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京本大我「今の29歳の僕ができるアプロ-チを大事に」 人気ミュ-ジカル「モ-ツァルト!」の公開稽古で熱演

 ミュ-ジカル「モ-ツァルト!」の公開ゲネプロが19日、東京都内で行われ、キャストの京本大我、真彩希帆、大塚千弘、香寿たつき、山口祐一郎、市村正親ほかが登場した。
 本作は、「才能が宿るのは肉体なのか? 魂なのか?」という深遠なテ-マをベ-スに、その高い音楽性を重層的な作劇で描き、“人間モ-ツァルト”35年の生涯に迫る大ヒットミュ-ジカル。タイトルロ-ルであるヴォルフガング・モ-ツァルト役を、今年で3シ-ズン目となる古川雄大と、初登場となる京本がダブルキャストで演じる。
 公開ゲネプロで同役を熱演した京本はコメントを寄せ、「あっという間の稽古期間でした。雄大くんをはじめ、皆さん優しくて、いろんな角度から多くのアドバイスをくださいました」と稽古期間を回顧。
 初挑戦となる同役について、「今まで演じてこられた方々のことを考えるとプレッシャ-はあるのですが、作品の歴史にリスペクトを持ちながら、今の29歳の京本大我ができるヴォルフガングへのアプロ-チを大事にしようと思っています。未熟さもありますが、それも含めてさらけ出して、自分なりに自信を持ってお届けしたいなという気持ちです」と意気込みを語った。
 また、「帝劇で主演も初めてなので怖さはありますが、それを忘れられるくらいヴォルフガングに熱中してスタ-トを切れたら、と思っています。ヴォルフガングだけではなく、京本大我自身の心もあえて尖っていたい。腰が引けたくないし、心持ちだけは常に強く前を向いていたいです。謙虚さは持ちつつも、舞台に挑むうえでの“尖り”が、ヴォルフガングの役柄にも良い影響を与えられたら良いなと思います」と心境を吐露。
 「歴代の素晴らしいヴォルフガングがいらっしゃる中で、僕はかなり初々しく映ると思うんですけど(笑)、何回も見ていらっしゃる方がご覧になっても、新しい作品を見ているくらいの新鮮さを感じていただけたらうれしいです。粗削りな部分もたくさんありますが、頑張っていきたいです!」とコメントを締めくくった。
 舞台は、19日から9月29日 東京・帝国劇場、10月8日から27日 大阪・梅田芸術劇場メインホ-ル、11月4日から30日 福岡・博多座で上演。

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