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映画「Beyond the ONEDAY ~Story of 2PM & 2AM~」特集
2PMと2AMに密着したドキュメンタリー映画、遂に完成
野獣アイドルとK-POP随一のボーカルグループ。元々は同じオーディション番組から誕生し、やがてアジア音楽界の最前線で活躍するグループへ成長した2つのグループ、2PMと2AMにとって初のドキュメンタリー映画「Beyond the ONEDAY ~Story of 2PM & 2AM~」が完成した。
2011年【JYP NATION in Japan 2011】に始まり、舞台裏からそれぞれの努力、オフで見せる無邪気な笑顔など。1年をかけて撮影した膨大な密着映像と、本音に切り込むインタビューから浮かび上がる10人のリアルとは。
そこで今回は、本人たちからのコメントはもちろん、メガホンを取った大道省一監督が見た10人の素顔。そして2PM+2AM‘Oneday’で歌う初の楽曲で、この映画のために書き下ろされた「One day」についてまで。ファン垂涎の映像満載となった本作を、あらゆる角度から紹介する。
2PM&2AM インタビュー
--映画では、インタビューやステージの模様のみならず、舞台裏やプライベートに近い表情までが作品になっています。
ジュノ:練習生時代から練習も生活も共にしてきた仲間とこのような映画をつくることが出来て、本当に嬉しかったです。
ウヨン:こんなところも撮影していたんだ! という箇所が何箇所かあって、ちょっと恥ずかしかったです(笑)
チョグォン:僕たちの普段の姿に密着しているだけでなく、それぞれのグループのライブシーンも盛り込まれている映画なので、僕たちのことをよく知らない方でも楽しんで頂けると思います。
--映画の挿入歌『No Goodbyes』は、ジュンスさんが手掛けた楽曲になります。
ジュンス:僕が作曲した曲を10人で歌うということが何よりも嬉しかったですし、ディレクションをしていて、とても新鮮でした。この曲はラブソングにも聞こえますが、僕たちの絆を歌っている曲でもあります。みなさんぜひチェックしてください!
--主題歌『One day』は、初めて2PMと2AMの10人が揃ってレコーディングを行った楽曲です。
チャンソン:友情というか僕たちの絆が伝わる作品になったと思います。2PMと2AMのチームワークがこの作品の魅力です!
スロン:2PMの「動」の魅力と2AMの「静」の魅力が合わさって、今までとは違った魅力を感じて頂ける作品になったと思います。
--これから映画「Beyond the ONEDAY ~Story of 2PM & 2AM~」を観る、『One day』を聴く日本のファンに、一言メッセージをお願いします。
テギョン:ファンの皆さんから2PMと2AMをまだよく知らない方々まで、多くの方々に観て頂きたい作品です!ぜひ劇場へ足を運んでください!
ニックン:僕たちの素の表情や日々思っていることが全てつまっている映画になりました!楽しんでみてください!
チャンミン:「One day」は2PMと2AMの奇蹟のコラボ曲です!勇気がわくような明るい曲なので、みなさんぜひ聞いてください!
ジヌン:映画も主題歌「One day」もみなさんぜひチェックしてください!
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「One day」ディスクレビュー
オーディション番組「熱血男児」から誕生した両グループ名には、プロデューサーのJ.Y. Parkも映画内で語っているように、それぞれ“一番体を活発に動かす午後の2時”、“体を動かさずに心が沢山動く午前2時”の意味が込められている。
そんな両者が融合するから、Oneday=1日。ある意味、彼らを象徴する言葉を冠した楽曲なのだ。2PM+2AM‘Oneday’名義では初の楽曲という点からも重要な位置付けとなる本作が、感動的なバイブスに包み込まれた爽快なダンスチューンとなったのは必然といっていいだろう。
ダンスパフォーマンスが中心の2PMと、歌に重きを置いた2AM。この「One day」は、両者の特色を最大限に引き出すためにブラッシュアップされた佳曲に仕上がった。映画でも印象的なシーンで使われているので、ファンなら確実にチェックしておこう。
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Interviewer:杉岡祐樹
大道監督インタビュー
--そもそも監督は彼らをご存知だったのでしょうか?
