Special
ぽわん 『BLUE』インタビュー
2年後に【ぽわんなりの横浜アリーナ】を日本武道館でやる。 ガールズポップバンドシーンの異端児、歪なイズムを継承。
ぽわん:ヨシヤマモエ(vo,g/総合演出担当)、戸田らら美(b/ご奉仕担当)、神永ミサキ(key/脱衣担当)、マツナリナオキ(dr/女装家担当)
BiS解散ライブ翌日、ぽわんがBiSから勝手に授かったもの
--ぽわんの敬愛する異端児アイドルグループ BiSの解散翌日(※このインタビューは、7/8BiS解散ライブ翌日に強行したもの。ぽわんは同公演に足を運んでいた)ということで、まずは昨日の感想を聞かせて頂きたいんですが。
モエ:感想か…………なんだろう? 一言では表せない。でもやっぱりあんまり終わった感はなかったなー。続いてる感じがすごく良かったし……というか、最後まであざといなーって(笑)。アンコールやらないで、渡辺さん(BiSの名物マネージャー)が出てきて、翌日に元BiSのライブをやるって発表したりとか。あと、ライブの中身で私がすごく感動したのは、BiSってキャラが立っているところもすごく武器なのに、それを全部封印したじゃないですか。
--MCなしで3時間半パフォーマンスだけで勝負してましたね。
モエ:ぽわんもキャラが立っているからこそ、結構聴いてもらえる機会が多かったりするから、それを封印するって相当覚悟がないと出来ないし、初めて観る人もいっぱいいたであろう中で、それをやったのは本当にグッと来て「すげーな」って感動しました。
らら美:ライブ半ばらへんになって、BiSは休憩3分間だけでほぼノンストップでやってるのに、逆にお客さんのほうが負けてんなって(笑)。BiSは3時間半変わらずにやりきってて、お客さんは何千人もいるのに負けている感じが面白くて。あと、観ている側の予想を悉く裏切っていったというか。ウチら的には「「nerve」を何回もやるのかな?」とか思っていたんですけど、最後に「「nerve」キター!」と思ったら終わっちゃって「あれ? 客電ついちゃった」っていう感じも含めて、全部裏切っていった。だから終わったっていう感じがなかった。
--堕天使はどうですか?
ミサキ:(笑)。堕天使的には、BiSさんのパワーに圧倒されっぱなしの武道館(※解散ライブの地は横浜アリーナだったが、ライブタイトルは【BiSなりの武道館】だった)で、最初の3分休憩があったときに、あれが何回かあるのかなと思ったらそのあと休みなしで、でもずっと笑顔で、本当にお客さんたちを巻き込んでワァー!ってなってて。本人たちは今までずーっとやってきた、大好きなBiSっていうグループが解散しちゃうのに、涙ひとつ見せずずーっとお客さん楽しませて…………。本当に【BiSなりの武道館】だったなと思うと、自分たちもいつか絶対にそういう空間を作っていきたいなって思ったし、格好良かったから、それをさらに超えていきたいなって…………。
--泣いてる?
ミサキ:なんか目頭が……
一同:(笑)
--マツコさんはいかがでした?
マツコ:行く前にあんまり「解散だから」とかっていうことよりも、単純に良いライブかどうか。それを観たいなっていう気持ちがあったんですよ。解散ライブとかって「じゃあ、なんで今までこれだけ良いライブしなかったの?」みたいに思うことが多くて、あと、解散するって分かってるのにMCで未練を語ったりするバンドがいっぱいいるんで、それは嫌だなっていう気持ちがあったんですけど、そういうのは一切なかったし、全力でいっぱいの曲をやってくれて、単純に楽しかったです。解散だからとかじゃなく楽しめたし、良いライブだったなと思いました。
--ぽわんがBiSへのリスペクトを色濃く打ち出したのは、BiSが出演していたフェス【ぐるぐるTOIRO】会場付近でのゲリラライブからでした。
モエ:あれはワンマンライブの集客を増やす為に「42日間連続セーラー服ビラ配り行脚」をやってて、その最中に敢行したゲリラライブだったんですけど、開始1秒でおまわりさんに止められちゃって(笑)。みんな路上ライブをやったことがなかったから、それでモタモタしているあいだに止められてしまって「なんだよ……」って気持ちになって。本当はその路上ライブの4曲目とか5曲目でBiSの「nerve」やったら面白いと思っていたんですけど、自分たちの曲も全くやることが出来ず。川光マネージャーに対しても「信じてやったのに、何もかも上手くいかねーじゃねーかよ!」ってムカついて大嫌いになって。
一同:(笑)
モエ:それで場所を勝手に自分たちで決めて、勝手に爆音で「nerve」をかけたんですけど、その日撮影でたまたま海へ行っていたので、ミサキが気付いたら脱いで水着姿になってて(笑)、結果、人がいっぱい集まってくれて「ぽわんってなんだ?」みたいになったから、良かったなとは思ってるんですけど。
--ミサキちゃんが脱ぎ出したのはどういう衝動だったんですか?
