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フラワーカンパニーズ 『新・フラカン入門(2008-2013)』インタビュー
25周年という節目を来年春に控えるフラカンが、ニューアルバム『新・フラカン入門(2008-2013)』をリリースする。7年ぶりのメジャー復帰を果たした2008年から、様々な浮き沈みを経てここまで辿り着いたフラカンは、この5年間でどのような出来事と対峙してきたのか。
20周年、初の映画主題歌、メンバーの怪我、震災、新たなアプローチ、そして今、アンド来年30周年を迎える先輩 怒髪天について……。鈴木圭介(vo)とグレートマエカワ(b)に余すことなく答えてもらった。
再出発の2008年:7年ぶりのメジャー復帰
--10月23日にニューアルバム『新・フラカン入門(2008-2013)』がリリースになりますが、フラカンとしてはこれで6枚目のベストになります。
グレートマエカワ:『ヤングフラワーズ』からはじまり、『Antinos Years』があって『裏ベスト』があって『Trash Years』があって……、確かに6枚目だね。よくぞ数えてくれました(笑)。
--『新・フラカン入門(2008-2013)』のタイトルにもある2008年は、シングル『この胸の中だけ』で7年ぶり2度目のメジャーデビューを果たしました。ただ、同曲は新たなスタートを切るタイミングながら、フラカンのパブリックイメージみたいなものとは違う性質の楽曲でしたよね?
グレートマエカワ:ライブを観ての印象とは違うものかもしれないけど、当時一番自信がある曲だったし、レコード会社もあの曲が決め手となって再メジャーを決意したっていう決定打になっていた所もあって。もう1曲「大人の子守唄」でもいいかなとは思っていたけどね。
それに1回目のメジャーデビューで最初に出したアルバム『フラカンのフェイクでいこう』の1曲目だって「むきだしの赤い俺」ですからね(笑)。エゲツない所から始まっているバンドだから……
鈴木圭介:当時、親戚に叩かれたなァ……。親が50枚くらい買って配って回ったら、1曲目が下ネタだから(笑)。「大恥かいた!」だって。
20周年の2009年:『深夜高速』トリビュートは松崎しげるかm.c.A・T?
▲『新・フラカン入門』には25周年MIXを収録「深夜高速」MV
--再メジャーの翌年09年には20周年を迎え、その記念としてトリビュートアルバム『深夜高速 -生きててよかったの集い-』がリリースされました。同作は、計13組のバンドやミュージシャンが「深夜高速」をカバーするというトンでもない作品でしたよね。
グレートマエカワ:トンでもないですね(笑)。他にもあったとは聞きますけど……
鈴木圭介:松崎しげるさんくらいかな?
グレートマエカワ:あれは松崎しげるさん自身が色んなアレンジの「愛のメモリー」を歌っていたわけで。
鈴木圭介:m.c.A・Tも一緒か。
--「Bomb A Head!」のアカペラバージョンという伝説の1曲を遺したアレですね。
グレートマエカワ:(笑)。でも『深夜高速 -生きててよかったの集い-』はね、20周年企画の中で他にも色んなアイディアがあったんだよ。ありがちでもいいんだけど……と思った中で出てきたのがあのアイディアで、企画もそうだけど内容が凄く良くてさ。これを聴いて「深夜高速」の凄さを改めて知ったというか、歌の爆発力や曲の力の凄さを思い知りましたね、他のミュージシャンが演奏するのを聴いて。
--「深夜高速」の存在感は非常に強く、いまだにライブでは毎回求められますよね。そういう楽曲を持っていることはバンドの強みになりますが、反面、毎回求められることへの辛さを感じた時期もあるのでは?
鈴木圭介:求められている分には良いんですけど、求められていると思って演ってみたらさほど求められてなかったときのショックは大きいですよね(笑)。
例えば年に1回しか行けない所とかフェスでは、演ったほうがいいだろうと。それで、イントロを鳴らした瞬間に、さほど求めているような表情じゃねえな……と感じたときのアラララ感。「だったら別にこの曲、演らなくても……」みたいなのはあったりするんですけど(笑)。
--扱いが難しい?
