2022/11/02 10:00
現地時間2022年11月1日早朝、ミーゴスのテイクオフが米テキサス州ヒューストンで撃たれて死亡したことがわかった。米ヒューストン警察の広報担当者によると、叔父のクエイヴォといとこのオフセットとともにミーゴスのメンバーだったテイクオフ(本名Kirshnik Khari Ball)は、クエイヴォとともに米ヒューストンのダウンタウンにあるボーリング場でのプライベート・パーティーに出席していた。午前2時35分頃、約40人が参加するアフター・パーティーで銃声が響いたと捜査当局は述べた。
地元TV局KHOUは、誰かが発砲し、客がその場から急いで避難する中、犠牲者の1人となったテイクオフは頭か首を撃たれたと報道しており、身元不明の2名の被害者は自家用車で地元の病院に搬送されたそうだ。
オフセットの広報担当者は、今回の事件に関するコメントのリクエストに返答しておらず、ヒューストン警察の広報担当者は負傷者や容疑者に関する追加情報はないと述べた。
米TMZによると、テイクオフとクエイヴォが米ヒューストンにある810ビリヤード&ボウリングでアフター・パーティー中にサイコロ・ゲームをしていたところ、何者かが発砲したそうだ。同サイトには、クエイヴォが助けを求めて叫ぶ中、テイクオフの周りに人々が集まる写真と動画が掲載されている。クエイヴォはこの事件で負傷しておらず、現時点では発砲についてSNSに投稿していない。
今回の衝撃的な事件は、クエイヴォとテイクオフがサイド・プロジェクトであるUnc & Phew名義でアルバム『Built for Infinity Links』から「Messy」のハロウィンをテーマにした最新ビデオを公開した数時間後に起こった。1994年に米ジョージア州ローレンスビルで生まれたテイクオフは、2008年にクエイヴォとオフセットとミーゴスを結成し、2011年にデビュー・ミックステープ『Juug Season』を発表した。その2年後に「Versace」のヒットでブレイクし、その特徴的なサウンドを確立した。米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で1位を獲得した「Bad and Boujee」をはじめ、Hot 100でトップ10にランクインした「Stir Fry」や「MotorSport」などヒット曲を連発した。
リル・ウージー・ヴァートをフィーチャーした「Bad and Boujee」は2017年1月から2月の3週にわたってHot 100で首位を獲得し、【グラミー賞】の<最優秀ラップ・パフォーマンス賞>にノミネートされた。また、ニッキー・ミナージュとカーディ・Bとコラボした「MotorSport」、「Stir Fry」、ドレイクと共演した「Walk It Take It」でHot 100のトップ10入りを果たした。2ndアルバム『カルチャー』は、2017年に米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で首位を獲得し、【グラミー賞】<最優秀ラップ・アルバム賞>にノミネートされた。2018年にリリースした3rdアルバム『カルチャーII』もBillboard 200で1位に輝き、2021年のアルバム『カルチャーIII』は2位にランクインした。また、テイクオフは2018年にソロ・アルバム『The Last Rocket』をリリースした。
Luminateによると、米国内でのミーゴスのグループとしてのアルバムの総ユニットは939万で、楽曲のストリーミング数は140億9,000万回を記録している。テイクオフは、最近のクエイヴォとのコラボ作を含むソロ・アルバムで55万8,000のユニットを獲得し、最新アルバムに収録されているクエイヴォとの共演を含むソロ曲のストリーミング数は8億2,100万回を記録している。
オフセットがソロ作品のリリースに注力する一方で、テイクオフとクエイヴォがアルバム『Built for Infinity Links』でタッグを組んだことから、ミーゴスの解散の噂が数か月前から浮上していた。
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