鈴木鈴木が、Billboard JAPANとTikTokが今話題のアーティストをフォーカスする番組『NEXT FIRE』に出演し、生ライブを披露した。
フォーマルな格好でステージに現れた鈴木鈴木。ライブのスタートを飾った楽曲は「君と僕はさ」だ。時折、目線を合わせながら息の合ったコンビネーションで美しいハーモニーを響かせる。今回の配信は、2人とも楽器を持たずにスタンディングでパフォーマンスするスタイルだ。
しんみりとしたところで、billboard japanのTikTokアカウントで募集していたカバーリクエストから2曲を披露。藤井風のカバー「帰ろう」では、絶妙なパートチェンジやコーラスがより一層楽曲に磨きをかけていた。鈴木聖七が「歌詞間違えたやろー」と鈴木十夢に問いかけ、仲睦まじい様子を見せた後は、2人の大好きな楽曲だという、神はサイコロを振らないのカバー「夜永唄」をパフォーマンス。ソウルフルかつエモーショナルな歌声に胸が熱くなった。
レスポンスがないライブに少し寂しそうな聖七だが、その時点で視聴者は2,000人を超えており、安堵する2人。ここで、未発表曲のワンコーラスバージョンが届けられた。"青春を過ぎて社会に溶け込んで"というストーリー性を感じさせる歌い出しから、一気に熱量が増していくサビ。ここから更に盛り上がるだろうというところで終わり、今後の展開に期待が高まる楽曲となっていた。そして最後は、「君と僕はさ」のビフォアストーリー「秒針」を、心を込めて全力で歌い続けた。
Text:Tatsuya Tanami
Photo: Masanori Naruse