鈴木圭介:例えば「深夜高速」がお茶の間レベルまでヒットしていたら話は別なんですよ。別にヒットしたわけでも何でもなくて、僕たちの曲の中では一番みんなが知っている曲にはなるんですけど、「ヒットしたわけじゃないのに、必ず演るのか……」と考えた時期はありましたね。
激動の2010年その1:ベスト発売、初の映画主題歌
--そして2010年には、ベスト盤『フラカン入門』がリリースに。こちらはファン投票の結果を順に並べた曲順でした。
グレートマエカワ:「孤高の英雄」が割と上位にいたのは意外だったかも。あれはフラカンファンが選んだわけだから、良く分かってるなって思ったね。
鈴木圭介:メンバーが選ぶベストに近い。僕らが選んでもあんな感じだったと思う。意外性のある選曲も欲しかったけど……、2位が「吐きたくなるほど愛されたい」だったのはびっくりしたね。
グレートマエカワ:曲はアップテンポな8ビートのロックンロールだけど、歌詞とかタイトルだけを見て、アレが2位だと思ったら俺たちはどれだけだよ……っていうね(笑)。でも、「吐きたくなるほど愛されたい」が2位という結果は、ファンの人たちはさすがだなって思ったな。
--また、同年には「元少年の歌」が初の映画主題歌『誘拐ラブソディー』に起用されるという大トピックもありました。結成21年で初めての映画主題歌が決まった手ごたえは?
鈴木圭介:それは大きいですよね。僕らは試写会で観たんだけど、あんなに大きい会場で自分たちの曲を聴ける機会が今まで無かったので。しかも、あの曲は元々完成していて、監督が聴いて選んでくれたんですよ。映画用に作った曲ではないので、より嬉しかったですよね。
グレートマエカワ:この辺から、より再メジャーになったというか、後押ししてくれている感じがありましてね。
リリース情報
新・フラカン入門(2008-2013)
- 2013/10/23 RELEASE
- 初回限定盤[AICL-2594/5(CD+DVD)]
- 定価:¥3,300(tax in.)
- 詳細・購入はこちらから>>
- 通常盤の詳細・購入はこちらから>>
関連リンク
Interviewer&Photo:杉岡祐樹
激動の2010年その2:ミスター小西、骨折
--ただ、この年はもう1つ大きなトピックがありまして、ドラムのミスター小西さん(dr)が打ち上げで骨折という……。
グレートマエカワ:あれも2010年か! 色々あった年なんだねェ。忘れられない1年……って忘れてたけど(笑)。
--そこでサポートにクハラカズユキさんとサンコンJr.さんという屈指のドラマーを迎えました。お2人と共演することで、改めて気づいたことは?
