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かわのろ(可愛いって言わないと呪う!)新曲「虹」完成に至るまでの苦難と希望のストーリー解禁! メンバー6人の独白含むレポート公開「でも、私はアイドルだから」

 多種多様の“可愛い”と熱い想いを爆発させながら活動している新生アイドルグループ・可愛いって言わないと呪う!(通称:かわのろ)が、11月2日に各メンバーのアイドル人生を重ねた珠玉の新曲「虹」をリリースした。

<メンバー同士が支え合い、成長してきた姿がここにあります>

 かわのろは今夏、8月30日にそれまでの体制最後となるライブ、翌31日に新体制初ライブを開催。昨年末のデビュー以来最も大きなターニングポイントを迎えた。この特別な2日間へ向けて彼女たちは強化レッスンを敢行。本作「虹」はそのタイミングでメイビーモエ(かわのろプロデューサー)が書き下ろした新曲である。以下、メイビーモエによる「虹」についてのコメント。

 「「虹」は、可愛いって言わないと呪う!が幾多の困難を乗り越えてきた絆の証。何度も涙し、悩み、迷いながらも、メンバー同士が支え合い、成長してきた姿がここにあります。メンバーはただの友達でも、家族でもない。それ以上の特別な存在「仲間」としてお互いの違いを認め合い、それがあるからこそ強くなれる――そんな信念が、この歌に込められている。「夢が夢じゃない、そう思えるのはこの仲間と、そしてファンと出会えたから」というメッセージは、このグループのすべてを象徴しています。時には怖がりながらも、支え合い、強がりながらも進んでいく彼女たちの姿は、まるで虹のように美しく、時に混ざり合い、そして希望に満ちています。

 彼女たちが一緒に歩んできた道のり、そしてファンが常にそばで支えてくれた日々。そのすべてが、未来へ続くこの「虹」の架け橋となり、これからも輝き続ける。」

<「虹」ライブ初披露へ向けた強化レッスンレポート>

 今回の記事では、そんな「虹」のライブ初披露(8月30日のそれまでの体制ラストライブ)へ向けての練習も行われた強化レッスンのレポートを解禁。なお、レッスン期間中には突然のメンバー脱退騒動もあったのだが、その前後に各メンバーが語ってくれた心情も併せてお届けする。「虹」という楽曲にそれぞれが込めた想いとも深く関係するテキストになるので、ぜひ最後までご覧頂きたい。

 8月20日(火)メンバー全員集合での強化レッスン初日。スタジオにはメンバーカラーのTシャツ(メイビーモエがプレゼントした非売品かわのろTシャツ)を着た7人の姿があった。絢愛かれん(赤色)、水嬉るい(水色)、舞白ゆきだま(白色)、翠茉りの(エメラルドグリーン)、月城りん(黄色)、星菜あむ(紫色)、そして、お披露目のステージを直前に控えた新メンバー・心音ふみな(黒色)。

 入念なストレッチに始まり、かわのろの楽曲を流しながらのスクワット(メイビーモエが各メンバーの姿勢を正したり、アドバイスしたりしながら、トレーナー役も担っていた)、大声で「ソロサマ」を歌いながら、笑顔もキープしながらの腹筋(人間は笑うと、筋肉が緩んで力を入れづらくなるわけだが、アイドルは笑顔を絶やさずライブしなきゃいけないわけで、これは理にかなったトレーニングと言える)、発声練習(ここではメイビーモエがボイトレの先生と化す)。

 そして、新曲「虹」のボーカルレッスン。ソロパートが各メンバーのアイドル人生や気持ちを乗せやすいフレーズとなっており、それぞれに歌詞の意味を咀嚼しながら繰り返し歌い続け、練習にも関わらず感情が溢れて声を震わせるメンバーもいた。その様子を見ながら「これは名曲になる予感しかない」と感じたことを今でも憶えている。

<メンバーが語る紆余曲折あった期間「7人で大きなステージに」>

 そんな綿密な強化レッスンが連日繰り返されていたのだが、その合間に各メンバーの話を個別に聞いてほしいと私は頼まれていた。スケジュールの都合上、取材できるのはこの日と8月23日の2日間。まずは、前回、今春の沖縄初遠征後に行ったインタビューから今日まで、どんな心境で活動していたか話を伺うことにした。その中で印象的だったコメントをピックアップして以下にまとめる。

※<前回のインタビュー>かわのろ「可愛いって言わないと呪う!という言葉が流行語になるぐらい広めていきたい」
https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/136606

