2013/07/08 19:26
数年におよんだ訴訟争いを経て、ザ・ドアーズのギタリスト、ロビー・クリーガーとドラマーのジョン・デンスモアが、亡きキーボーディスト、レイ・マンザレクをたたえ和解するようだ。
ロビー・クリーガーは、存命するメンバーのジョン・デンスモアと少なくともあと1回は再集結することを発表した。この待望のリユニオンは、5月にがんで他界した元キーボード奏者、レイ・マンザレク(74)に敬意を表するものだ。
クリーガーとマンザレクにとっては大きな前進だろう。2002年に【ザ・ドアーズ・オブ・ザ・21st センチュリー】と称したツアーを再び始めて以来、争っていた2人は、“ザ・ドアーズ”の名前を使用する権利をめぐり裁判となり、ドラマーのデンスモアに対しては4000万ドル(約40億円)の反訴が起こされた。クリーガーは『ローリング・ストーン』誌に、「あたりまえだろうけど……もし誰かに訴えられたら、倍返しで反訴し、訴訟を取り下げてもらうことを期待するんだ。でも、馬鹿な考えだった。我々は最低な弁護士を雇ったもんだよ」と説明している。
今回の和解は、全ての訴訟が水に流されることを意味するようだ。クリーガーは、「彼を永遠に嫌うことなんてできない。全てが始まる前、デンスモアがレイと俺と一緒に演奏したいと思ってくれていたことを願うだけさ」とも話している。
なお、再結成ツアーはどうなのか?という疑問だが、クリーガーは確かなことは何もないとし、「俺たちは、レイのために少なくとも1公演はやって見送ろうと思っている。それが始まりになるのか終わりになるのかは、俺にはわからない」と語っている。
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