グレートマエカワ:やっぱりドラムが変わるだけでこれだけ変わるのか、と。特にキュウちゃんとは、うつみようことYOKOYOKO BANDで俺と竹安(堅一 / g)は一緒に演ってたわけだし、旧知で何を言っても良い仲なんだけど、やっぱりお互いに遠慮する所があるしさ。でも、ライブを1~2本演ると、しっかり合わせてくるんだから勘が良いんだよね。
鈴木圭介:キュウちゃんやサンコンだけじゃなくて、他の人に僕らの曲を演奏してもらう機会があると、大概みんな「え!? そんなに早くなるの?」ってなるよね。僕がガーッと走っていくのに、みんなが合わせてくれる。そういうのはすぐには難しいですよね。
グレートマエカワ:だからキュウちゃんやサンコンとのラストライブでは、フラカンと言いながら違うグルーヴができていたから名残惜しかったし、本当に良い経験になった。しかも小西が戻ってくれば、やっぱりしっくりくるしね。小西は痛かったと思うけど、あれが無かったら今とはちょっと違うと思う。
2011~12年:震災、今歌う「エンドロール」とは
▲忍成修吾や田中要次が出演したドラマ仕立ての「エンドロール」MV
--そして2011年のリリースはドキュメンタリーDVDのみとなり、長い歴史の中でも珍しくCDリリースが無い1年でした。
鈴木圭介:あの年はハナからリリースしない予定だったんですよ。前年の秋にアルバムを出していたわけで、やっぱり30代の頃から2年に1枚くらいのアルバムリリースを続けるペースになっていて。
グレートマエカワ:ライブは毎年100本くらい演ってるわけで、そのペースは崩したくないし、かといってアルバムを急いで作るのも違う。自分らがもしフラカンのファンだとして、新曲は聴きたいけど昔の曲も演って欲しいと思うしさ。
--そんな11年の経験は翌年にリリースしたアルバム『ハッピーエンド』に反映されていくわけですが、今回のベストにも収録されている「エンドロール」は、今聴いても大きな曲です。歌詞に一切のごまかしはなく、MVから想起されるものも同じで。
鈴木圭介:そうですね。
--震災から2年半余りが経過した今、「エンドロール」はバンドにとってどのような楽曲になりましたか。
グレートマエカワ:「深夜高速」と違って演らないときもありますけど、今回の『新・フラカン入門』ではど真ん中に入っていることもあって、一番核だと思いますよ。この5年の中でも核になる曲。
鈴木圭介:この曲をコメントしづらいのは、何も決着が付いてないから。「エンドロール」を演るたびに同じことを考えるんですよね、ずっと。すべてが元に戻って、それこそ“ハッピーエンドになりました”って話になっているなら、懐メロとして歌える余裕もできてくるんですけど、この曲はそうならない。ずっとそのままだから。
グレートマエカワ:決着はなかなか付かないだろうっていう曲だからね。
鈴木圭介:考え続けなければいけないっていう曲だから、なかなか演る側としても微妙な感じになるんですよね。今も。これを演ってハッピーには決してならないし、いつまでもヒリヒリしてないとダメな曲かなァ。演ってるのがちょっとツラいくらいの曲を作ろうと思っていたわけだから。
--この歌詞に辿り着くまでには、相当な紆余曲折や苦悩がありましたよね。
鈴木圭介:今までの曲の中で一番大変だったと思いますね。極端なことを言うと、東北で演るときと関西で演るときの温度差が全然違うんですよね、聴いてる側も含めて。東京もある意味被災地だと思うし、僕らもある意味被災者ではあるんだけど、例えば肉親を亡くされた方がこんな歌を聴きたいのかどうか。わざわざライブに行って、思い出したくないことを思い出させる曲を聴きたいのかとか、そういうことを考え出すとね……。そもそもこういうことを曲にするのはどうなのかっていうのもあるし、この曲はなかなか言葉にし難いです。
変化の2013年その1:新しいサウンド、新しいライブ
▲鬼才 柴田剛監督による映像も見所「ビューティフルドリーマー」MV
--そして今年は1月にシングル『ビューティフルドリーマー』をリリースしました。フラカンにはそもそも、良いメロディの歌を男らしく歌うというイメージが強いと思うのですが、「フラカンはバックの音も凄いんだぜ?」と思っているファンは多いと思うんですよ。
グレートマエカワ:うん、うん。
--そういう魅力が前面に出ていたのが、2013年1月リリースの『ビューティフルドリーマー』で。アウトロのリフなど、日本のヒットチャートに上がる曲にはなかなか無い展開です。
