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ひめキュンフルーツ缶 『情熱、エモーション。~REAL IDOROLL GIFT~』インタビュー
愛媛のご当地アイドルとしてインディーズシーンをばく進し、この夏、待望のメジャーデビュー。9月25日にメジャー1stアルバム『情熱、エモーション。~REALIDOROLL GIFT~』をリリースした、ひめキュンフルーツ缶が初登場だ。
多忙を極めた2013年夏の思い出から、歴戦のロックバンドらを招いて開催した自主企画ライブ。アイドルで唯一出演した四国での夏フェスやAKB48 高橋みなみと共演した番組の感想についてまで。当時の写真と共に、メンバー5人に振り返ってもらった。
【ひめキュン祭】でGARLICBOYSやガガガSPと対バン
--夏の終わりに開催した【ひめキュン祭 ~ 大江戸アイドロール!SPECIAL】では、ガガガSPやGARLICBOYSなど歴戦のロックバンドとの対バンを実現させました。
谷尾桜子:それぞれに盛り上がり方が違って面白いですよね! 自分たちがライブしていても凄い楽しかったです。
岡本真依:やっぱり緊張はするんですけど、ひめキュンのファンじゃない方も来てくれるわけじゃないですか。ひめキュンは基本アウェイが好きなので、どんどん巻き込んでいく感じ、「やってやるぜ!?」的な気持ちで楽しめました!
谷尾桜子:「ひめキュンのライブは激しい盛り上がり」ってよく言ってもらえるんですけど、ガガガSPさんのステージを見させてもらったら、盛り上がり方のレベルが違うというか、「こ、こんな世界があるんだ……」と(笑)。 アンコールでGARLICBOYSさんの「あんた飛ばしすぎ」を皆さんと一緒に歌わせてもらったときも、ダイヴやモッシュが吹き荒れる感じで、ちょっと怖いくらいでした。ひめキュンもそれくらい巻き込めるくらいの力を持っていけたらって思いましたね。
河野穂乃花:ひめキュンの曲は自然の流れでドンドン速くなっていて、それに合わせて振り付けも過酷なものになっていったりするんです。けど、これからもスキルアップしていきたいし、加速していきたいと思ってます!
異色デザインのグッズや衣装
--今来ているTシャツもそうですが、ひめキュンはグッズのデザインも際立ってますよね?
全員:これはかわいいじゃないですか!
--ぜ、全員に怒られてしまいましたね(笑)。
河野穂乃花:インパクトがあるしかっこいいし、Tシャツのデザインは他のアイドルさんには負けてないと思います!
--では、いわゆるアイドルっぽい見せ方と今のひめキュンとでは、どちらが素に近いのでしょう?
奥村真友里、岡本真依、谷尾桜子、菊原結里亜:今!
河野穂乃花:え……?
--穂乃花さんだけ違う(笑)。
河野穂乃花:私はかわいいのが好きだし、歌もかっこいい系よりもかわいい系の方が得意なんですよ(笑)。
--そういえば夏にメジャーデビューを飾ったシングル『アンダンテ』では、さらし姿のMVも話題になりました。
菊原結里亜:特攻服になるとは聞いてたんですけど、まさかさらし姿までは考えてなかったですね。
岡本真依:武器みたいなのを持って写真を撮ったりしたんですけど、なんか怖かったです(笑)。
ご当地アイドルから全国区へ
--インディーズ時代はご当地アイドルの中でもズバ抜けた存在として語られてきました。メジャーデビューすることで全国区となって、変わったことはありますか?
奥村真友里:凄く忙しくはなりました。毎日何かしらのお仕事があるし、最近はアルバムのレコーディングをしてたし、今もライブに向けてのダンスレッスンとかをずっとしてたりと、夏休みが明けてからも忙しいですね。
谷尾桜子:だからメジャーデビューしてからは愛媛にいる時間が少ないですね。あんまり家にもいないですし。
--そういう生活は苦しさも伴うと思うのですが、何がモチベーションになっているのでしょうか?
岡本真依:……ごはん(笑)。色んな場所に行けるから、その土地の名物が食べられるし!
