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ラリー・カールトン&デヴィッド・T・ウォーカー 来日直前特集
いよいよ1か月後に迫ったラリー・カールトン&デヴィッド・T・ウォーカー来日公演。数々の名演で音楽史にその名を刻む偉大なギタリスト2人が初めて同じステージに、しかも、ここ日本でそれが実現するなんて…全音楽ファン垂涎の奇跡を前に彼らが制作・参加した作品をテーマ別にピックアップし、改めてその偉大な功績を振り返ってみたい。
■Larry Carlton & David T. Walker Billboard Live Japan Tour 2013
ビルボードライブ大阪:2014/2/20(木)~23(日) >>公演詳細はこちら
ビルボードライブ東京:2014/2/24(月)~28(金) >>公演詳細はこちら
ラリー・カールトンとは40年来の知り合いだけど
同じステージに立つのは今回が初めてなんだ。
マリーナ・ショウの『フー・イズ・ジス・ビッチ・エニウェイ』など
様々なアーティストの作品で定期的に一緒に演奏していて
今回の公演では、このアルバムからの楽曲を演奏しようと考えているよ。
そして、ザ・クルセイダーズのアルバムでも一緒に演奏しているから
彼らの曲も何曲か演奏するかもね!
ビルボードライブ東京と大阪でみなさんに会えることを
“スマイル”とともに楽しみにしています!
デヴィッド・T ・ウォーカーより
ラリー&デヴィッドの共演作品《三選》
60年代後半にプロ・ギタリストとしての活動をスタートさせたラリー・カールトンとデヴィッド・T・ウォーカー。駆け抜けてきた時代は同じでも、ラリーはジャズ/フュージョン、デヴィッドはソウルと異なるフィールドでキャリアを積み重ねてきた二人が、共に参加した作品の数は決して多くない。まずは、今回のライブでも演奏するだろうとデヴィッドも語ってくれた、ラリー&デヴィッドの共演作品をチェック!
『フー・イズ・ジス・ビッチ・エニウェイ』マリーナ・ショウ(1975)
ジャズとR&B/ソウルを融合させた都会的でスタイリッシュなサウンドで、時代を超えて愛され続ける歴史的大名盤。なかでもマリーナの歌声に優しく寄り添う二人の絶妙なアンサンブルが存分に楽しめる「Street Walkin' Woman」「Feel Like Makin' Love」は、ラリー&デヴィッド・コンビの代名詞的楽曲だ。
『クルセイダーズ1』クルセイダーズ(1971)
ジャズ・クルセイダーズからクルセイダーズへとマイナー・チェンジした記念すべき第一作目。ラリーのギターはゲストながら準主役といっていい活躍振りで豪快にソロを披露。一方のデヴィッドは堅実なカッティングで参戦し、タイトなサウンドを構築する要素のひとつになっている。
『セカンド・クルセイド』クルセイダーズ(1972)
前作『クルセイダーズ』のサウンドを踏襲した2作目でも、二人の個性が存分に生かされたアンサンブルを楽しむことができる。同作リリース後の74年に正式にクルセイダーズのメンバーとなったラリー。彼の白人離れしたブルージーなギターと繊細なバッキングは、クルセイダーズ黄金期の象徴ともいえる。
ラリー&デヴィッドのソロ作品《三選》
数々のセッションを経て音楽シーンにおいて確固たる地位を築く一方、ソロ作も精力的に制作・発表し、常に新たなアプローチに挑み続けてきたラリー&デヴィッド。それは二人の大きな共通点ともいえる。ここでは二人のソロ作品をピックアップ!