鈴木圭介:これはテレビドラマ『まほろ駅前番外地』のオープニングテーマというタイアップありきで作った曲だから、ちょっと別の気持ちが入っているというか。例えば「エンドロール」とかは、大ッ嫌いな言い方だけど“等身大がどうした”みたいな(笑)、僕自身が取り入れたものを出してる。 だけど「ビューティフルドリーマー」に関しては先方の要求もあるから、そのまま自分を出しただけでは通用しなかったというか。だからこの曲も何回も書き直しましたね。
グレートマエカワ:それが面白かったんですよね。サウンドにしても新しいエンジニアで、新しいアイディアをいっぱい持っている人で。新しい曲の作り方、新しい自分らの扉が開いた感じはしたな。「エンドロール」もスキマスイッチの常田(真太郎)君がプロデュースしてくれて、色んなアイディアを出してくれたし、「これをプロって言うのか!?」って4人で痛感したりさ(笑)。
みんなが俺たちの色んな扉を開けてくれてて、それは今も続いてるんだよね。やっぱり確固たる自分たちがあって、そこから逃れられないのは良いことなんだけど、「ビューティフルドリーマー」で一気に拓けた感じはあったね。
--しかも、このシングルがリリースされた日は渋谷WWWでのプレミアムライブがあり、その模様は『新・フラカン入門』と同日リリースのDVD&Blu-ray『フラワーカンパニーズライブ2013(渋谷WWW&日比谷野外大音楽堂)』にも収録されることになりました。
グレートマエカワ:そうですね。
--計9名のサポートミュージシャンを迎え、より豊潤なサウンドアプローチに挑戦することで、フラカンの音楽的な魅力を分かりやすく伝えられていて面白かったですよね。
グレートマエカワ:やっぱり4人で演ってるときはさ、盛り上げることもすれば、お互いの音をぶつけ合うような所もあるじゃん、ロックバンドとして。あのときは選曲も含めて、よりアンサンブル重視というかね。みんなの音を聴きながらの差し引きに集中していたから、4人で演っているときとは違うよね。
リリース情報
新・フラカン入門(2008-2013)
- 2013/10/23 RELEASE
- 初回限定盤[AICL-2594/5(CD+DVD)]
- 定価:¥3,300(tax in.)
- 詳細・購入はこちらから>>
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Interviewer&Photo:杉岡祐樹
変化の2013年その2:鈴木圭介、曲ができないシリーズ発症
--夏にはシングル『夜空の太陽』をリリースしましたが、フラワーカンパニーズというバンドの凄さ。例えばベースがルートを弾き続けるにしても、この4人がやればここまでかっこよくなるという魅力を前面に出したサウンドが痛快でした。
鈴木圭介:これもタイアップのテレビアニメ『宇宙兄弟』の話が先にきたんですけど、こっちはプレゼンだったんですよ。1コーラスでもいいから出してくれって言われて、オープニングかエンディングかも決まって無かったのでオープニングのつもりで作って(笑)。
グレートマエカワ:ああいう曲がシングルで出せたのは嬉しかったよね。昔のアンティノス以来じゃないかな、激しいギターリフの曲がシングルになるのは。 その頃、ちょうど鈴木が「曲ができん! 曲ができん……」って言ってる時期で、それは今も続いてるんだけど(笑)。「今は調子が悪いからお題が無ければできない」って言ってる時期にきた話だから、そのネタで作れるわけじゃん。良いタイミングで話を持ってきてくれて、良い曲がしっかりできた。アニメとのハマりも良かったし、たとえハマらんくても新曲としてガンガン演っていきたい曲だと思いましたね。
--……と駆け足で振り返ってきましたが、メジャー復帰からの5年は色んな曲作りやバンド活動が続いていて、楽しめているのではないでしょうか。
グレートマエカワ:まァ、鈴木はツラい瞬間もあると思うけど、この2~3年の感じは良いよね、自分らでも広がってる感じがあるし、頭が柔らかくなったというか。いかんせん俺らもあんまり器用じゃないから、なかなか術が分からなかったりするんだけど、外からそうやって話をもらえると切り替えられるくらいのことは俺たちでもできるんだなって。