ミサキ:この曲を踊るのに、服を着たままっていうのはBiSさんに…………やっぱりこの曲はスク水で踊りたいっていう衝動があって、「服着たまま踊れねぇ!」っていう感じで脱いだんです。というか、それを踊るって決めた日から本番は絶対にスク水を着て……。
--確信犯だったんですね?
ミサキ:自分の中では決めてました。でもみんなにはずっと黙ってて。なんかこう、もう「やっちゃえ!」って思って。
--で、あの日を境に人生変わっちゃいましたよね?
ミサキ:変えられちゃったひとりです(笑)。
--まさか貴女が水着画像を次々公開することになるとは、誰も思わなかったでしょうね。マツコさんはあの日「nerve」を踊りながらどんなことを考えていたんですか?
マツコ:ゲリラライブを止められて全然出来なかったっていうのもあるし、やっぱり手ぶらで帰りたくないし……なんだろう?「捕まってもいいからめちゃくちゃやってやる」っていうことしか考えてなかったですね。やったらやったでみんな一緒に盛り上がってくれたので、結果、楽しかったですけど。
--あの日凄かったのは、BiSファン狙いでやったら、隣のさいたまスーパーアリーナから数万人のAKB48ファンが出てきて。
モエ:最後、ヤバイ警備員みたいな人が出てきて。
--筋肉だけで100kgぐらいありそうな人ね。でもあれでBiSも大常連だったフェス【ぐるぐる回る】出演が決まるっていう(笑)。
川光マネージャー:元々知ってもらってはいたので、BiSが【ぐるぐるTOIRO】に出たときも「出させてほしい」とは言ってたんですよ。ただ、そのときは相手にしてもらえなかったので、八つ当たりみたいな部分も含めてメンバーにゲリラライブを提案して。で、あれやっちゃったんでもう出れないかなと思っていたんですけど、逆に連絡が来て「今後の【ぐるぐる回る】、ぽわんさんにぜひ出てほしい」って。
一同:(笑)
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Interviewer:平賀哲雄|Photo:内山直也
変な拘りとかプライドとかは要らないと思う
--あの当時はいろいろ悩んだりもしたと思うんですけど、あの日を境に覚醒を始めた印象もあります。
モエ:そう思います。元々自分の中で思っていることがあっても、人の反応が怖くて、人の目を気にするタイプなんで、そういう衝動はあっても出していくことができなかった自分にイラついてて。でも出していくきっかけをBiSとか平賀さんとかが作ってくれて、なんかそういう在り方もアリなんだなって思ったんです。自分って先駆者にはなれないタイプなんですよ。やっぱり何か模範があって、それを自分なりに昇華して面白くしていくことを考えられても、なかなか先駆けにはなれない。でもだからこそあの時期は見つけた感があったんですよね。自分の出し方はこうだなって。
--その覚醒開始以前からぽわんには衝撃を受けていて。モルヒネ東京、ふぇのたすとのライブイベントで「すげぇ性格悪いバンドだな」と思ったんです。共演者の名前出していじって、ニコニコ笑いながら引っぱたいてる感じが面白かったんですよね。
モエ:なんか、どっかで「ぽわんが言えば許されるでしょう」みたいな感覚がありました。それも性格悪いんですけど(笑)。
--あれってライブ自体が面白くないと、ただ悪口言ってるつまんない奴らになっちゃうじゃないですか。その辺のバランスはしっかり考えてるんだろうなと思って。
モエ:考えてますね。私が中身については基本的に考えてるんですけど、それを誰に発言させるかによって許される度合いが変わってくるなと、すごく思っていて。全部自分が言っちゃったら許されないことでも、マツコが言うから面白かったりとか、らら美が言うから許されたりとか、ミサキが言うから通ったりとかするんで、そこはすごく考えてます。
--勝手な憶測ですけど、ぽわんってそれぞれ本来やりたい形があって、でもそこで挫折した人たちが“どうやれば勝てるのか”と考えた結果、集まってきたバンドなのかなと思ってるんですけど、実際のところはどうですか?
モエ:それはあると思います(笑)。あと、元々が奉仕型の人たち。自分で何かを作り出してバァーって進んでいくことができない。でも言われたことを形にしていくのはすごく得意。らら美とか特にそうなんですけど。
らら美:そうですね。モエちゃんの頭の中のものとかイメージを如何に実現させていくか。そこにすごく集中してやっていくことがやり甲斐というか。元々裏方向きなんで、何かをこなしたり作業したりすることのほうがずっとやってきているんですよ。バンドもぽわんが初めてなんで。だからやっぱり(モエを見て)女帝に……
--金髪ショートにしたのも女帝命令?