河野穂乃花:いつも来てくださるファンの方はもちろん、「今日初めて来ました」っていう方と会えると「来てよかったな」って思えてモチベーションになりますね。
--地元のファンには、メジャーに行ったことで遠い存在になってしまうと危惧する人も少なくないと思います。
河野穂乃花:今は東京に出てくることも多いですけど、それは愛媛を活性化させるためなので。色んな所に行って、ファンになってくれた人たちが愛媛に遊びに来てくれるようになったらいいなって思ってます!
谷尾桜子:そうなったときに、地元のファンの方々は「俺たちは最初から応援してるぞ」って誇りに思ってもらえるようになりたいんです。
リリース情報
情熱、エモーション。~REAL IDOROLL GIFT~
- 2013/09/25 RELEASE
- 初回限定盤[TKCA-73990(CD+DVD)]
- 定価:¥3,500(tax in.)
- ≪試聴可能≫
- 詳細・購入はこちらから>>
- 通常盤の詳細・購入はこちらから>>
関連リンク
Interviewer:杉岡祐樹|Photo:佐藤恵
たかみなはオーラがある? 他アイドルとの関係
--テレビ出演も増えてきましたよね。以前、関西テレビ『ミュージャック』に出演された際は、AKB48の高橋みなみさんともトークで絡んだそうですが。
菊原結里亜:(高橋みなみは)キラキラしてました! 芸能人オーラというか、「こうなりたい!」っていうオーラがありました。
--ひめキュンにはまだそのオーラはない?
奥村真友里:田舎っ子だし、「普通だよね」って言われますし……。みんなキラキラしてますよね、アイドルさんは。
岡本真依:他のアイドルさんはみんな女の子っぽいし……
--完全にうつむいてしまいました(笑)。では、共感できるグループなどは?
谷尾桜子:LinQさんとはインディーズの頃から同盟を組んでいて、最近も共演したし、これからも一緒にやっていけたらって思います。
河野穂乃花:ファン層も違いすぎるから、(ファンが)流れるとかもないですよ、LinQさんとは。だからライバルというよりは同盟ですね、やっぱり。
ファンと築いたこの夏の思い出
--今年の夏は『アンダンテ』のリリースイベントで各地を訪れました。
河野穂乃花:リリース日に東京ドームシティ ラクーアガーデンステージapスクエアでイベントをやったときは、カメラがいっぱいあって記者会見みたいで緊張しました。
菊原結里亜:同じ愛媛県出身の藤岡弘、さんがゲストに出て下さったんですけど、とにかく凄く暑い日だったのに藤岡さんはずっと長袖で凄かったです! 楽屋でも色んなお話をしてくださって、「芸能界はそんなに甘くないからがんばってね」って応援してくれました。
--他のイベントで印象に残っていることなどは?
菊原結里亜:愛媛のインストアイベントでくす玉が用意されていたりとか、ファンの方からメッセージカードをいただいたりとか、いっぱいお祝いしてもらいました! インディーズの頃からの写真をコラージュしてくれたりだとか、本当に嬉しかったですね。
谷尾桜子:これまで応援してくださった気持ちを無駄にしたくないので、大きくなってお返ししたいですね。やっぱり有名になることだと思うんですよ。テレビに出たときに「ほら、このグループを昔から応援しててね……」みたいに自慢できるように。
地元 愛媛での活躍とロックフェスの魅力
▲四国の夏フェス【MONSTER baSH 2013】でも大暴れ
--愛媛では商店街とコラボしたりと、地域や街に根付いた活動も行っています。
岡本真依:ひめキュンショップを作っていただいたり、大きなヴィジョンでひめキュンのミュージックビデオを流していただいたり。メジャーデビューのときも横断幕をかけてくれたり、ポスターをずらーっと並べてくれたりしたんです!
--夏には四国の夏フェス【MONSTER baSH 2013】にも、唯一のアイドルグループとして出演しました。
谷尾桜子:終わった後にONE OK ROCKのメンバーさんが(サムズアップしながら)「グー!」ってやってくれたり、Dragon Ashの方が袖で見ていてくれたりとか、本当に驚きました。出演した日はずっと雨だったんですけど、ひめキュンが登場した瞬間から晴れて、終わったらまた雨が降ってきたりとか。
--ロックフェスも楽しい?