鈴木圭介:キャリアの割に全然やってこなかったんだよね。普通、これくらいのキャリアがあれば色んなことをやってると思うんですけど、僕らライブしか演ってないから。CD作ってライブ演ってプロモーションでいっぱいしゃべる(笑)。それだけしかやってこなかったので、広告代理店の人の名刺なんて1枚も持ってなかったからさ、一気に増えたぞ! みたいな(笑)。
変化の2013年その3:高らかに歌う“ミドルエイジ”
▲伊集院光出演「フラワーカンパニーズ 『新・フラカン入門(2008-2013)TV SPOT』」
--さらに『新・フラカン入門』には新曲が2曲収録されています。中でも「ロスタイム」の歌詞が素晴らしくて、30代半ば辺りになると“先にロスタイムがあるんだな”ってことが見え始めてきますよね。
鈴木圭介:きました? 40歳で一気にきますよ?(笑)
--歌詞に“ミドルエイジ”と出てくるロックソングはなかなか無いですよ。今の日本ではフラカンか怒髪天くらいかと。
鈴木圭介:お互い苦労してるバンドだからね(笑)。怒髪天ならもっと楽しげになると思う。
--でも、「ロスタイム」も曲調は爽やかですし、Bメロのドリーミンなアレンジなど、歌詞に引っ張られない感じじゃないですか。
鈴木圭介:Bメロは初めて使った覚えたてのコードなんですよ。普通ならあそこで使わないんだろうけど、仕方ない。だって前日に覚えたばっかりで、使いたくてしょうがなかったんだもん(笑)。
グレートマエカワ:これは歌詞とアレンジとの対極が面白いんですよ。歌詞だけ読んで「圭介だいじょうぶ?」とか言われたこともあるんだけど……
鈴木圭介:「だいじょうぶじゃねえよ!」って伝えておいて(笑)。でもね、これはライブではモータウン的に楽しげに歌いますよ。深刻な顔して歌わない! 何なら振り付けを入れてもいいくらいの曲なので。
グレートマエカワ:鈴木の曲ができないシリーズが続いている中で、ギリギリでできた新曲がこれと「ローリングストーン」で。その辺も今のチームになって、「ビューティフルドリーマー」からやってくれてるエンジニア 佐藤(雅彦)くんのアイディアがあったりもして、上手く噛み合ってるんですよね。
だからこの2曲があって『新・フラカン入門』が完成したなって。ベストではあるんだけど、頭4曲は今までのアルバムには入ってない楽曲だからさ、割とオリジナルアルバムに近い感覚でやってるんだよね。
2014年:25周年のフラカン、30周年の怒髪天
▲YouTube「怒髪天×フラワーカンパニーズのおもしろ対談(前編)」
--最後にうかがうのも何ですが、来年1月、怒髪天が30周年記念で初の武道館ワンマンを開催します。
グレートマエカワ:おぉ! 良い質問だ!
鈴木圭介:もう、怒髪天には暴れて欲しいですよね、好きなだけ。業界を荒らして欲しい、音楽業界に留まらずテレビ業界まで。
グレートマエカワ:すでに食品業界でも暴れてるからね(笑)。
鈴木圭介:唯一、僕ら40代の夢を全部背負ってくれちゃってるので、怒髪天が最初に暴れてくれたら、その後を僕らは行ける(笑)。先に道を作ってください、と。
グレートマエカワ:鈴木くんは年功序列の人だから、先輩には逆らわない(笑)。「兄貴、行ってください!」的なね。まァ怒髪天や俺らに限らず、ザ・コレクターズだったりTheピーズだったり、色んな同世代やちょっと先輩の人たち、ちょっと後輩だけど曽我部恵一君とか、長くやっているかっこいい人たちがいるのは励みになるよね。
鈴木圭介:20代の頃はライバル心の方が強いんですよ。でも40代になると潜り抜けてきた戦友っていったらアレですけど、それに近い。
--その過程の中で、ほとんどの人がいなくなっているわけですからね。
鈴木圭介:そう、そう! それでちゃんとやってくれてて、第一線で風穴を開けようとしてるわけじゃないですか。その最前線に怒髪天はちょうどいるから、デッカい穴を開けて欲しい。怒髪天が開けてくれたら、後続するバンドも色んな道に行きやすいんだろうなって。
シングルヒットが取り立てて無くても、日本中をツアーしていればとりあえず食える。そういう状況って50代以上の人だとなかなか無かった気がするんですよね。僕らくらいの世代から、アメリカのインディバンドみたいに年がら年中ツアーしてたら何とか食えるくらいになってきたというか。それは若いバンドの励みにもなりますよね。
--そこに関してはフラカンの影響も大きいですよ。
鈴木圭介:そうかもしれないですね。うん、うん。
--では、来年は大きい花火を……?
