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BiS 『BiSimulation』インタビュー
BiSプー・ルイ(リーダー)両国国技館ワンマン直前インタビュー敢行! 3月16日 同公演で脱退するわっきーへのラブレターとも言える言葉、約束。過激グラビアの影響、高橋愛の憑依、国技館成功の可能性、新作や現状への本音。アイドルとして、BiSリーダーとして生きていく決意。泣いたり、怒ったり、笑ったり、絶望したり、這い上がったり、人生をそのまま体現する、今最も“生きている”アイドルグループの凄み。とくとご覧下さい。
「荒れますね。私にこんなこと言わせて」
--プー・ルイ立ち会いのもと、わっきー卒業インタビューを行いたかったんですが、わっきーは都合が……
プー・ルイ:わっきーは辞めないっ!
--それが本当なら今すぐ会社戻ってニュース出しますよ?
プー・ルイ:わっきーは辞めないっ!
--……では、その真相は後で聞くとして。最近はグラビアでも活躍中のプー・ルイさん。『週刊プレイボーイ』では着エロ……というか、縄跳びの水着とか、かなり大胆な姿を日本中の男性諸君にお披露目しちゃった訳ですが、ぶっちゃけどんな気分なの?
プー・ルイ:え? あんまり……すでに「My Ixxx」で全裸になってるんで、脱ぐことに対してはあまり抵抗がないんです。そのグラビアの撮影現場でも、途中でタオル巻くのが面倒になっちゃって、ほとんど出したまま歩いてたら「ちょっとは恥ずかしがって! 隠しなさい」ってマネティさんに言われたぐらいで。(※マネティさん……真野恵里菜のマネージャー。最近はプー・ルイのソロ活動にも携わっている)
--理屈的にはどんな恰好にも挑戦できるのは分かるんですけど、縄跳びの水着の方が卑猥じゃないですか。自ら「ルイニーしてください」とか言っちゃってますけど、抵抗ないんですか?(※ルイニー……プー・ルイでアレすること)
プー・ルイ:大丈夫。まだ大丈夫。
--「まだ」というのは?
プー・ルイ:まだ怒られてない。
--そっちか(笑)。じゃあ、我慢してやってる感覚じゃないと。
プー・ルイ:はい。みんな、ルイニーしたらいいと思う。
--お母ちゃんとか心配しない?
プー・ルイ:お母ちゃんは「あれ以上は脱ぐな」って言ってます。
--あれ以上脱ぐとこないよ!
プー・ルイ:だから緩くなったもんです、ウチの母ちゃんも。水着は全部ダメって言ってたのに。「あれ以上」ってことは、縄跳びはOKってことですからね。
--ただ、あそこまでやっちゃうと、AV業界からの誘いとか来たりさ……
プー・ルイ:来たら蹴ってやります。まだ。
--だから「まだ」って何(笑)?
プー・ルイ:1年後は分かんない。今はまだBiSがあるんで、ちょっとお断りさせて頂きます。
--渡辺さん(BiSマネージャー)頭おかしいから、企画さえ面白ければ「OK!」って言っちゃいそうじゃん。ちょっとAV業界の人っぽいし。
プー・ルイ:どういう企画だったらOKですか?
--なんでちょっと乗り気なの?
渡辺さん:それでCDが売れそうだったらいいよね。
プー・ルイ:え? どういうことですか? CDを使ったセックス?
渡辺さん:ちん○をCDの穴に入れ……
プー・ルイ:入んなかったじゃないですか!
--やったことあんの!? まぁでもAVは辞めようね。もう完全に歌手としては見られなくなるから。
プー・ルイ:武道館が失敗したら、赤字の補填の為に契約をします。
--断言しないで!
プー・ルイ:また荒れますね。私にこんなこと言わせて。
▲BiS / "BiSimulation (Special Edit)" Music Video
--勝手に言ってんじゃん! ……話題を変えます。日高央(ヒダカトオル/ex.BEAT CRUSADERS)作曲の新シングル『BiSimulation』。すでにライブでは幾度となく披露していますが、どんな印象を?
プー・ルイ:だんだん好きになりました。
--最初は?