 絢愛かれん(赤色)「春から夏にかけてライブやリリースイベントがどんどん増えていって、すごく追われている感じでしたね。それで、私はあんまり体調を崩さないタイプなんですけど、2か月ぐらい高熱が出ちゃったり下がったりを繰り返していました。あと、デビューから半年過ぎた辺りからそれぞれにちょっと慣れてきた感じもあって、いつも通りのつもりでいても、疲れもあってか「親しき仲にも礼儀あり」みたいな部分が欠けてきちゃったりして。ずっと一緒にいるから切り替えが難しかったんだと思うんですけど。それで話すのがしんどくなって、勝手に距離を置いちゃったりとか……みんな良いところがあるのにダメなところばっかり目が行くようになって、それで感情を露わにしちゃったり(涙を溢れさせる)。

 でも、みんなで本音で話し合う機会を設けてもらったり、新メンバーのふみなちゃんが入ってきてくれたことで、今はすごく前向きに頑張れています! ふみなちゃんはすごく負けず嫌いで「この子とだったら一緒に頑張りたいな」と思わせてくれるメンバーなんですよね。なので、今は現体制ラストライブと新体制初ライブを最高のものにするべくメンバー一丸となって突き進んでいます!」

 舞白ゆきだま(白色)「今朝、メンバーが全員集まる前にふみなちゃんとふぃくしょんチーム(舞白ゆきだま(白色)&翠茉りの(エメラルドグリーン)&星菜あむ(紫色))で3時間ぐらい振り直しをしていたんですけど、さっき全員で踊ってみたら、ふみなちゃんが朝と全然違っていて嬉しかったです。オーディションのときはダンスがヤバすぎて「大丈夫かな?」と思ったんですけど(笑)、ちゃんと喰らいついてきてくれるから今はあんまり心配してないです。それぐらい最初に見たときと印象が変わってる。

 ゆきだま自身の話をすると、この春夏は今までの人生にないような日々を送ってきました。これまでグループの人たちと深く関わって何かをしてきたこともなかったし、全員とちゃんと向き合わないといけない環境を避けて生きてきたから「難しいな」と思うこともあって。そんな中でメンバーみんなでぶっちゃけトークをしたんですけど、私はライブ終わりとかレッスン終わりにメンバーからご飯に誘われても行ったことがなかったんですよ(笑)。私は相手が誰とか関係なく、人と一緒にいる時間が長いと疲れちゃうというか、気を遣わせちゃうから断ってるんです(笑)。みたいな話をしたらみんな理解してくれて。そういう今まで伝えていなかったことをみんなそれぞれに話したんですよね。そしたらグループ内の雰囲気が今まで以上に良くなって、ライブもどんどん良くなっていると思うんです。なので、今はかわのろの現場から足が遠退いている人とか、まだ来たことがない人に対して「あのとき追っておけば良かったな」と思わせられるように燃えています(笑)。」

 星菜あむ(紫色)「TikTokで動画がすごく伸びたんですよ。自分が今までやってきたダンスを観て好きになってくれる人が増えたからすごく嬉しくて。それはちょっと自信に繋がっているかもしれない。そんな中で新メンバーオーディションが決まったんですけど、最初はすごく複雑な気持ちだったんですよ。「この6人じゃダメなの? この6人でもっと頑張りたい」という気持ちがあったから。私は人に心を開くのに時間がかかるタイプなんですけど、かわのろのメンバーは一緒にいて落ち着くし、何でも話せる仲にもなれていたから、そこに誰かが入ってくることに抵抗があったんですよね。変化が怖かった。

 でも、ふみなちゃんがすごく頑張っている姿を見てからは考えが変わって。新メンバーオーディションで私たちも一緒に走るときがあったんですけど、私は体力に自信があって持久走とか得意なんですよ。学年で1位2位レベル。そんな私にふむなちゃんは必死についてきていて、結果的にはいちばん最後にゴールすることになったんですけど、そのときに「しんどい」とかそういうことは言わずに、ただただ「悔しい!」って泣いていたんですよね。その日の筋トレとかもずっと頑張ってて、気持ちがめっちゃ伝わってきたから「ふみなちゃんに絶対に入ってほしい」と思っていたんです。だから、結果発表で加入することになったときは嬉しくてめっちゃ涙しました。なので、今は「この7人で大きなステージに立ちたい」という気持ちが強いです!」

