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P!NK 【ビルボード・ウーマン・オブ・ザ・イヤー】受賞 スペシャル・インタビュー

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インタビュー

 これまでにビヨンセ、ケイティ・ペリー、テイラー・スウィフトなどが、その栄誉に輝いた米ビルボードが選出する【ビルボード・ウーマン・オブ・ザ・イヤー】。現地時間12月10日にNYで行われた授賞イベントには、本年度の受賞アーティスト、ピンクをはじめ、【ビルボード・ライジング・スター・オブ・2013】賞を受賞したジャネール・モネイ、ティーガン&サラ、チャーチズ、クリスティーナ・ペリーが出演し、パフォーマンスを披露した。
 59週連続米ビルボード・アルバム・チャートにランクインし続けた2000年のデビュー作『キャント・テイク・ミー・ホーム』から、早13年。昨年リリースされた最新作『トゥルース・アバウト・ラヴ』からファン.のネイト・ルイスとのデュエット「Just Give Me A Reason」が、米ビルボード・シングル・チャート3週連続1位を記録し、第56回グラミー賞で「年間最優秀楽曲」と「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス」にノミネートされるなど、その勢いは衰えを知らないピンク。そんな彼女を授賞式前にBillboard.comが直撃、受賞の感想、今年の印象深い出来事や2歳になる娘ウィローについて大いに語ってもらった。

今年はこれまでで最高の年になった

??2013年度【ビルボード・ウーマン・オブ・ザ・イヤー】賞の受賞おめでとうございます!感想はいかがですか?

ピンク:シュールよ。今年はこれまでで最高の年になったわ。周りで起こっていることをきちんと理解できる年齢なったと思ってる。(2001年に)『M!ssundaztood』がリリースされた頃、周りでいいことが起こっていても、若すぎて理解できてなかった。自分では年寄りって感じてたけど、実際はそうでなかった。何も吸収できてなかったの―私はいつでも第3者的立場で物事を見てるから。
 ウィローの存在は、私をオープンにしてくれた。でも今年は一生分の仕事が落ち着いた感じ―ポジティヴで、素晴らしい出来事ばかりだった。
 本当に素晴らしい気分なの、なぜかって言うと、この後何かをするのであれば、それが何かが全然わからないから。今回の受賞は、タイミングがばっちり、(インタビュアーの肩を叩きながら)「グッド・ジョブ!」って言われてるみたい。素敵なことだし、とてもいい事だと思う。家庭の面でも最高よ。ウィローが14歳ぐらいだったら、今の私の姿が見られるのに。残念ながら、彼女が私がクールだったって憶えているには幼すぎるわね。きっと「ウィロー、この雑誌を見て!誰が表紙を飾っていると思う?」「え、ママそんなの大昔の話じゃない。」って具合になるわね(笑)。

「Try」
▲ 「Try」 Music Video

??この1年間の思い出深い出来事は?

ピンク:全てのパフォーマンスが思い出深いわ。(2012年の)【アメリカン・ミュージック・アワード】は最高だった。あの時のパフォーマンスはとっても楽しかったから。多分ビルボード以外のTV中継されたアワードに出るのは、あれが初めてだった。それに本当に楽しかった。「Try」を演奏するのは、すごく好きなの。振り付けもすべて考えて、最高だったわ。後は、オーストラリア・ツアーも愛が溢れてて。次から次へと本当に楽しいことばかりだった。
 ウィローともディスニー・オン・アイスや『Cavalia』のショーを見に行ったり、クールなことばかりしてるの。
 オーストラリアの人々は言葉で説明できないほど、とにかく愛に溢れてる。私にも意味が分からないけど、理由もなくね。でもお互いに対する愛や観客の表情は、他のどこの国でも見られないものだと思う。本当にサイコー。人種、タイプ、年齢なんて関係ない、3世代が一堂に集まって楽しむだけ。楽しすぎて、毎日が奇跡のようよ。
 もちろんアメリカも素晴らしい。アメリカでフル・ツアーをやるのは初めてだから、それもすごい事。私は何年もアーティストとして活動してきたから特にクレイジーよね。でもオーストラリアはそれに劣らず。アメリカからツアーを始めたんだけど、今回は子供と一緒で、ライブと育児を両立して、途中で私が病気なって、そしたら1歳半の娘も病気になってしまったのは正直大変だった。ヨーロッパに辿り着いた時には、具合が悪化したけど、終盤にかけてはだんだん良くなって慣れてきてからまた楽しくなった。
 そしてオーストラリアに移動して、すべてがしっくりきた。自転車のようにすべてのパーツが揃って、動きはじめたって感じ。そこからは順調よ。でも今また喉が悪くなって…。でもとりあえず最高よ。
 それに、私“ムーンマン”(MTVビデオ・ミュージック・アワード)を授賞したわよね?そうよね。トロフィーをデザインしたアーティストは誰だっけ?名前が思い出せない~。“ムーンマン”が作られる過程を追ったドキュメンタリーを見たんだけど、マネージャーのロジャー(・ディヴィス)に電話して、「絶対欲しい!買わなきゃいけなくても、ノミネートされてなくても。何にも書いてなくていいから絶対欲しい!」って言ってたら、受賞した。こんな賞を貰うのは久しぶりだから、とっても嬉しい。

??因みに何の賞だったか憶えてますか?

ピンク:全然。けどネイトと一緒に貰った賞だと思うわ(編注:「Just Give Me A Reason」でベスト・コラボレーション賞を受賞)。でも、そんなの関係ない!だってトロフィーがもらえたんだもん。

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ピンク「トゥルース・アバウト・ラヴ」

トゥルース・アバウト・ラヴ

2012/10/03 RELEASE
SICP-3662 ¥ 2,420(税込)

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Disc01
  1. 01.アー・ウィ・オール・ウィ・アー
  2. 02.ブロウ・ミー(ワン・ラスト・キス)
  3. 03.トライ
  4. 04.ジャスト・ギヴ・ミー・ア・リーズン <feat.ネイト・ルイス>
  5. 05.トゥルー・ラヴ <feat.リリー・ローズ・クーパー>
  6. 06.ハウ・カム・ユー・アー・ノット・ヒア
  7. 07.スラット・ライク・ユー
  8. 08.トゥルース・アバウト・ラヴ
  9. 09.ビーム・ミー・アップ
  10. 10.ウォーク・オブ・シェイム
  11. 11.ヒア・カムズ・ザ・ウィークエンド <feat.エミネム>
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