プー・ルイ:最初はヒダカさんの歌っているやつが格好良すぎて、BiSバージョンはあんまり好きじゃなかったんです。あと、私は松隈さんが大好きなので、いきなり別の人、しかも大物の曲を歌っちゃっていいのかな? っていう気持ちもあったんですけど、ライブでやったら盛り上がったので、だんだん好きになっていきました。(※松隈さん……松隈ケンタ。BiSの総合サウンドプロデューサーで、中川翔子などの楽曲も手掛ける。「BiSimulation」でも編曲は担当している)
--ナタリーでヒダカさんと対談してましたよね。どんな人でした?
プー・ルイ:面白かったです。でもサブカル過ぎて、いろんなアーティストとかに例えたりしてくれるんですけど、半分ぐらい理解できなくて。「ハハハ!」ってとにかく笑ってました(笑)。話が難しかった。
--いやいや、分かりやすく説明してたよ! って、なんで俺がフォローしているのか分かりませんけど。というか、ナタリーにケンカ売るのはもう辞めたの?
プー・ルイ:BiSは売ってないですよ!
渡辺さん:(笑)
リリース情報
BiSimulation
- 2013/03/13 RELEASE
- LIVE盤 [AVCD-48642/B(CD+DVD)]
- 定価:¥3,570(tax in.)
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Interviewer:平賀哲雄|Photo:佐藤恵
「私は高橋愛だ!」~「やっと意識が戻ってきました」
プー・ルイ:あれはDiSです。DiSさんの名前は最近聞かなくなりましたね。しばらく大人しい。私、好きなんですけどね。格好良くないですか?
--でも今動きだしちゃうと、せっかくナタリーと仲良くなれたのにまたケンカする形に……
プー・ルイ:いや、だから、BiSは関係ないんで! ……似てるだけ。
--ちなみに松隈ケンタ作曲のカップリング曲。タイトルを「Hide out cut」(ヒダカ)にしたのは?
プー・ルイ:それ自体には大した意味はないらしいんですけど、この曲の歌詞って○○さんをディスってるんですよね?
渡辺さん:違う、アレは辻本。
プー・ルイ:上手くすり替えたんですよ(笑)。ちなみに彼はわっきーより先に飛び立っていきました。(※辻本……辻本翔。BiSファンから昨年初夏ぐらいにBiSサブマネージャーへ転身。が、突然飛び立ってしまったそう)
--ツイッターなど見てると、カップリング曲にも関わらず、えらい人気ありますよね? プー・ルイさんも好きなんじゃないですか?
プー・ルイ:「Hide out cut」は、良い曲って感じ。研究員(BiSファンの総称)は基本的にひねくれ者なところもあるので、カップリング曲の方が好きって言ってるのをよく見かけます。
--あと、BiSってそのときそのときにリリースした楽曲が、気持ち悪いぐらいグループの状況や心境とリンクしていくじゃないですか。「primal.」で「繰り返す思い出は 振り向かずに駆け抜けてきた」って歌ったらメンバーが辞めたり、わっきーが「hitoribochi」で「最後の時までも 弱虫が増える」って歌ったら、100kmマラソンで泣きじゃくりながら限界まで走ることになったり。
プー・ルイ:そうですね。「BiSimulation」もありますかね?
--絶体絶命感は漂ってますよね。
プー・ルイ:助けを求めていたんですかね~。
--プー・ルイ、また最近ネガティブモードでしたよね? その分、表情とか歌声がぶち切れてて格好良かったですけど。
プー・ルイ:(笑)。ツアー中にYUKIと高橋愛ちゃん(モーニング娘。)のDVDを狂ったようにずっと観てたんですよ。そしたら本当に高橋愛が神様だと思えて、私も高橋愛になりたくなって。近くに心の支えがないときって、別の場所に支えを作るじゃないですか。それが私の中で愛ちゃんになってしまって。本当に好きすぎて、家とかでもずっとモーニング娘。を歌ってて、鏡の前で愛ちゃんの顔マネをしてみたりとか、そういう気持ち悪いこともしちゃうぐらい(笑)。で、BiSのライブがだんだん生歌でうたう流れになっていたので、その高まりがそのまま表にも出ていたんだと思います。
--高橋愛が憑依してたんだ?
プー・ルイ:そう! 完全に憑依してて! 全然気付いてもらえなかったと思うんですけど、「私は高橋愛だ!」って感じでやっていたんです。でも……まぁいろいろあって、シュシュシュシュシュー……って集中力が保てなくなってしまって。で、「どうしよう?」って思ってました。
--そこから今は復活したの?
