。

 授賞式では、ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークがリトル・リチャード、ライオネル・リッチーがケニー・ロジャース、ブランディ・カーライルがジョン・プライン、ブリタニー・ハワードがジェリー・マースデンへのトリビュート・パフォーマンスをそれぞれ披露した。

 ウルフギャングは、授賞式を視聴した時の心境について、「一番つらかったのは、番組開始時に、亡くなったアーティストたちに言及した際、(エディに)触れさえしなかったことだ。今ロックがあまり人気じゃないことは知っているけれど、(そしてレコーディング・アカデミーもちょっと現実離れしているみたいだし)僕の父があの楽器(エレキ・ギター)、ロック界、そして音楽全般に遺したレガシーを無視することは不可能だと思うんだ。彼のような革新者はもう現れない」と綴っている。

 彼は自身の率直な思いを投稿することで“ヘイト・パレード”(憎悪の行進)を始めるつもりはないと強調している。「自分の立場を説明したかっただけだよ」と彼は述べ、「親父は笑い飛ばしながら、“まぁどうでもよくね?”って言ってただろう。彼は音楽にしか興味がなかったからね。あとはどうでもよかったんだ」と続けている。レコーディング・アカデミーとは改めて話し合いの場を設け、父のレガシーだけでなく、ロックのジャンルそのもののレガシーについて意見を交わしたいと、彼は投稿を締め括っている。

 エディ・ヴァン・ヘイレンは、生前【グラミー賞】を1度だけ獲得している。1991年のアルバム『For Unlawful Carnal Knowledge』(邦題:F@U#C%K)が<最優秀ハード・ロック・パフォーマンス賞ヴォーカル部門>で受賞した。彼は2020年10月6日にがんで亡くなった。

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