Special
SuG 『MISSING』インタビュー
目標は日本武道館。ここに復活した意味を示す。
SuG復活記念全員揃い踏みインタビュー公開。活動休止期間、それぞれどんな想いでSuG復活の瞬間を待ち、2013年12月29日 国立代々木競技場第二体育館でのワンマンライブに集ったのか。そして復活第一弾シングル『MISSING』で彼らは音楽シーン、もとい世間に何を示そうというのか。活動休止に意味があったのなら、復活にも意味がある。目標の日本武道館に向けてひた走っていく5人の今を記録する。
復活の瞬間「マジで思いましたね。ここでスベったら終わるなって」
--2013年12月29日 国立代々木競技場第二体育館でのワンマンライブで完全復活。またこうして変わらぬ5人でSuGを再始動できたことには、どんな感慨を持たれていますか?
武瑠(vo):この5人じゃなかったら終わってましたからね。
Chiyu(b):このメンバーじゃなかったら、多分……実家に帰ってたかな。SuGが解散してしまったとして、またイチから別のバンドを組む気もなかったんで。
--活動休止中、武瑠くんが海外に行ったりしていた話は伺いましたが、他のメンバーはどんな日々を過ごしていたんでしょうか?
masato(g):僕は舞台とかやってましたね。見せ方を勉強したくて、例えばファッションショーの中に持ち時間をもらって、自分でストーリーも演出も音楽も担当したパフォーマンスをやったり、知り合いの劇団員と一緒にライブをやったりして、今までと違うステージの立ち方に挑戦していました。またSuGに戻ってきたときにパワーアップしていたいとも思っていたので。
shinpei(dr):僕はライブを中心に活動してました。時間はあったので、いろんな人とやってみたくて。SuG以外でドラムを叩くのは、当然ながら安心感もないですし、やっぱり最初はやりづらいんですけど、そこを合わせていく楽しさがありました。「あ、この人はこういうノリなんだ?」とか、いろんなノリに合わせていくことに挑戦してましたね。
Chiyu:俺はまずベースボーカルという形でライブをしようと。武瑠と2人で歌える曲をSuGの武器として今後使えたらといいなと思って。あと、センターに立つことによって、ライブを主体になって回すということも一回経験しておきたかったんですよね。それで主催ライブしたりとか、あとは別のバンドのサポートとかやっていました。
--yujiさんは、復活ライブのMCによって『相棒』を観ていただけみたいな印象になっていますが。
yuji(g):実際、そんな感じでした。自宅から半径3km以内で生活していました。自宅警備員ってやつです。
Chiyu:久々に聞いたわ、自宅警備員(笑)。
yuji:SuGの作曲だけはやっていたんですけど、あとは友達と結構遊んでましたね。海行ったりとか。最高でしたね。今年も行きたいです、海は。
--そうですか(笑)。活動休止中、それぞれメンバーの動きは気になっていたんですか?
shinpei:ちょいちょい会ってはいたので……。ただ、武瑠くんが海外行ったときは気になってましたね。例えば、事故とか。
yuji:アメリカなんか行ったらすぐ撃たれるからね!
武瑠:そんなことないから。
yuji:すぐ撃たれんじゃん! すぐ「Hurry up」じゃん!
武瑠:そんな危ないところじゃないから(笑)。
shinpei:武瑠くん、好奇心旺盛なんで、危ないところに行きそうなイメージがあったので。まぁそういうのに巻き込まれなきゃいいなとは思ってました。
--撃たれたら復活もへったくれもないですからね。
masato:結構な伝説にはなりますけどね。ミュージシャンとしては。
武瑠:SuG、売れたかもしれない(笑)?
--この5人が「よし、SuG再始動するぞ」と集まったのは、いつどんなタイミングだったんですか?
yuji:ちょくちょく会ってる中でミーティングしながら、復活が決まるのか、決まらないのか、みたいな状況が続いてて。でも準備だけはしていたっていう。
武瑠:それこそ次のスタッフになるかもしれない人と会ったりしていて。
masato:で、所属する事務所が決まって、国立代々木競技場第二体育館でワンマンライブをすることも決まったので、あとはそこに照準を合わせて進んでいくことになったんです。
Chiyu:そういう感じでぬるぬる~と進んでいったから「よっしゃー、決まったあぁ!」っていう感じはなくて(笑)。いろんなパターンが考えられた中で、今回の形での復活になったっていう。
--音を合わせたり、コミュニケーション取っていく中で「再始動前と変わったな」と、メンバーに対して感じたりすることってありました?
Chiyu:リハに入って一番最初に思ったのは「みんな成長したな」という感じよりは「やっぱり変わらねぇな」っていう。
masato:それまでにもちょくちょく音合わせたりしてたしね。
yuji:一回、コピーをやる為だけにスタジオ入ったよね? ちょっとスタジオに入らなさすぎるのはヤバイねって、THE YELLOW MONKEYとMOON CHILDの「ESCAPE」やって(笑)。
--2013年12月29日の復活公演【SuG Onemanshow 2013“update ver.0”】。いざ、ライブが始まって大歓声を浴びたときはどんな気分に?
yuji:ブルブルしたんですけど、それを必死に抑えないといけない。演奏するにはそこで気持ちを持っていかれちゃうと、悪い方向に出ることが多いので「抑えなきゃ、抑えなきゃ!」って思いながら。しかも1曲目がバラードの「0 song」だったので、冷静になろうと努めました。
Chiyu:音出すとき、怖かったもん。フレーズ的にはすごく簡単なんですけど、それでも一音一音、フレーズが移動する度に怖かったもん。音を出すのが。
--SuGの歴史において、何が何でもスベっちゃいけない瞬間でしたからね。
一同:(笑)
Chiyu:本当そうだったんですよ!
武瑠:それはマジで思いましたね。ここでスベったら終わるなって。
yuji:すべてが台無しになるやつだもんな。
masato:クスクスとか笑われたら終了だもんね。
Chiyu:そうなったら絶対に立て直せないですからね(笑)。だからそこはかなり集中しましたよ。
- < Prev
- 結成秘話「クソ中のクソでした。
一緒に出てるコピーバンドより酷かった」 - Next >
リリース情報
MISSING
- 2014/02/19 RELEASE
- 初回盤A[PCCA-3977(CD+DVD)]
- 定価:¥1,800(tax in.)
- ≪試聴可能≫
- 詳細・購入はこちらから>>
- 初回盤Bの詳細・購入はこちらから>>
- 通常盤の詳細・購入はこちらから>>
関連リンク
Interviewer:平賀哲雄
4