<メンバー脱退直後に語った想い「でも、私はアイドルだから」>

 そんなアイドルグループとして活動していくうえで超えていなきゃいけない壁を超え、7人の新体制でのストーリーへ前向きに突き進んでいたかわのろ。しかし、この直後に想定外の展開が待っていた。

 8月23日(金)強化レッスンの取材をするべく朝からスタジオに入ると、長いテーブルを囲むようにメンバーとスタッフが座っており、その場で月城りん(黄色)本人より脱退する旨が告げられた。当然ながら泣き出すメンバーもいれば、放心状態のメンバーもいた。現体制ラストライブまであと7日、新体制初ライブまであと8日。歌割りもフォーメーションも変わるふたつのライブに向けてのレッスンに入りたいところだろうが、心がついていかない。そこで気持ちの整理も兼ねて、予定を変更してまずは個別に話を伺うことになった。ここでも印象的だったコメントをピックアップして以下にまとめる。

 翠茉りの(エメラルドグリーン)「りんりん(月城りん)とはライブ終わりに一緒に帰ったりしていて、話す時間も結構多かったし……りんりんがいるかわのろが好きだったので、悲しかったです。今月に入ってから、ふみなちゃんが加わった7人体制のフォーメーションを組んで練習していたんですけど、それも変わっちゃうから、ふみなちゃんへの申し訳なさもあります。まもなくりんりんの脱退が公表されると思うんですけど、ファンの気持ちも考えると悲しいです。でも、これを乗り越えたら、かわのろは強くなれると思うから、今は踏ん張りどころですね。りんりんが抜けても、メンバーみんなのかわのろへの想いは変わらないと思うから、それを新しい体制でもぶつけられたらいいなと思っています。

 今回の件で、新曲「虹」の歌詞の意味が変わってくるというか、深みを持つというか。りんりんの脱退の報告を受けて「ずっと一緒じゃないからこそ」とか捉え方がまた変わってくるなと思いました。でも、そもそも「虹」はメンバーそれぞれの人生に当てはまっている歌詞だなと思って、初めて聴いたときから感動していたので、それもプラスと捉えて歌っていきたいなと思っています。

 水嬉るい(水色)「めっちゃツラいです。めっちゃショックでした……。でも、これから「7人でスタート!」というときにこんな形になっちゃったんですけど、前を向いていかないと。モエさんが私たちの為につくってくれた「虹」も7人では歌えなくなっちゃったけど、ここからは6人で「気持ちをひとつにして、前へ進んでいこう」と思いながら歌っていきたいです。あと、ピンクと黄色っていう明るい色の担当がいなくなっちゃったんで、水色は絶対辞めちゃいけないなって(笑)。メンバーもショックを受けているけど、それ以上に脱退の発表はファンの人たちがショックを受けると思うので、それでもかわのろを応援しようと思ってくれる人たちは絶対にしあわせにしたい。だから、みんなと前を向いて頑張って、6人でかわのろ第2章をスタートできればなと思っています。

 心音ふみな(黒色)「私が入ることになったときに、りんさんがいちばんLINEをくれたり「頑張ってるね」「大丈夫だよ」って言ってくれていて……(涙を溢れさせる)。一昨日レッスンで会ったときも、帰る前にわざわざ私の手を握って「頑張ってて偉いね」って言ってくれたんです。私もアイドルが好きだから、誰かが抜けるって本当にすごくイヤなことだし、誰かが加わることもファンの方たちからしたら複雑だって分かるんですよ。でも、りんさんは私の加入発表があった日に「ふみなちゃんが入るのは退化じゃなくて進化だから。でも、すぐに受け入れてとは言わないし、みんなのペースで受け入れてくれればいいし、受け入れられなくても私たちは進んでいくから、ついてこれるタイミングでついてきてね」みたいなニュアンスの言葉を投稿してくれて……そんなりんさんがいなくなって、そのタイミングでデビューするのは不安が大きいです。

 でも、私はアイドルだから。りんさんが辞めて悲しいし、寂しいし、不安もあるけど、今月末にデビューします。かわのろのメンバーになったんだから頑張ります。ただ、今だけめっちゃ弱音を言うと……7人のフォーメーション、あんなに頑張って覚えたのにぃー(笑)!」

