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ガブリエル・アプリン 来日インタビュー
イギリスの田舎町ウィルトシャー出身、現在21歳のシンガーソングライター、ガブリエル・アプリン。英国の百貨店チェーン ジョン・ルイスのクリスマスCMに起用された「The Power of Love」が全英1位、今年5月にイギリスにてリリースされたデビュー・アルバム『イングリッシュ・レイン』は初登場2位を記録。ここ日本でもその人気は急上昇中で、日本でのデビュー・シングル「Panic Cord」は、Billboard JAPAN洋楽チャートにて1位を獲得、今年8月には【SUMMER SONIC '13】に出演し、日本で初ライブを披露、翌日行われた単独公演もソールドアウトとなった。
そんな彼女が奏でる情緒的で美しいメロディと天使のような歌声は、水嶋ヒロをも魅了し、彼が主演・共同プロデューサーを務める2014年1月公開の映画『黒執事』の主題歌に抜擢、絢香が作詞・作曲を「Through the ages」を歌うこととなった。2013年12月に初のジャパン・ツアーの為に再び日本を訪れたガブリエル・アプリンが、飛躍の年となった2013年を振り返るとともに、今後の活動について語ってくれた。
今年はこれまでで一番ツアーをした年でもあるから、
本当に様々な経験をすることが出来た
――今年3度目の来日となりますが、今回はどこに行きましたか?
ガブリエル・アプリン:渋谷に泊まっているから、その周辺を散策したり…昨日は初めて鎌倉に行って、お寺を見て歩いたわ。以前来日した時には京都に行ったけれど、日本の伝統的な文化が大好きだから、お寺や神社に行くことはとっても楽しみにしてる。
――それに、とても猫好きなんですよね。
ガブリエル:そうなの。私は超がつくほどの猫好きよ!前に来た時に、猫カフェに行ったんだけど、今日バンド・メンバーが来日するから、みんなを連れて行ってあげる予定なの。
――10月から11月中旬にかけてデビュー・アルバム『イングリッシュ・レイン』リリース後、初となるUKツアーを行っていたそうですが、3月に行ったツアーからどのような変化がありましたか?
ガブリエル:とってもアメイジングだったわ!8度目のUKツアーだったけど、あなたの言うとおりアルバムがリリースされてから初のツアーだった。大きな会場で演奏するのも初めてだったから、どの曲がステージ映えするのか、っていうのがあまりわからなくて、少し手さぐりな部分もあったけれど、それが分かったのは興味深かったし、とってもいいツアーになったと思う。それに色々な場所を訪れることが出来たのも楽しかったわね。
――ロンドン、そしてヨーロッパのいくつかの国では、ジョン・メイヤーのオープニング・アクトも務めていましたよね。
ガブリエル:あのツアーも素晴らしかったわ!彼は、私の憧れの存在で、実際に会ったらとても気さくで、演奏面でも学ぶことが多かった。
――抜擢されたきっかけというのは?
ガブリエル:彼のアメリカとUKのエージェントが私のアメリカのエージェントで、「演奏できるか訊いてもらってもいい?」って話したら、「ノー」って断られるんじゃない?って言われたけど、ダメ元で訊いてもらったら「イエス」って言ってくれたの!私の音楽も気に入ってくれたみたいで…彼はとてもナイスガイなのよ!
――彼のファンに自分の音楽を聴いてもらえるいい機会でもあったと思いますが、やはり大舞台だし、チャレンジでもありましたか?
ガブリエル:そうよね。観客はあくまでもジョンを観に来ているから。自分をみんなに紹介をするという意味では、通常のライブより観客に話しかけて、興味をもってもらえるように努めた。もう一点は、彼のファンはやはり音楽が心から好きな人ばかりだから、きちんと演奏することを心がけた。でも反応もとても良かったし、私としても貴重な経験をすることができたわ。
――ツアー中の空き時間は、いつもどのように過ごしているのですか?
ガブリエル:音楽だけではなく、私はアートにも興味があるから、暇なときは絵を描いたりしてる。それに初めて訪れる国や都市も多いから、その土地の名所を訪れたり、食べ物をトライしたりしてるわ。もし音楽をやっていなければ、訪れることも出来ないような素晴らしい場所にもたくさん行くことが出来るから、とても楽しいわ!
――色々な体験をすることは、音楽のインスピレーションにも繋がりますしね。
ガブリエル:もちろんよ!今年はこれまでで一番ツアーをした年でもあるから、本当に様々な経験をすることが出来た。そのおかげで書くことも広がり、増えていく。ツアー中に曲づくりをすることも私にとって初めての経験だから、それも興味深かったわね。
――中でも、一番印象に残っている経験やエピソードはありますか?
ガブリエル:いくつかあるわ。特に今回のUKツアーは、面白いことばかりだったの。みんなでギターのトムをからかうことが多いんだけど、ツアー最終日の前日がツアーマネージャーの誕生日だったの。そこで「このツイートが500RTされたら、ギタリストのトムがステージで私の服を着るわ!」って書いたら、本当に500RTされちゃって、トムは私の豹柄のボトムスにクロップ・トップでステージに上がったのよ!彼はとても背が高くて、ヒョロヒョロだから、ズボンが短かくて、とっても恥ずかしそうにしてたわ(笑)。そんなことばかりしてて、本当に楽しいツアーだった。
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リリース情報
イングリッシュ・レイン
~ニュー・エディション~
- ガブリエル・アプリン
- 2013/12/04 RELEASE
- ワーナーミュージック・ジャパン
- [WPCR-15437 定価:¥1,980(tax in.)]
- 詳細・購入はこちらから>>
関連リンク
イングリッシュ・レイン~ニュー・エディション~
2013/12/04 RELEASE
WPCR-15437 ¥ 2,075(税込)
Disc01
- 01.パニック・コード
- 02.キープ・オン・ウォーキング
- 03.プリーズ・ドント・セイ・ユー・ラヴ・ミー
- 04.ハウ・ドゥ・ユー・フィール・トゥデイ?
- 05.ホーム
- 06.サルヴェイション
- 07.レディー・トゥー・クエスチョン
- 08.ザ・パワー・オブ・ラヴ
- 09.アライヴ
- 10.ヒューマン
- 11.ノヴェンバー
- 12.スタート・オブ・タイム
- 13.Through the ages (日本盤ボーナス・トラック)
- 14.ストレンジャー・サイド (ライヴ・アット・ココ) (日本盤ボーナス・トラック)
- 15.ハウ・ドゥ・ユー・フィール・トゥデイ? (ライヴ・アット・ココ) (日本盤ボーナス・トラック)
- 16.ゴー・ユア・オウン・ウェイ (ライヴ・アット・ココ) (日本盤ボーナス・トラック)
- 17.プリーズ・ドント・セイ・ユー・ラヴ・ミー (ライヴ・アット・ココ) (日本盤ボーナス・トラック)
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