プー・ルイ:全然。でもどうしようもないことってあるんだなっていう。だったら今は耐えるしかない。それもあって、3月に入ってからはほわっとしてて、人に話し掛けられても気付かなかったりとか、起きられなかったりとか。定期的にそういう状態になるんですけど、今回は久々に大きな波が来て。だからずっと親がついてたり……私、どっか行っちゃうんですよ。放浪癖があるんで。帰らなくなったりとか、居なくなったりとか、ただ新宿に終電無くなるまで留まっちゃったりとか。そういうことが過去にあったから、全員が監視体制になるんです。あと、貯金とか全然ないのに、2万円の服買ってたり。それを憶えてなくて、しかも全然欲しくないやつなんです(笑)。
--じゃあ、今も放浪モードなんですか?
プー・ルイ:最近、やっと意識が戻ってきました。昨日たくさん泣いていっぱい寝たし。
--昨日、なんで泣けたんですか?
プー・ルイ:ケンカしたから。渡辺さんに電話で泣きながら怒鳴ってました。仕方のないことなんですけど、気に食わないから。いろんなことを理解はできてるんですよ。「ここでこんなこと言ったって仕方ない」とか「仕事だから」とか。そういう頭で分かってる部分と、だけど「とにかく嫌だ」と思ってる部分があって。それで新宿で泣きわめいて、ママに「やめなさい、電話切りなさい」って言われながら(笑)。で、マネティさんに渡辺さんの悪口いっぱい書いてメールしたら「そうだよね。おかしいよね」ってなだめてくれたので、寝ました(笑)。
--今の話と「BiSimulation」の歌詞、かなりリンクしてますね。
プー・ルイ:ですね。でも「BiSimulation」は、あんまりラストとかのイメージじゃなくてスタートっぽいというか。走り続けますよーっていうイメージだから。ライブで歌ってて泣きそうになるとか、そういうタイプの曲というよりは盛り上げていく曲。「BiS」とか「primal.」は泣けちゃうんですけど。あと、私は「ウサギプラネット」がダメなんです。
--で、その「BiSimulation」は、わっきー(ピュア担当)にとってはラストシングルになる訳ですが。
プー・ルイ:みんなわっきー仕様(初回限定ワッキーホンキーバイバーイ仕様)を買ってほしいと思います。私、目立ちたがり屋だから、基本的にこうやって自分以外の人が目立つの嫌なんですけど、わっきーは全然そういう風に思わない。だって、可愛いじゃないですか!
--脱退決定/発表後のわっきーの様子はどう?(※わっきー脱退……わっきーは、体調不良などを理由に3月16日 両国国技館ワンマンにてBiSを脱退する)
プー・ルイ:涙なしには語れない状況です。
--実際、わっきーはライブとかで泣いてるもんね。
プー・ルイ:でも可愛いんですよ。昨日とか、自分から私にチューしてくれて、抱きついてくれて。最近、私のことをポアちゃんって呼ぶんですけど、「ポアちゃんと離れるのが、BiSを辞める上で一番寂しい」とか言って。小悪魔的な発言をして抱きついてきたりするんですよ。可愛すぎて……どうしようって感じです。でもそうかと思えば、ひゅーって離れていったりするんで、ヤバイ奴です。
--基本的に感覚の生き物っぽいですもんね。小動物っぽい。昨日もファンのみんなが「YELL!!」を歌ったら、泣いてましたね。
プー・ルイ:だから抱きしめました。でもみんながわっきー好きだから、みんながわっきーの横に行きたいんですよ、今。わっきーを構っていたいし、わっきーを抱きしめていたいし、みたいな状況。わっきーの取り合い!
リリース情報
BiSimulation
- 2013/03/13 RELEASE
- LIVE盤 [AVCD-48642/B(CD+DVD)]
- 定価:¥3,570(tax in.)
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Interviewer:平賀哲雄|Photo:佐藤恵
「BiSやりたいのに…………わっきーはやれなくて辞める」
--そんなわっきーの脱退まであと1週間を切った訳ですが、プー・ルイの今の率直な心境を語ってもらえますか?
プー・ルイ:辞めないでほしい。辞めなくていいと思う。辞めなきゃいけないんですけど……普通に考えると。お仕事来れないことの方が多いし、続けられない状態だし、ファンの人もそれは分かると思うんですけど。このまま続けていたら、治るものも治らないので。BiSじゃなくても、芸能のお仕事をやっていたら、落ち着いて自分でどうにかできる状況まで戻れないと思うんですよ。あと、BiSはお仕事なんで、いろんな大人やお金も当然ながら絡んでいるし、このままの状態では活動を続けられないのも分かるんですけど……それでも居てほしいと思うぐらい、可愛い。
--いっそ一緒に暮らしてみては?