らら美:そうですね。BiSの解散ライブ終わったあとに……
--え、じゃあ、変えた直後なの?
らら美:今日の朝やってきましたよ!
モエ:BiSの解散ライブが終わって「やっぱり一人いないとダメだよ」って言ったんです。みんな嫌がったら自分がやろうと思ったんですけど、やっぱりもがちゃん(最上もが/でんぱ組.inc)とかコショージさん(コショージメグミ/BiS)ってど真ん中の人じゃないなと。
--センターじゃないけど人気はある立ち位置?
モエ:そう!それで「君に任せた!やってよ」って言ったら「いーよー」みたいな(笑)。
--マツコさんの履歴を知りたいんですが、そもそもぽわんに入る前はどんな音楽をやっていたんですか?
マツコ:クソ真面目なロックバンドで「別に誰とも仲良くしねーし」みたいな。まぁ実際、仲良くできなかっただけなんですけど。そのバンドが解散し、呑んだくれてました。で、モエちゃんとらら美ちゃんが「ライブの日程は決まってるんだけど、ドラムいないから叩いてもらえませんか?」って、その頃まだ敬語だった。
モエ:「マツナリさん」って呼んでました(笑)。
マツコ:で、モエちゃんから夜中にメールが来て、自分は結構酔っ払っていたんで……
モエ:めっちゃ熱かったんですよね。「なんで今まで俺を誘ってこなかったのか、分からないね」っていう。
--超二枚目。
一同:(笑)
マツコ:結構ベロベロ。
モエ:当時、マツコはツイッターで荒れまくってたんですよ。自分がいたバンドの悪口とかめっちゃ普通に書いてて(笑)。
--女装は誰アイデアだったんですか?
モエ:マツコ。
らら美:しかも最初のライブ当日だよね?
マツコ:そう。誘ってもらって出たライブの空き時間に、ノリで女装をするしないの話になって。自分は1年以上呑んだくれてて、久しぶりにステージ上がるし、嬉しくてテンション上がってるし、「めちゃくちゃやってやんぜ!」みたいな感じだったんで、3人でアトレに行って、ワンピース買って、着て、ライブやって、その一回限りだと思っていたんですけど、次も誘われて。そこで普通のおっさんが出てきちゃうと「あれ?」ってなるじゃないですか。それで続けていくうちに「化粧したほうが面白いかな?」みたいな感じで、女装するのが普通になっていった。
--クソ真面目なバンドをやっていた人なら「これはちょっと」と思う瞬間があってもおかしくなかったと思うんですけど。
マツコ:クソ真面目なバンドのときは「俺らの音楽聴いてくれ」っていう感じでやっていたんですけど、売れたいと思ったらいろんなことをやんないといけないじゃないですか。それは分かっていたので、変な拘りとかプライドとかは要らないと思うし、出来ることがあるなら何でもやったほうがいいなって。プライドが変にあったせいで、今までは結局ダメになっていたので。
--マツコさんもその感覚だとすると、このバンドのベクトルは全員同じ方向を向いている?
モエ:そうですね!
--ということは、今の道を通ることは必然的だったんでしょうね。めちゃくちゃなことをやる体制は整っていたというか。
モエ:たしかにそれはそうです。
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Interviewer:平賀哲雄|Photo:内山直也
2年後に【ぽわんなりの横浜アリーナ】を日本武道館でやる
--で、気付いたらリミッターを破壊。その要因になったのは堕天使のアクションだと思うんです。尻職人 倉持由香が発案した#グラドル自画撮り部に乗っかって、#バンドマン自画撮り部を発足。ビキニ姿の写真などを公開している訳ですが、最初はどんな気分だったの?