グレートマエカワ:小さい大きいは置いておいて、47都道府県でそれぞれ花火を打ち上げることを重点に置いて活動すると思います。機会があれば大きい会場でも……とは思うし、面白いことをやりたいですね。
リリース情報
新・フラカン入門(2008-2013)
- 2013/10/23 RELEASE
- 初回限定盤[AICL-2594/5(CD+DVD)]
- 定価:¥3,300(tax in.)
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Interviewer&Photo:杉岡祐樹
フラワーカンパニーズライブ2013~渋谷WWW&日比谷野外大音楽堂~
2013/10/23 RELEASE
AIXL-43 ¥ 8,172(税込)
Disc01
- 01.春の手前 (Premium Live “Beautiful Dreamer” 2013.1.23 at SHIBUYA WWW)
- 02.あったかいコーヒー (Premium Live “Beautiful Dreamer” 2013.1.23 at SHIBUYA WWW)
- 03.日々のあぶく (Premium Live “Beautiful Dreamer” 2013.1.23 at SHIBUYA WWW)
- 04.ビューティフルドリーマー (Premium Live “Beautiful Dreamer” 2013.1.23 at SHIBUYA WWW)
- 05.エンドロール (Premium Live “Beautiful Dreamer” 2013.1.23 at SHIBUYA WWW)
- 06.たましいによろしく (Premium Live “Beautiful Dreamer” 2013.1.23 at SHIBUYA WWW)
- 07.落ち葉 (Premium Live “Beautiful Dreamer” 2013.1.23 at SHIBUYA WWW)
- 08.真赤な太陽 (Premium Live “Beautiful Dreamer” 2013.1.23 at SHIBUYA WWW)
- 09.感情七号線 (Premium Live “Beautiful Dreamer” 2013.1.23 at SHIBUYA WWW)
- 10.春色の道 (Premium Live “Beautiful Dreamer” 2013.1.23 at SHIBUYA WWW)
- 11.深夜高速 (Premium Live “Beautiful Dreamer” 2013.1.23 at SHIBUYA WWW)
- 12.サヨナラBABY (Premium Live “Beautiful Dreamer” 2013.1.23 at SHIBUYA WWW)
- 13.なれのはて (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 14.煮込んでロック (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 15.SO LIFE (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 16.恋をしましょう (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 17.人生GOES ON (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 18.切符 (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 19.永遠の田舎者 (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 20.ビューティフルドリーマー (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 21.トラッシュ (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 22.元少年の歌 (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 23.ロックンロール (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 24.吐きたくなるほど愛されたい (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 25.246 (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 26.また明日 (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 27.エンドロール (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 28.東京タワー (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 29.脳内百景 (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 30.NUDE CORE ROCK’N’ROLL (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 31.チェスト (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 32.YES,FUTURE (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 33.天使 (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 34.はぐれ者讃歌 (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 35.真冬の盆踊り (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 36.深夜高速 (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
- 37.サヨナラBABY (“ハッピーエンド 2012-2013” 追加公演 2013.4.21 at 東京日比谷野外大音楽堂)
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