プー・ルイ:昨日も仕事帰りに「ポアちゃん、ウチ来ればいいよ、今日。お泊まりしよ?」とか言ってくれて、「本当に行ったろうか?」と思うぐらいだったんですけど、遠慮しておきました。
--汚しちゃいけないと。
プー・ルイ:はい。
--(笑)。わっきーの脱退が決まってから、全国ツアーをはじめとした各ライブは、どんな想いで臨んでいるの?
プー・ルイ:もう5人でのライブは数えるほどしかないので。わっきーが楽しくできるように、研究員さんも楽しくいられるようにやりたいなって。みんな、いろんな嫌なことあるけど。今はこんな状況だから、研究員さんもBiS見てて「嫌だ」って思うこともあると思うんですけど。でもそれはいったん置いておいて、わっきーの為にやりたいなって。
--そこに集中したいと。
プー・ルイ:だって泣くんですよ。「みんなと一緒にいたい」って言って……………………。
(プー・ルイ、号泣)--……。
プー・ルイ:辞める理由が今までとは違うから。仕方のないことだから。……BiSやりたいのに…………わっきーはやれなくて辞める。そんなわっきーを見ていたら、やれるのに「辞めたい」とは言えない。だからわっきーが………………戻ってこれるように……BiSを続けたいんです。そのときのメンバーは全然違うかもしれないですけど(笑)。
--いやいやいや(笑)。
プー・ルイ:どうなってるかは分からないけど、わっきーが「戻ってきたい」って言ったら……………「戻ってきていい」って思うぐらい、私はわっきーが好きです。
--では、そんなわっきーとの日々を振り返りたいんですけど、昨年の4月、avexからのメジャーデビューと同時にBiSへ加入。最初の印象はどんな感じだったんですか?
プー・ルイ:オーディションでは、アントニオ猪木の服着たりとか、「ダンスが1番です」って踊ってみたりしていたんですけど、入ってみたらラジオ一本出るのにも超緊張しちゃって震えていたりとか、可愛いなって思ってました。あと、渡辺さんとミッチェル(キモイ担当)と私とわっきーでご飯食べに行ったことがあるんですけど、それが何かのインタビューの帰りで。インタビュー中にわっきーが緊張しちゃって言葉尻が荒かったことを、渡辺さんが「そういうのは損だよ」ってちょっと注意したんですよ。そしたら泣いちゃって。で、渡辺さんが慌ててホットココアを買って「泣かないで。怒ったんじゃないからね」ってなだめていたのが印象的でした(笑)。
--わっきー加入から約1ヶ月後。初のBiS大阪ワンマンライブでは、当日の朝に寝起きの渡辺マネージャーのちんこを誤って見てしまい、泣き出す場面もありましたね。
プー・ルイ:アハハ! わっきー、泣いてましたね(笑)。可愛い。
--でも最近はプー・ルイとミッチェルの下ネタ教育もあってか、その手の言動に免疫できましたよね。「アナ○」とか言われてもニコニコしてる。
プー・ルイ:「アナ○」は、わっきーとミッチェルと私が同じ電車で帰っていたときに、私とミッチェルがゲスい話をしてて。そしたら、わっきーが「アナ○」という言葉を知らなかったから「何? アナ○ってなーに!?」って無邪気に聞いてきたんです。だから「すごく可愛い言葉なんだよ。わっきー、今日から“アナ○ちゃん”って呼んであげるから」って言ったら、「なーにー!? アナ○ちゃんって言うのー? アナ○! アナ○!」ってずっと楽しそうに騒いでて。で、私が電車下りた後も、ずっと「アナ○! アナ○!」ってうるさかったから、ミッチェルが本当の意味を教えてあげたらしくて、次の日に怒られました。「可愛くないじゃん!」って。
--また、サマソニではイントレによじ登って猿のように大暴れ。とても輝いて見えました。ああいうアクションに関しては、怖いモノ知らずですよね。
プー・ルイ:ですね。ちっちゃい頃、わっきーは裸で街を歩いてたんですよ。服を着るのが嫌だったらしくて、暑くて服を全部脱いじゃう子だったらしくて。BiSの先を行ってたんです。
--そんなわっきーが“何かを変えたい”と、プー・ルイと共に挑戦した“24時間100kmマラソン”。最中は必死だったと思いますが、今振り返るとどうですか?