大道省一:お恥ずかしい話なんですけど、K-POPの男性グループで……くらいの認識でした。そこからじっくり曲を聴いたりして。一番最初に撮影に入ったのが去年さいたまスーパーアリーナで開催された【JYP NATION in Japan 2011】だったんですけど、現場はカメラマンにお任せして、僕は彼らのパフォーマンスを直に観て、まずそこで感じたものを元に考えようかな、と。
日本だとAKB48とかアイドルとか、成長を見守っていくことがエンターテインメントとして成り立っているじゃないですか。舞台裏も含めて。でも、彼らは日本に来る前の段階から、長年の訓練を経て本国で完成されてから日本にやってくる。アウェイで闘う上での基礎戦闘能力の高さ、異国に乗り込む彼らの覚悟をヒシヒシと感じましたね。取材する僕たちも初めての経験ばかりで、不慣れな異文化コミュニケーションという現場自体が映画の核になればいいと思いました。
--今作では、華やかな世界の裏側にまでカメラが潜入しています。そうした撮影を通して感じたことは?
大道省一:本ッ当に仲が良いんだなっていう絆ですね、10人の絆。日常の中で肩を組んだり手を握ったりって、日本人だとあんまり無いじゃないですか。そこが面白いですね。
--作品は日本で撮影された映像が殆どになりますが、異国で奮闘する10人の緊張などを感じた所はありますか?
大道省一:テギョンとチャンソンが日本のドラマに出演するシーンがありますけど、あれこそ日本語での演技が求められている。共演者も日本人ばかりだし、一番の武器であるダンスや歌も使えないという状況ですよね。チャンソンが日本語で書かれた台本にメモを書き加えているシーンがありますけど、その肝の強さ、挑戦を恐れない心は凄いと思いました。
--また、映画では各メンバー個別にインタビューしている映像も重点的に使用されています。
大道省一:各1時間ずつ、みっちりインタビューさせてもらったんですけど、編集してみると本当に十人十色なメンバーだなって気付きました。そもそも10人って、ドキュメンタリーの題材としては多いんですよ。しかも2組だし、構成が難しい。10人をフラットに並べるわけにもいかない。ただ、彼らの受け答えに個性があるから、それぞれの書き分けが勝手に出来上がっていく。それは本当にありがたかったですね。
--彼らは本国では、いまだに共同生活をしていますが、その部屋にまでカメラが入り込んでいるのは驚きました。
大道省一:あの生活は韓国ならではですよね。映画ではそんなに長く使わなかったんですけど、映像のインパクトはは大きい。芸能人である前に年頃の男の子であるって所は、意図的に出そうと思いました。
--因みに監督は、AKB48のドキュメンタリーはご覧になりました?
大道省一:もちろん1も2も観ましたけど、特に2はめちゃくちゃ面白い。アーティストが違うから同じモノにはならないんですけど、そこへの対抗心というか、しっかり区切って違うものにしようっていう想いはありましたね。同じ路線として。「努力しているシーンを推さずにスポ根映画として成立させられないか?」という想いがあって、彼らの一瞬の表情とかで伝えられたらなって意識はありました。
--具体的には?
大道省一:露悪的、暴露的なモノではなく、きっちりアイドル映画として落とし込む。それは悪い意味や安っぽい意味ではなく。もちろんドキュメンタリーとして映画ファンにも観てもらいたいんですけど、一番最初に観るのは間違いなく彼らのファンじゃないですか。
そういうお客さんに満足してもらえるような、見たことのない表情にドキドキしてもらえるような、真摯なアイドル映画にしたかった。ドキュメンタリーではあるんですけど、オフのシーンとかは半分劇映画っぽい作りにもなってる(笑)。舞台裏もきっちり見せつつ、そこだけを突き抜けるモノではないカオスな仕上がりを意識しました。
--では、もし次作も撮れるとなったら?
大道省一:それはやってみたいです。その時は……、アメリカとかヨーロッパとか、世界に羽ばたく姿が見たいですね。
映画「Beyond the ONEDAY STORY of 2PM」
2012年6月30日よりロードショー
出演:2PM+2AM‘Oneday’
監督:大道省一
主題歌:「One day」2PM+2AM‘Oneday’
劇場情報など詳細はこちら
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Interviewer:杉岡祐樹
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