<別れを乗り越えた6人が放つ「かわのろ第2章」のアンセム>

 デビュー当時から苦楽を共にしてきたメンバーの脱退。ショックを受けながらも何とか前を向こうと歩みだした6人は、この1週間後に予定通り現体制ラストライブを敢行した。本編は「幻の5人体制のかわのろ」として語り継ぎたいと思うほど完成度の高いパフォーマンスを展開。特にデビュー当時からメンバーそれぞれのアイドルとしての覚悟を歌い続けてきた「IDOL LIFE」は、今も脳内に焼き付いているほどエモーショナルだった。そして、アンコールでは、当初の予定を変更して新メンバー・心音ふみなも登場し、6人で新曲「虹」を初披露。

 ともに生きよう
 最高の今日 明日 明後日で重ねていく
 僕らだけの虹色
 夢が夢じゃない そう思えるのは
 この仲間と出会えたから

 君と出会えたから

 突然の別れを乗り越え、涙を堪えながら未来へ向けて歌い届けたフレーズの数々は、絶望から這い上がった6人の強い絆と希望に溢れており、かわのろがまたひとつ強いアイドルグループに成長したことを証明していた。その翌日のライブでは、冒頭から最後まで6人でパフォーマンス。泣きながらも「でも、私はアイドルだから」と限界を超えて突き進み、この日に辿り着いてみせた新メンバーと、そんな彼女を全力で支えてきた先輩たちの強い絆はここでも色濃くステージに表れており、そこにはもう後ろを向いているメンバーはひとりもいなかった。

 そんな激動の夏の終わりから2か月。2025年1月14日(火)東京・渋谷Spotify O-EASTでの初ワンマンライブに向け、数え切れないほどのステージに立ち続けている6人の歌声がレコーディングされた「虹」がいよいよリリースされる。1色足りない6色の虹。けれども、どんなアイドルにも負けない強く眩い色彩を放つ「かわのろ第2章」のアンセムとも言える新曲が、これからかわのろとファンをどんな未来へ誘っていくのか。今後の動向も含めてぜひ注目してほしい。

取材&テキスト:平賀哲雄

◎可愛いって言わないと呪う!「虹」歌詞全文

いつか約束をしたよね
帰り道に語ったりもしたよね
絶対叶えたい未来
このメンバーじゃなきゃ意味がないんだ

真剣だからこそ
ぶつかる壁に何度泣いたんだろう
友達じゃない 家族でもない
特別な存在

何度も越えてきた
その度耐えてきた
悩み 迷い
心 バラバラになりそうな時には
はじめて会った日の
僕らを思い出そう
希望だけを追いかけてた
あの日みたいに

虹を描こう
ずっと一緒じゃないからこそ
今に込める「想い」を
強がりながらも
怖がりながらも
僕らで在る意味をつくろう

夢じゃないよ
地続きの今日 明日 あさってで
叶えていく理想像
可愛くない日も 全部やめたい日も
一緒にいてくれてありがとう

気付いてるけど言えなくて
紡いできた言葉も飲み込む
傷つかずには誰にも
届かないこと わかってるよ

僕ら「仲間」だってこと
声に出して ちゃんと確かめたいな
時にはもう 顔見るのも
辛くなるけど

羨ましかったんだ
僕にはない所ばかり 光みたく輝いて
消えてしまいそう
強くあるべきだと
選んだ言葉が苦しくても
僕は僕を、好きでいたかった

心みせよう
僕ら "同じ" じゃないからこそ
強くなれる 「ひとつ」で
傷つきながらも
つまずきながらも
僕らで在ることを誓おう

ともに歩こう
はじまりの今日 明日 あさってに
描き足してく希望を
会いたくない日も 君になりたい日も
いつも通りでいてくれたね

WoW....WoW....
WoW....WoW....
WoW....WoW....
WoW....WoW....

大丈夫さ。
報われなかった
あの日の僕にサヨナラ
もう独りじゃない

君が泣くのなら
僕が笑わせるよ
戦う日々を讃え合おう

ともに生きよう
最高の今日 明日 明後日で重ねていく
僕らだけの虹色
夢が夢じゃない そう思えるのは
この仲間と出会えたから

君と出会えたから

◎可愛いって言わないと呪う!「虹」
2024/11/02 RELEASE
https://linkco.re/yQ3npr8y

◎イベント情報
単独公演【可愛いって言わないと呪う!1st Oneman LIVE「かわのろちゃん超ド級□初わんまんっ!in Spotify O-EAST」】(※□=ハート)
2025年1月14日(火)東京・渋谷Spotify O-EAST
開場 17:30 開演 18:30(※変更の可能性があります)
https://t.livepocket.jp/e/konaitonorou

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