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デヴィッド・T.ウォーカー tribute to マーヴィン・ゲイ -スペシャル・インタビュー-
モータウン黄金期を支えた世界一ソウルフルなギタリスト、デヴィッド・T.ウォーカー。2月にラリー・カールトンと共演を果たし、多くのギター・ファンを魅了した彼が、7月に再び来日公演を行う。今回はなんと、過去に数多くの作品に参加した偉大なるシンガー、マーヴィン・ゲイをトリビュートするという。そこでデヴィッド本人にマーヴィン・ゲイとの出会いや、トリビュートするに至った理由、気になるセットリストについてインタビューを敢行した。
彼の曲には常に彼の魂が込められていて、
それがストレートに伝わってくる
??まずはじめに、2月にラリー・カールトンと行ったツアーはどうでしたか?10日間連続というハードなスケジュールでもありましたが。
David T. Walker (以下DTW): ラリーとのツアーはすごく楽しかったよ。僕らはそれぞれスタイルが違うから、良い感じで音も混ざり合ったし、良いライブになったと思うよ。ラリーもバンドも、お客さんも最高だった。10日間で19公演あったけど「ダイジョブ」だよ!だってまだ若いからね(笑)。
ラリー・カールトン&デヴィッド・T.ウォーカーの公演の模様はコチラ>
▲ Marvin Gaye「Trouble Man」
??なぜ今回マーヴィン・ゲイのトリビュート・ライブを行おうと思ったのですか?
DTW: 僕は彼と多くのアルバムで仕事をしてきたんだ。すごく幸運だったと思う。そして今年は彼がこの世を去ってからちょうど30年だから、振り返るにはちょうどいいタイミングだと思ったんだ。
(ちなみに、僕がマーヴィンと一緒にやった作品は…『Trouble Man』(1972)、『Diana & Marvin』(1973)、『Let's Get It On』(1973)、『Marvin Gaye Live!』(1974)、『I Want You』(1976)、『Here My Dear』(1978)、『Dream of A Lifetime』(1985)、『Romantically Yours』(1985)だよ。)
??マーヴィン・ゲイとはどこで知り合ったのですか?また、初めて会った時の印象を覚えてますか?
DTW: 出会いはたしか1965年にデトロイトにあったモータウン・スタジオだった気がする。すごく優しい人だったし、才能のある、特別なアーティストだと感じたよ。
??マーヴィン・ゲイの作品に多く携わってきたと思いますが、彼の音楽で最も素晴らしい点はどこにあると思いますか?
DTW: 彼は、あの時代もっともクリエイティブなアーティストの一人だったと思うよ。彼のクリエイティヴィティは僕にすごい大きな影響を与えたと思っている。特筆すべき点として、彼の曲には常に彼の魂が込められていて、それがストレートに伝わってくるところだと思うよ。
??今回どのように彼をトリビュートしようと思っていますか?オリジナルに沿った形ですか?それとも大きくアレンジするのですか?
DTW: 彼が曲に込めた根本的な感情は忠実に表現したいと思っている。だけど、僕の思うコンセプトや楽曲のアレンジはしていくつもりだよ。
▲ Marvin Gaye「Let's Get It On」
??どのようなセットリストになるのでしょうか?
DTW: セットリストは常にトップ・シークレットさ。でもいま構想に上がっているのは、「I Heard It Through The Grapevine」と「Let's Get It On」、あと『What's Going On』から何曲かやろうかなと思ってるよ。
??最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
DTW: 僕や僕の音楽に会いに来てくれる、心温かいオーディエンスのみんなにはいつも感謝している。今回もできる限りたくさんのファンに「笑顔で」会えることを楽しみにしてるよ!
公演情報
デヴィッド・T.ウォーカー tribute to マーヴィン・ゲイ
日時:2014年7月9日(水)~10日(木)
会場:ビルボードライブ東京
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日時:2014年7月12日(土)
会場:ビルボードライブ大阪
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