ミサキ:ぽわんに入る前はダイブとかもしたことなくて、モッシュとかも「怖い!」みたいな。自分にそういうライブは無理だと思っていたんですけど、野外でやった「nerve」でスク水を着て、人前で踊って、最初寒かったんですけど、踊り出したら「なんだ、この開放感!」ってなって。「こんなに良い衣装があったのか!」っていうことに気が付いて。で、家のタンス開けたら、青の、花柄の、古着屋さんで買った290円の水着しかなかったんですけど、とりあえず「水着いぇーい!」みたいな感じで写真を撮ってツイートしたら、それを楽しみにしてくれる人も出てきて、みんながそうやって盛り上がってくれるんだったら積極的にやっていきたいなって思って。最初は流れのままにっていう感じだったけど、今はたまらない開放感がある(笑)。
--言ってること、真性のグラビアアイドルですよね。「私はやらされてるんじゃない。グラビアが好きなんだ!」っていう。
一同:(笑)
ミサキ:水着で世界がだいぶ変わったな!って思ってます。
--あの企画ってあくまで話題作りの為にやっていた訳ですよね? でも今の話聞いてると、その道を極めていきたいのかなって(笑)。
ミサキ:でもやっぱりそれは全部ぽわんありきなんですよ。ひとりだったら水着にはならないと思うんです。いつも自分は“ぽわんで何が出来るか”って考えているんですけど、モエちゃんみたいに企画とか提案できないし、らら美さんほど裏方のこともできないし……そうやって考えていったときに、自分に唯一できることって勢いで何かをするっていうことなんじゃないかって。あとはやっぱり胸のカップ数を詐欺って入ったので(笑)それに対する懺悔というか、使えるものは使っていこうっていう感じです。
--そういえば、当初のぽわんって貧乳を売りにしてましたもんね。
ミサキ:だからずっと隠していたんですけど、初めての京都遠征でお風呂入るときにバレて(笑)。
--で、いろんなことをやってみたらテレビにも拾われ、大阪の大型ライブハウスサーキット【見放題2014】では初めての入場規制がかかり、明らかに状況が好転してきました。
モエ:そうですね。ただ、入場規制に関しては、観たかった人全員に観てほしかったなってのはあるので、もっと大きい会場にぽわん出さなくてアレだったな、みたいな(笑)。【見放題】には最初相手してもらえなかったんですよ。ぽわんって奇抜なことやってるから曲聴いてもらう前にナメられてるんです、大体。「どうせイロモノバンドで適当にやってんだろ?」的な。でも実際にはそうじゃないから悔しかったんですけど、今回入場規制かかったんで「ほらこうなっただろ?」みたいな。それは最近のライブで大体思ってます(笑)。
--勢いは自分たちでも感じてる?
モエ:感じてます。1年前のリリースと全く反応が違う。あのときは知っている人がちょいちょい買ってくれるぐらいだったけど、今って私たちが把握できない人たちが「聴いたよ」って言ってくれたりするので。それは高校のときからずっと音楽をやってきて初めてのことだから、普通に嬉しい。
--話題作りを頑張った結果、聴いてもらって勝てる音楽がないと何も成立しない訳ですけど、そのどちらも持ってるぽわんみたいなガールズポップバンドってなかなかいないですよね。自分ではどう思います?
モエ:自分では最強だと思う!
一同:(笑)
モエ:でもそう思えるのは、仲間がいるからなんですよね。私はひとりだと自信がなくなっちゃって、すぐダメになっちゃう。でもメンバーが「本当にモエちゃんの曲は最強だよ」って言ってくれるだけで、それだけで最強になれるんですよ。だからバンドじゃないとやっていけない。
--最新アルバム『BLUE』は、その最強モードのぽわんが反映された作品だと思うんですけど、今のぽわんのライブがあって、これが物販にあったら結構売れちゃうでしょうね。
モエ:売れると思ってます。「意外と音楽的にいいんだな」っていう感じになると思うし、そこは自信持ってるんで。あと、昨日のBiSのライブを観て……今、ぽわんは結成して2年なんですけど、ここから2年後に【ぽわんなりの横浜アリーナ】を日本武道館でやるんで、それを大きい目標にして……
--マジか(笑)。2年で?
モエ:い、いまのところ!
--(笑)
らら美:予定変更はあるかもしれない!
--でも凄いリスペクトですね、それ。
モエ:凄い感動したので。昨日のライブを観て悔しかったのは、まぁ多くの人があの場でそう思ったと思うんですけど、「もっと最初から知っていたかったな」っていう。「もっと昔から知ってたらもっと楽しめたのに」って思っている人が多分たくさんいた。そういう人が増えていってBiSが伝説になる。それがメンバーとか運営の皆さんの想いだと思うんですけど、もうあの時点でそういう人たちがいたと思ってるから、なんか、「死ぬ前に伝説つくってんなぁー」みたいな気持ちになって。
--まぁでも日本武道館を2年で目指すってなかなかシビアな戦いになると思うんですが、川光マネージャーはどう考えてるんでしょうか?
川光マネージャー:普通に考えたらそろそろ日程押さえなきゃいけない距離感ですよね……。
らら美:押さえるっていうのも手ですよ。
モエ:ぽわんを信じるっていうのも手ですよ。
一同:(笑)
川光マネージャー:でも僕もそこは目指してますよ。じゃないと、嫁と子供いてこんなことやってないですからね。
モエ:あと、借金しても働いていれば返せるんで。別にそこで失敗して借金背負っても、まぁ生きていれば返せるかなっていう。
--でも武道館ですよね。武道館は今のぽわんのスタンスで進んでいくと……
モエ:その辺は微妙に調整しつつ、ギリギリを狙っていきたいです。でもダメだったら横アリで!
--全く同じじゃねーか!
一同:(爆笑)
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Interviewer:平賀哲雄|Photo:内山直也
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