2012/07/09
『オーバーエクスポーズド』からたった2曲のシングルしか切っていないマルーン5だが、同作で経験した素晴らしいコラボが、早くも彼らを次のアルバムを作りたくてウズウズさせている。「こんなに夢中になったのは初めてだし、今は音楽のことしか頭にないんだ。自分の中に音楽があふれている感じで、いつもノートパソコンを手放せない」とジェイムス・バレンタインはビルボードに語った。
彼は名曲「ワン・モア・ナイト」について、「ずっと以前からレゲエ風の曲を作ってみたかった。そしたら、マックス・マーティンとシェルバック(共に共作者兼プロデューサー)が、すごくコンテンポラリーなビートのレゲエテイストの曲を思いついたんだ。“ムーブス・ライク・ジャガー”のサビの口笛を思いついたのもシェルバックだよ。耳に心地よくて、一度聴いたら頭から離れない音を作る天才だね」と話す。
また、3曲でコラボしているベーシストのミッキー・マデンは、「10年経った今、僕たちには方向転換が必要で、もっと刺激がほしかった。初めのころはちょっと縄張り意識があったよ。僕たちの役割にとってこれはどうなんだ?とか、僕たちのデビューの瞬間から誰もが予言したことをただ実現しているだけなのだろうか、とかね。でも、別のライターやプロデューサーと仕事するのは、とても勉強になった。彼らから新しいワザを学んだり、作業の工程を見ることができた。そうしてバンド内がいっそう協力的になったんだ」としている。
なお、キーボードのジェシー・カーマイケルは3月、“スピリチュアルな癒し”のためにバンド活動を中断すると発表した。バレンタインは「休養したくなるのは当然だ。僕たちはずっと仕事に集中してきたし、ジェシーは13歳から20年間もアダムやミッキーと仕事してきたんだ。何かほかのことをする時間がほしかったんじゃないかな」とし、次のアルバムでの復帰を待っている。
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