菊原結里亜:ロックファンの方々に対しての方がガツガツいけるというか、「どうだぁー!?」みたいな感じでいけるじゃないですか。
河野穂乃花:やっぱり基本的にひめキュンはアウェイが好きで、ロックフェスだと名前も知らないっていう人がほとんどじゃないですか。何も前情報がない状態で見てもらえるのは楽しいです!
岡本真依:今はまだ知らない人がほとんどなので、知ってもらえることが嬉しいんです!
ひめキュンの相棒 機材車
--また、ひめキュンといえば機材車で移動するという、正にバンドマンな運営っぷりも話題になりますよね。
谷尾桜子:今日も機材車できました! 久しぶりだったから身体が……(笑)。
奥村真友里:今乗っているのは2代目なんですけど、昔使ってたのは妹分のnanoCUNEが使っていて、私たちの新車は窓も開くしカーテンもボタンで留められるんです!(笑)
--長い移動時間の間に、メンバー同士の会話やミーティングが行われることもあるのでしょうか?
岡本真依:話すときもありますけど、大体は寝てますね(笑)。
谷尾桜子:ライブ後とかはテンションも上がってるんで、よく話しますよ。
岡本真依:撮っておいたライブの映像を、みんなで観ながら反省会をしたりとか。
--そうやって5人でいると結束力は高まっていきますよね。メンバー間で真剣に話し合ったりすることもあるんですか?
岡本真依:ミーティングはけっこうしますね。
奥村真友里:仲良くないと本当に良い物は出せないと思うから、全部言ってるし、言い合える関係じゃないといけないと思います。
谷尾桜子:もとから凄く仲が良かったんですけど、より仕事の話をするようになったと思います。
リリース情報
情熱、エモーション。~REAL IDOROLL GIFT~
- 2013/09/25 RELEASE
- 初回限定盤[TKCA-73990(CD+DVD)]
- 定価:¥3,500(tax in.)
- ≪試聴可能≫
- 詳細・購入はこちらから>>
- 通常盤の詳細・購入はこちらから>>
関連リンク
Interviewer:杉岡祐樹|Photo:佐藤恵
ひめキュンの個性や良さを知るには一番
--そして遂にリリースされた2ndアルバム『情熱、エモーション。 ~ REAL IDOROLL GIFT ~』は、タイトル通り強烈なエネルギーが凝縮されました。
河野穂乃花:もう訳が分からないですよね(笑)。曲の構成も複雑なものがあって全然頭に入ってこないし、自分のパートを覚えるのに必死でした。
岡本真依:「こういう風に歌ったらかっこいいかな?」とか、かっこいいと思う歌い方でレコーディングしました!
--曲に対するアプローチも自分たちで考えるんですね。
谷尾桜子:例えば1曲目の「キミノミライ」は、それぞれの声の特徴とか歌い方を考えて、良さが引き立つパートをプロデューサーさんが選んでくれたので、ひめキュンの個性や良さを知るには一番だと思います。
--では、自分の良い部分が一番出た楽曲をそれぞれ選ぶなら?
河野穂乃花:私はあんまりかっこいい歌い方ができないんですけど、「夢見る世界」の2番のAメロの歌い方が良いってみんなに言ってもらいました♪
岡本真依:“ルー♪”の所でしょ? ちょっとビブラートがかかってて、大人っぽい感じの歌い方になってるんですよ。でも、2回目の“ルー♪”では出来てなかったです(笑)。
谷尾桜子:私も「夢見る世界」なんですけど、最後のパートが自分的に歌いやすいキーで、イメージ通りに歌えたんですよ。後から社長にも褒めてもらったんですけど、自分が良いと思った所が他の人と合致するのって嬉しいじゃないですか。自信を持って聴いてもらいたいって思えますね。
岡本真依:今回のアルバムの新曲レコーディングのときは喉の調子が良くて、良い感じに歌えたかなって思ってます!