ラリー・カールトン編
『夜の彷徨』ラリー・カールトン(1978)
クルセイダーズを脱退したラリー・カールトンがスーパー・ギタリストとして確固たる地位を築いた3rdソロ・アルバム。アルバムの冒頭を飾る「Room 335」は当時多くのギター・プレイヤーがその演奏に憧れ、こぞってコピーしたフュージョン史に残る名曲だ。
『アローン・バット・ネヴァー・アローン』ラリー・カールトン(1986)
ラリー=エレキギターというこれまでのイメージを覆し、全曲アコースティック・ギターを演奏したのがこちら。「Smiles and Smile to Go」を筆頭に、アコースティック作品ならではの穏やかでリラックスした楽曲が並ぶ。同作は全米ビルボード・ジャズチャート首位を獲得。
『レネゲイド・ジェントルマン』(1993)
自身のルーツとなるブルースに回帰したラリーの90年代代表作。スティーヴィー・レイ・ボーンを彷彿とさせる骨太でブルージーな演奏が存分に楽しめる。ジャズ/フュージョン界の名手としてのラリーとは異なる側面=ブルース魂を垣間見ることが出来る、非常に泥臭い本格ブルース・ロック作品。
デヴィッド・T・ウォーカー編
『デヴィッド・T・ウォーカー』(1971)
冒頭のジャクソン5のカヴァー「Never Can Say Goodbye」を筆頭に、ソウルフルなフレーズが満載されたメロウなギター・アルバム。デヴィッドのギターの特徴である、歌うようなギターの音色が優しく響くソロ代表作。
『イ・エンス』(1987)
80年代に入りスタジオワーク中心の活動を行っていたデヴィッドにとって約11年ぶりの発表となった久々のソロ作品。同じく凄腕セッション・マンのジェイムズ・ギャドソン(Dr)やスコット・エドワーズら気心の知れた面々による熟練のサウンドに乗せ、80’sのエッセンスを加えたデヴィッド節を存分に堪能できる。
『フォー・オール・タイム』(2010)
13年ぶりのソロアルバム『ソーツ』(2008)、定番ウインターソングをカヴァーしたホリデー・アルバム『ウェア・マイ・ラヴ』(2009)に続いて、ドリカムのレーベル DCT RECORDSからリリースされたソロ最新作。ここ数年恒例となっている来日ツアーで再会を果たしたマリーナ・ショウがゲスト参加している。
携わった70~80’s名盤の数々
二人がこれまでに携わってきた作品を知ることは、彼らのことを深く理解する上で重要な“道しるべ”となるだろう。最後に、二人がレコーディングに参加した無数の作品の中から、その手がかりとなるであろう70年代~80年代初頭の名盤といわれる作品をいくつか挙げておこう。彼らのキャリアのほんの一部に過ぎないこれらを目にしただけでも、彼らの音楽シーンにおいての功績は十分に感じ取ることが出来るだろう。
ラリー・カールトン編
『ピアノマン』ビリー・ジョエル(1972)
『逃避行(Hejira)』ジョニ・ミッチェル(1976)
『スリーピング・ジプシー』マイケル・フランクス(1977)
『彩(Aja)』スティーリー・ダン(1977)
『モーション』アラン・トゥーサン(1978)
『ナイトフライ』ドナルド・フェイゲン(1982)
デヴィッド・T・ウォーカー編
『ブラック・バード』ドナルド・バード(1972)
『インナービジョンズ』スティーヴィー・ワンダー(1973)
『ファンタジー』キャロル・キング(1973)
『ライヴ』マーヴィン・ゲイ(1974)
『スタッフ・ライク・ザット』クインシー・ジョーンズ(1978)
『ポエット』ボビー・ウーマック(1981)
来日公演情報
Larry Carlton & David T. Walker
Billboard Live Japan Tour 2013
ビルボードライブ大阪:2014/2/20(木)~23(日)
>>公演詳細はこちら
ビルボードライブ東京:2014/2/24(月)~28(金)
>>公演詳細はこちら
INFO: ビルボードライブ オフィシャルサイト
■VIPミート&グリートイベントを開催!■
ギターの頂点に君臨するラリー・カールトンとデヴィッド・T・ウォーカーの夢の共演を前に、VIPミート&グリートイベントを開催。ライブ前にお紺われるリハーサルを見学できるほか、二人に直接質問することができるQ&A、フォトセッションなど、世界がうらやむ貴重な経験ができるまたとないチャンスが今回の来日時に実現!>>詳しくはこちら
関連リンク
フー・イズ・ジス・ビッチ、エニウェイ?
2012/11/21 RELEASE
TOCJ-50512 ¥ 1,046(税込)
Disc01
- 01.ダイアローグ
- 02.ストリート・ウォーキン・ウーマン
- 03.ユー・トート・ミー・ハウ・トゥ・スピーク・イン・ラヴ
- 04.デイヴィー
- 05.フィール・ライク・メイキン・ラヴ
- 06.ザ・ロード・ギヴス・アンド・ザ・ロード・テイクス・アウェイ
- 07.ユー・ビーン・アウェイ・トゥー・ロング
- 08.ユー
- 09.ラヴィング・ユー・ワズ・ライク・ア・パーティ
- 10.プレリュード・フォー・ローズ・マリー
- 11.ローズ・マリー(モン・シェリー)
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