2012/04/03
ブルックリンの貧困住宅“MARCY PROJECTS”から、伝説的な音楽界のスーパースターへと登りつめたジェイ・Zが、自らが率いるヒップホップ・アパレル・ブランド“ROCAWEAR”のCMに初めて登場。“MARCY TO BARCLAYS”というタイトルが付けられたこの30秒のCMは、4/2(月)にジェイ・Z自身のウェブサイト“LIFE AND TIMES”で公開された。
「どこで育っていようが、それが君のルーツだ。違うか?」― ROC NATIONを率いる大御所ラッパーは、ニューヨークの街の映像を背景に視聴者に向かって呼びかける。そしてストーリーが展開する中、ジェイは自らが想定した“成功”が日を追うごとに進化を続けてきたという自らのヴィジョンを口にする。
「俺の当初の目標は、ゴールド・アルバムを1枚生み出すことだった。だがそれを達成してしまったあと、俺の目標はアーティストがエグゼクティヴのランクまで登り詰めることができるってことを皆に証明することに変わっていったんだ」。
その言葉どおり、ジェイは最高レベルのエグゼクティヴに登り詰め、企業家としてニュージャージー・ネッツの共同オーナーに名を連ねるほどになった。そして今年9月からネッツの新たな本拠地となるBARCLAY’S CENTERで、複数のコンサートを行う計画も進めている。
そんな成功を築き上げてきたジェイだが、ROCAWEARのビジネスに関しては完全なる失敗だったのではないかと意見する者もいる。10年以上も前、ヒップホップ系の都会派アパレル・ブランドとして立ち上がったROCAWEARは、確かに長いこと不遇の時間を過ごしてきたうえ、昨シーズンの冬は世界的な不況によってROCAWEARの売り上げは5億ドルもの落ち込みを記録。マンハッタンの店舗では、56人の社員のうち半数を一時解雇する事態に追い込まれたほどだ。
さて、ジェイはこんな状況を巻き返すことができるのか?インスピレーションに満ちた問題のCMを、Billboard.comで是非チェックしてみてほしい。
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