菊原結里亜:私は、「キミノミライ」でインディーズのとき以来のラップをやったんですよ。ほとんど1年ぶりくらいだったんですけど、「あのときより上手くなったね」って言ってもらえました。
奥村真友里:私は「キミノミライ」のDメロくらいの所を歌っているんですけど、作曲した井上卓也さんに最初、そのパートを歌ってもらったんですよ。そのとき、卓也さんはかわいい感じで歌っていたんですけど、レコーディングのときにそのことをすっかり忘れてて自己流で歌ってしまって(笑)。でも、けっきょくそのテイクが採用されました。
ひめキュンがアイドルの常識をくつがえす
--では、今回のレコーディングの思い出は?
河野穂乃花:「You You 夢 Vision」は私のソロなんですけど、最初のレコーディングのときは風邪をひいたりもしていて上手く歌えなくて。3回目のときも声はガサガサだったんですけど、歌ってみたら意外に調子良くて、イケると思ってトライしてみたらやっぱりよくて。それで4回目にバッチリなテイクが録れました!
谷尾桜子:「色づく蒼葉たち」の歌い方が、自分でも“何でそんな歌い方したんだろう……?”って不思議に思うくらい、出したことのない感じの声だったんですよ(笑)。聴いた感じが面白くていいと思うんですけど、どうやって声を出していたのかを思い出せなくて……。これから研究します(笑)。
--また、アルバムを引っさげてのツアーは10月末から始まって、来年2月までかけて全国を巡っていくロングスパンの興行になっています。
河野穂乃花:日本地図を見てみたら、自分が思っていたのと違う場所にある県がいっぱいあってびっくりしました!
--どこが違ったんですか?(笑)
河野穂乃花:東京の西にさいたまがあって、その隣に群馬があると思ってたんですよ。で、神奈川は東京の上にあると思ってたんですけど……、地図を見てくつがえされました!
--群馬は海沿いだと思ってたんですか?
河野穂乃花:そうですよ! 本当にびっくりしました……、けっこう地理は得意だと思ってたのに。
--では、最後にアルバムに向けて一言ずつお願いします。
奥村真友里:ぜひこのアルバムを聴いて、ライブに遊びに来てください!
河野穂乃花:『情熱、エモーション。~ REAL IDOROLL GIFT ~』を聴けばひめキュンが分かると思うし、私たちの“これから”も感じてもらえると思うので、知らない人にも聴いてもらいたいです!
岡本真依:それに1曲目から通して聴いて欲しいんですよ。繰り返し聴いてもらえればもっともっと好きになってもらえると思うし、アルバムの曲順も社長がこだわっていたので!
--では桜子さんはツアーの見所をお願いします。
谷尾桜子:ひめキュンは激しく盛り上がって、爆音でギャンギャン鳴らす曲が多いので、騒ぐのが大好きな方やロックが好きな方には気に入ってもらえると思うし、普段音楽を聴かない方でもライブで盛り上がってくれれば、日ごろのストレスが発散できると思うんです。音には自信をもって提供していますし、パフォーマンスやダンスで皆さんを巻き込んでいける自信もあります! ぜひ来て欲しいです!
--最後に結里亜さん、一言でお願いします。
菊原結里亜:……ひめキュンがアイドルの常識をくつがえします!
リリース情報
情熱、エモーション。~REAL IDOROLL GIFT~
- 2013/09/25 RELEASE
- 初回限定盤[TKCA-73990(CD+DVD)]
- 定価:¥3,500(tax in.)
- ≪試聴可能≫
- 詳細・購入はこちらから>>
- 通常盤の詳細・購入はこちらから>>
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Interviewer:杉岡祐樹|Photo:佐藤恵
情熱、エモーション。 REAL IDOROLL GIFT
2013/09/25 RELEASE
TKCA-73995 ¥ 2,934(税込)
Disc01
- 01.キミノミライ
- 02.色づく蒼葉たち
- 03.GAME OVER
- 04.バズワード
- 05.夢見る世界
- 06.アンダンテ
- 07.カーテンコール
- 08.You stay dream
- 09.因果レプリカント
- 10.フリーノート
- 11.You You 夢 Vision
- 12.キラーチューン
- 13.絶望よ!こんにちは
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