プー・ルイ:わっきーとだったから、あそこまで走れた。他のメンバーとだったら無理だったかな。私は先にリタイヤしたんですけど、そこまでの時間も相当長かったじゃないですか。だけど、わっきーに対しては一回もイラっとしなかったし……ただ、恐ろしいなと思いました。「まだ走んのか!?」って。
▲BiS / "hitoribochi" Music Video
--素人で約90km。最後まで24時間内にゴールしようと、泣きながら爆走してましたからね。そのわっきーの勇姿が収められた「hitoribochi」のミュージックビデオを観たときは、どんな気持ちになりました?
プー・ルイ:あれも他のメンバーだったらすごくムカついたと思うんですよ。性格的に「私が言い出したことなのに、全部持っていっちゃって」とか。でもわっきーだから全然そんな風に思わなくて。「目立っちゃってごめんね」とか言ってくるんですけど、「全然いいよ。わっきー、頑張ったんだから」みたいな感じでした。
--ただ、あの挑戦を境にわっきーは、体調不良を理由にライブを休むようになり、長い活動休止期間もありました。それに対してはどんなことを思っていました?
プー・ルイ:寂しいなと思ってました。でもあの時期は自分のことでいっぱいいっぱいで、あんまりわっきーのことは考えられてなかったかも。ただ「居なくて寂しいな」って。わっきーがいれば、みんな明るくなるから。
--前回のインタビューで彼女は、「ツイッターとかも見たくなくて、みんなと会うのも「どうしよう?」って思っていたけど、実際に会ったら全然変わらずに優しく接してくれたんです。休んだことによって「みんなと居られて良かったなぁ」って思えて、そういうことでBiSのことをもっと好きになれた気がします。温かさを感じる」と語っていました。
プー・ルイ:良い娘だなぁ。わっきーだって悪口も言うし、普通のところもいっぱいあるんですけど、それ以上に良い娘。わっきーに何か言われると、心が洗われる。本当に可愛いんですよ。
--今日、何回「可愛い」って言いました?
プー・ルイ:だって可愛いんですよ。
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BiSimulation
- 2013/03/13 RELEASE
- LIVE盤 [AVCD-48642/B(CD+DVD)]
- 定価:¥3,570(tax in.)
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Interviewer:平賀哲雄|Photo:佐藤恵
「武道館に行きたかった」
--そんなわっきーが、3月16日 両国国技館でのワンマンライブを最後にBiSから去ります。改めて聞きたいんですけど、リーダーから見てわっきーはどんなメンバーだったと思いますか?
プー・ルイ:一番良い娘。唯一、100%良い娘。他人のことを考えられるし、グループ活動をしていく上で……わっきーは前に出ていけないから損はしちゃうんですけど、大切な存在。他のグループに行っても多分成立するような性格だと思います。もし仮にこのままわっきーがBiSに居続けることができていたら、最終的に一番人気になった気がする。一番アイドルだから。例えるなら誰だろうなぁー? あ、亀井(絵里/モーニング娘。)ちゃん。
--では、共に1年近く歩いてきた仲間としては?
