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JK21あかりん卒業&りんちゃん昇格記念インタビュー
阪神タイガース承認応援歌を担当した経歴も持ち、現在は自己最高位21位を目指して奔走中の関西発アイドルグループ JK21。幼稚園の頃からモーニング娘。が好きで、高橋愛に憧れてアイドルになったという、筋金入りのアイドルマスター あかりん(竹内星)が、1月18日 大阪アトリエクラブでの公演を最後に卒業。翌19日に新メンバー りんちゃん(前田鈴)のJK21昇格公演が開催された(詳細はこちら)。
今回の特集連載第2弾では、前述の卒業公演直後にあかりん&りんちゃんへそれぞれ単独インタビューを敢行。JK21のこれまでとこれからにフォーカスした。ひとつの夢を終えて去っていく者、夢を託されて向かっていく者。アイドルグループにおける通過儀礼であり、宿命である“青春のバトンリレー”をここに記録する。
参加メンバー:あかりん(竹内星)、りんちゃん(前田鈴)
高橋愛さんがいなかったら今の私はないですね
◎あかりん(竹内星)JK21卒業インタビュー
--ラストステージを終えた今の心境を聞かせてください。
あかりん:まだあまり実感がなくて。私、ダンスも歌もすごく好きなので、本当に楽しかったです! ぐらいしか言えないんですけど(笑)。
--最後まで涙を見せず、笑顔でしたね。
あかりん:涙を見せないと決めて臨んだ訳ではなかったんですけど、ステージに立つとやっぱり楽しいし、お客さんの熱い視線を感じていたので、ここで私が泣いたらお客さんも悲しい気持ちになってしまうと思って、最後まで笑顔でいようって思いました。
--超満員のお客さんがあかりんの卒業を見届けにきたこと自体には、どんな感慨を持たれていますか?
あかりん:これだけ愛されてる……って言ったらアレですけど(笑)、私の為に来て下さった方がたくさんいて。みんな温かいんだなって。私にとってファンの皆さんってお父さんみたいな存在だったんですよ。親目線で「守ってあげたい」とか言われたことも結構あって。私がよくステージでコケるので「あーあー、危ない、危ない」みたいな感じでいつも見守ってくれていて。あと、私の顔が好きとか声が好きとかじゃなく、パフォーマンスが好きって言って下さる方が多かったんです。
--それが嬉しかった?
あかりん:パフォーマンスを見てくれるのはすごく嬉しかった。最初はダンスパフォーマンスをみんなと合わせられなくて悩んでたんですけど、ファンの方の「あかりんはそのまま個性出していったらええんちゃうかな」っていう一言で、「私はダンスで人の目を引こう!」と思えたんです。それで家で一生懸命練習して、どうやったら綺麗に見えるかとか、いろいろ研究しました。
--今日のライブは過去最高に熱いステージだったというか、完全燃焼してやろうという気概を感じました。
あかりん:もう今までの経験とかすべての想いを込めて、今までやってきた中で最高のステージにしようと思って、昨日からイメトレしてました。でも当日を迎えたら未だかつてないぐらい緊張して! 私のソロコーナーがあったのもあるんですけど、今日で最後だから絶対に失敗したくないじゃないですか。なのでとにかく必死でした(笑)。
--加藤いづみさんの「好きになって、よかった」を歌われていましたけど、あの曲をチョイスしたのは?
あかりん:私の母に「最後、どういう曲を歌ったらいいかな?」っていう話をしたら、「これはどう?」って薦めてくれたのがあの曲で。それで聴いてみたら、別れもあるし、その上で寂しいとかツラいとかだけじゃなくって、「好きになって、よかった」っていう感謝の気持ちも込められている曲だったので、私の卒業公演にピッタリだなと思って選びました。
--見事な選曲だと思いました。失恋ソングだった曲が、今日の舞台であかりんが歌うことでもっと深い曲になったなって。ひとつの夢を終えて去っていくんだけれども、ここにいてよかった、好きになってよかったと伝えられる感じが、あかりんの心境と重なってる。
あかりん:そうですね。泣いたり、鼻すすっている方もいたので「やったな!」と思いました(笑)。
--ちゃんと泣かしてやったぞと。ちなみに、研究生として初めてステージに立った日のことは覚えてますか?
あかりん:初めてステージに立つ日は、公演前にひたすら“人”っていう字を書いて食べてました!
--手のひらに(笑)?
あかりん:はい。めっちゃ緊張して! 必死に笑顔の練習したり(笑)。私、作り笑いって言われていた時代がありまして。「作り笑いしてるね」とか「あんまり心から笑ってない」とか言われていたんですよ。でもだんだん素が出るようになって、自然と笑えるようになったらファンの方も増えていって! あれはすごく嬉しかったです。
--では、JK21に昇格してから最初のステージのことは憶えてますか?
あかりん:私、宮繁さん(宮繁恵梨/しげさん/リーダー)と入れ替わり(※しげさんは、2011年12月 学業優先を理由にJK21から降格。2012年7月に再び戻ってきた)で入らせて頂いたので、最初は「受け入れてもらえるかな?」とか「みんなの輪に入っていって浮かへんかな?」っていう不安もあったんですけど、いざステージに立ってみるとお客さんが「よかったよ! 馴染めてたよ!」って言って下さって。それは自信になりましたね。
--あかりんは幼稚園の頃からモーニング娘。やミニモニ。が凄く好きで「こういう人になりたいな」って思い、アイドルになった訳ですけど、その夢を叶えられたことにはどんな感慨を持っていたりしますか?
あかりん:私、バレエも習っていたんですけど、モーニング娘。の高橋愛さんがバレエを習っているのを知って、それで「私もバレエ習いたい!」って思ったんですよ。で、バレエを習っているうちに「歌いたい」っていう気持ちも出てきて、それでオーディションを受けてみようと思ったんです。
--じゃあ、あかりんのルーツは高橋愛なんだ! 愛ちゃんがいなかったら今のあかりんはいなかった?
あかりん:高橋愛さんがいなかったら今の私はないですね。バレエも習っていなかったと思います。
--そんな愛ちゃんの影響もあって、アイドルに。2012年1月2日にJK21メンバーへと昇格してからの日々は、自分にとってどんな時間だったと思いますか?
あかりん:体調崩したりしまったとき、やっぱりアイドルは笑顔でおらなアカンのに、私はすぐ顔に出ちゃうんです。東京遠征から帰ってきてすぐアトリエクラブ(大阪での定期公演)とか、体力的にハードだったりして。特に私は息切れとかも激しいし、ファンの人によく「今日、体調悪いな?」とか言われていて。その度にアカンなと思って、アイドルっていう仕事の大変さを知りましたね。あと、楽しかったことで言えば、私はアイドルさんが大好きなので、イベントに出ると他のアイドルさんとご一緒できるのが幸せでした。すごく!
--それはJK21のあかりんというより、アイドルヲタのあかりんの楽しかったエピソードだよね(笑)。他に「JK21に入ってよかったな」と思ったエピソードはないんですか?
あかりん:やっぱり私のパフォーマンスを見て「元気になった」と言ってもらえるのが、何より嬉しかったですね。人を笑顔にさせることをできたのが嬉しかったです。
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