プー・ルイ:辞めないでほしい。あの、私はみんなに一番何があっても大丈夫だと思われてるから。でも、(わっきーは)ラインとかくれたり。この前も感情的なツイートをしてしまったときに、わっきーだけラインくれて。もう辞めるって決まって一番ツラいはずなのに…………そういうことをやってくれたりして。BiSに入った時期は遅いんですけど、いっぱい喋ったりとか、悩み聞いたりとか…………だから、わっきーが居なくなるのは寂しい。
--わっきーってプー・ルイにとって精神的支柱だったじゃないですか。ツイッターにも「ゆけしゃんも、わっきーも、僕の横の人いなくなっちゃうの、大好きなのに」って書いてたし。(※ゆけしゃん……ユケ。元BiSメンバー。2011年いっぱいで脱退)
プー・ルイ:「ウサギプラネット」のフォーメーションで、私と向き合う人はいつも居なくなっちゃから…………………………。この前、西麻布elevenでやったライブ。あんまり憶えてないんですけど、わっきー休んでる中で「ウサギプラネット」やったら、「わっきー居なくなったらこうなるのかな?」って思ったりとかもして。「primal.」の最初とかも私とわっきーが入れ違ったりするんですけど……そこにわっきーが居なくて。もうそのことしか考えられなくなっちゃって、ずっと泣いてたんですけど。
--そういう理由だったんですね。
プー・ルイ:ユケの分を歌ってるのもわっきーだし。なんか、また居なくなるんだなって思って。でもわっきーは辞める理由をすべて自分のせいにしていて。大体辞めるときって、BiSを悪者にする精神状態になると思うし、ユケも「あのときは正直、自分をどう守るかしか考えられなくなってて。ごめんね」って言ってたんですけど、そうなるんですよね。でもわっきーはそういうことをしなかったし、ブログにああいう風に書いたことは、わっきーらしいなって。みんなが悪いんじゃないってちゃんと言うことってあんまり出来ないと思うんですよ。国技館を下見に行ったときも「武道館に行きたかった」って。………………………「一緒に行けなくてごめんね」って泣きながら言ってきて。
--…………。
プー・ルイ:そういう姿を見てるから……………………国技館は成功させなきゃいけないんですけど、チケット売れてないから(笑)。
--笑っちゃったね(笑)。
プー・ルイ:まぁキャパのことは一旦置いておいて、来た人がみんな「楽しかった」って言って、良かったと思ってくれたら、それはそれで成功になるとは思うから。普通に考えて埋まらない会場を選んだ訳だし。
--まだ分かんないですけどね。
プー・ルイ:まだ分かんないですけど、諦めてるとかじゃなく。初めて来る人も多いと思うから、そういう人も満足させて「楽しかった。また来たい」と思ってもらえるような感じにすることが、わっきーにとっても一番良いのかなって。
--プー・ルイの場合、彼女がいたからこそ乗り越えられたこともたくさんあったと思うんですけど、そこはどう?
プー・ルイ:わっきーがいなかったらもっとおかしくなってたと思う。わっきーとミッチェルが入ってくれたことは、ゆっふぃー(優等生担当))ものぞしゃん(マイペース担当)も良かったと思ってるし。だから私は「武道館で戻ってこようね」って約束して。「わっきーが帰ってくるまで、辞めないで待ってるね」って。そしたらわっきーは泣いてた。「メンバーは違うかもしれないけどね(笑)」って言ったら、笑ってた。
--それまでわっきーが居なくてもやっていけそう?
プー・ルイ:やっていきます。
--不安は?
プー・ルイ:もちろん「どうなっちゃうんだろう?」っていうのはあります。だけど、もう動き始めてしまってるから。いろんなものを乗せて。研究員さんもここまで増えてるし、お金もかけてもらってるし。だから辞めないです。辞められない。
--国技館では、わっきーをどんな風に送り出してあげたいなと思いますか?
プー・ルイ:「Never Forget」を流して、花をそれぞれ10本ずつぐらい持って、それをわっきーに1人ずつ渡して、花束を完成させるんです。そして最後に泣きながら「涙ッチ」を歌うんだけど、私は歌えなくなって。わっきーが「歌って」って言って、マイクを私に向けてくるやつがやりたい。
--完全にモーニング娘。だね。
プー・ルイ:アハハハハ!「涙ッチ」じゃないですね。BiSは「primal.」。でも悲しいやつはわっきー泣いちゃうと思うから、何事もなかったようにパーッとできるといいな! でもミッチェルも泣くぜ。一緒に入ってきましたからね。
--ちなみに国技館のチケットってどれぐらい余ってるんですか?
渡辺さん:6150枚。
一同:(爆笑)
渡辺さん:今回チケット高かったから……。
--まぁでも当日来ても観れないことはないという。
渡辺さん:当日券はもしかしたらデフレ起こして、タダになるかもしれない。
プー・ルイ:もうガラガラを話題にするしかない!
--BiSだなー(笑)。
リリース情報
BiSimulation
- 2013/03/13 RELEASE
- LIVE盤 [AVCD-48642/B(CD+DVD)]
- 定価:¥3,570(tax in.)
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Interviewer:平賀哲雄|Photo:佐藤恵
BiSimulation
2013/03/13 RELEASE
AVCD-48644 ¥ 1,100(税込)
Disc01
- 01.BiSimulation
- 02.Hide out cut
- 03.BiSimulation -Acappella-
- 04.Hide out cut -Acappella-
- 05.BiSimulation -Instrumental-
- 06.Hide out cut -Instrumental-
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